タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木5~6 講義 3.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022102510 美術史Ⅱ(鑑賞並びに日本の伝統美術及びアジアの美術を含む。)["Introduction to Art History II (including Appreciation and Japanese Traditional Art and Asian Arts)"] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
菊屋 吉生[KIKUYA Yoshio]
担当教員[ローマ字表記]
菊屋 吉生 [KIKUYA Yoshio], 上原 一明 [UEHARA Kazuaki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
日本美術史、とくに日本の近世絵画史(室町期~江戸期)に関して、流派とスタイルという観点から論述する。なお 日本をとりまく当時の東アジア諸国とのつながりも含む。
授業の到達目標
授業を通して、日本の室町期以降、江戸期までの日本美術史を概観し、その社会的、文化的背景を理解するとともに、とくに東アジア地域の諸外国の文化芸術との交流、あるいはそれらの共通点や相違点なども整理し、アジア文化圏への関心も喚起できる。またこうした知識と理解をもととして、学校教育や社会教育の分野においても、子供たちや一般社会人に対して、日本美術史の概要を体系的に授業したり、説明できる。
授業計画
【全体】
とくに日本の各時代における絵画と流派の問題を軸として、室町期の初期水墨画の成立から話しをはじめ、桃山期、江戸期と時代を下りながら、当時の新しい絵画状況をスライドなどを使いながらヴィジュアルに解説する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 全体説明 これからの授業の内容の全体説明と注意事項の伝達。 教科書の購入の指示・レポート提出の演習。
(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 初期水墨画(1) 室町水墨画の成立とその特色に焦点をあてる。中国の禅宗絵画との関連についても述べる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 初期水墨画(2) 室町水墨画の画系に焦点をあてる。中国の水墨画の影響も考える。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 雪舟とその画系 雪舟の画業と特色、その後継者に焦点をあてる。中国に渡ってその水墨画の影響を受けつつ、水墨画の和様化をなしとげた雪舟の画風の本質を述べる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 狩野派の流れ 室町期から江戸期までの狩野派の流れに焦点をあてる。その朝鮮絵画との関連についても述べる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 桃山時代の巨匠たち 桃山時代を彩った巨匠たちに焦点をあてる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 琳派の流れ 桃山後期から江戸末期までの琳派の流れに焦点をあてる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 日本絵画の鑑賞(実地研修)と日本の伝統美術及びアジアの美術について 日本伝統絵画の実作品を鑑賞し、その魅力を考察する。実作品をもととした鑑賞教育の在り方についても学ぶとともに、アジア(とくに中国・朝鮮美術について学ぶ)。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 円山応挙と写生画 写生画派の祖である円山応挙とその後継者に焦点をあてる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 奇想の画家たち 江戸中期の若冲、蕭白、蘆雪などの奇想の画家に焦点をあてる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 浮世絵前史 近世初期風俗画 浮世絵誕生前の近世初期風俗画に焦点をあてる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 浮世絵誕生と錦絵の成立 浮世絵の誕生と錦絵の成立に焦点をあてる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 浮世絵の黄金期 清長、歌麿、写楽など浮世絵の黄金期に登場した浮世絵師たちに焦点をあてる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 葛飾北斎の画業 幕末期に活躍した葛飾北斎に焦点をあてる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 歌川派の3巨匠 幕末期に活躍した歌川派の3巨匠(国貞、国芳、広重)に焦点をあてる。前回の北斎も含め西欧絵画への影響も述べる。 課題レポートの提出
(学修時間の目安:4時間以上)
第16回 試験 学期末としての試験 授業全体を総括する試験となります。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 5% C: 15% D: 5%
成績評価法
小テスト10%、レポート10%、学期末筆記テスト80%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 増補新装カラー版 日本美術史 ISBN 9784568400656
著者名 辻惟雄 編 出版社 美術出版社 出版年 1991
備考
テキストは古本でもかまいませんが、増補新装カラー版であるようにしてください。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 住み続けられるまちづくりを
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
美術史Ⅰ
履修条件
連絡先
kikuya@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
非常勤であるため、授業日以外は大学へはおりません。緊急の連絡の際は、メールか学務係での問い合わせでお願いします。

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