タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金3~4 講義 7.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022102310 地学演習[Seminar on Earth Science(Seminar on Earth Science)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
千々和 一豊
担当教員[ローマ字表記]
千々和 一豊, 北沢 千里 [KITAZAWA Chisato]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
地学分野の内容をより深く理解するための実践的演習を行う。
授業の到達目標
地学分野の基礎的な概念を学ぶとともに、課題解決のための研究手法・スキルを身につけることができる。
地学分野の基礎的概念・事項についての知識と理解を深めることができる。
地学的なものの見方(とくに時間・空間概念)を身につけることができる。
身近な自然(地学)現象に興味・関心を抱き、探求しようとする態度を身につけることができる。
前向きに授業・演習等に取り組むことができる。
課題解決のための観察力・実験技術・機器操作法やプレゼンテーション能力を身につけることができる。
野外調査や各種実験を自らが企画できる。
授業計画
【全体】
前半は地学各領域の課題解決のための演習、後半は岩石薄片の作製および偏光顕微鏡観察を通して岩石鑑定のための実践的実習を行う。
(授業形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 課題解決1(地質図学) ・走向と傾斜を使った露頭線の作図(復習)
・3点図法による境界面の走向・傾斜の求め方
復習とレポート作成に約2時間
第2回 課題解決2(ケプラーの法則の検証)


・第1法則の検証
・第3法則の検証
  両対数グラフで表現される
  関数式を求める
復習とレポート作成に約2時間
第3回 課題解決3(惑星現象) ・惑星の運行データを星図に示しながら、各惑星の運行の特徴を調べる 復習とレポート作成に約3時間
第4回 課題解決4(膨張する宇宙) ・ハッブル-ルメートルの法則の検証
 赤方偏移、後退速度の計算
 ハッブル定数の算出と宇宙の年齢
復習とレポート作成に約2時間
第5回 課題解決5(潮汐) ・各地の潮汐データの比較からわかること
・関門海峡における流向変化と潮汐
復習とレポート作成に約2時間
第6回 課題解決6(日時計の製作) ・各種の日時計-日時計製作の要点
・コマ型日時計の製作と設置
復習とレポート作成に約2時間
第7回 課題解決7(日時計から日本標準時を求めるための補正) ・時刻補正が必要な理由
・地方視太陽時から日本標準時を求める補正表の作成
復習とレポート作成に約2時間
第8回 課題解決8(日影曲線の作成) ・太陽の移動曲線の作成(終日)
・太陽の日影曲線の作成(終日)
復習とレポート作成に約2時間
第9回 課題解決9(日影曲線の解析) 日影曲線を解析し、以下の事項を求める。(南中時刻、南中高度、真北、偏角、緯度、均時差、経度) 復習とレポート作成に約2時間
第10回 岩石薄片の作製1 ・薄片用岩石試料の一次切断
・一次研磨/乾燥
空き時間に各自の作業を継続する
(約1.5時間)
第11回 岩石薄片の作製2 ・スライドガラス貼付
・二次切断(スライスカッタ-使用)
空き時間に各自の作業を継続する
(約1.5時間)
第12回 岩石薄片の作製3 ・二次研磨(粗研磨) 空き時間に各自の作業を継続する
(約1.5時間)
第13回 岩石薄片の作製4 ・二次研磨 
  仕上げ研磨と乾燥
空き時間に各自の作業を継続する
(約1.5時間)
第14回 岩石薄片の作製5 薄片完成に向けた仕上げ作業
・カバーガラス貼付
・試料ラベル貼付

空き時間に各自の作業を継続する
(約1.5時間)
第15回 岩石薄片の偏光顕微鏡観察(1) ・偏光顕微鏡の取扱い方(復習) 
・造岩鉱物の光学性の確認
 (観察事項と鉱物鑑定)
復習とレポート作成に約2時間
第16回 岩石薄片の偏光顕微鏡観察(2) ・作製した岩石薄片の観察
・岩石鑑定とディスカッション
復習とレポート作成に約2時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 15% C: 50% D: 5%
成績評価法
宿題・授業外レポート 60%
授業への参加度 40%
教科書にかかわる情報
備考
講義・演習資料を毎回配布します。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
地質図学、潮汐、天文、日時計、時刻補正、日影曲線、岩石薄片、偏光顕微鏡観察
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
関連科目
地学概論Ⅰ、地学概論Ⅱ、地学実験
履修条件
連絡先
chijiwa@yamaguchi-u.ac.jp  
研究室:教育学部4階(TEL:083-933-5354)
オフィスアワー
問合せ、学習相談等がありましたら、メールでお知らせください。

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