タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木5~6 講義 6.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022102608 公衆衛生学[Public Health] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
青木 健[AOKI Ken]
担当教員[ローマ字表記]
青木 健 [AOKI Ken]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
人間が一生を通じて健康に生活していく中で、直面する可能性がある身体への影響について、衛生学・公衆衛生学の観点から講義を展開する。その中で、各自で実施できる対策について考察することに加え、社会構造や制度、施策に即した健康の増進や維持のあり方について論ずる。
授業の到達目標
日本だけでなく世界が直面している衛生・公衆衛生学上の重要な課題について幅広く理解することができ、それを基に保健・医療・福祉に加え、環境・文化・教育・経済などの視点から論理的に分析し、問題を解決することができる。それにより自らが社会の一員として、健康の増進や維持への意欲を高めていける。
授業計画
【全体】
中学校・高等学校での保健科授業を展開する上で必要な知識の背景にある社会的事情や歴史的背景、今後の展望などを中心に授業を展開していく。人間が一生を通じで健康に生活していく中で直面する問題に対して、衛生学・公衆衛生学が果たす役割について理解を深める。さらに受講者が参加できる方法をとりいれ、諸問題への解決の方策について、様々な事例をもとに話し合いを行う。それらを基に自分自身の健康増進への意欲を高めることのできる授業を目指す。
担当形態:【単独】
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 衛生学・公衆衛生学の成り立ちと現状 衛生学・公衆衛生学の歴史と現在における関係 配布した講義資料や参考書を参照し復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第2回 衛生学・公衆衛生学の概念 実験と調査の違い、およびエビデンスについて 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第3回 環境保健(1)環境と適応の基本的概念と特徴 環境への適応の種類とその事例について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第4回 環境保健(2)環境や生態系の変化が健康と生活に与える影響 環境変化により引き起こされる疾患について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第5回 環境保健(3)環境基準と環境影響評価 環境保全のための各環境基準と環境影響評価の重要性について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第6回 環境保健(4)物理的因子による健康影響 温熱環境、放射線、騒音、振動による影響について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第7回 環境保健(5)化学的因子による健康影響 様々な化学物質による影響について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第8回 産業保健(1)職業に関連する健康影響 職業別による様々な影響および疾患について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第9回 産業保健(2)作業健康管理、作業管理、健康管理 職場での健康をまもるために必要な3つの管理について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第10回 社会環境の変動と統計 人口動態統計、死因統計からわかる社会の変動について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第11回 高齢者保健および精神保健福祉 保健の観点から考える高齢社会等について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第12回 生涯にわたる健康維持・増進制度と予防医学 健康日本21を基にした健康維持・増進制度について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第13回 母子保健の現状と対策 妊娠、出産から就学までの期間における保健制度について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第14回 感染症の現状動向と予防対策 世界ならびに日本における感染症の動向と基本的な対策について 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第15回 食品保健について 食中毒、食品の安全管理等について これまでの授業で学んだ内容について、総合的な観点から復習(4時間)を行う。
第16回 試験 筆記試験
全内容の振り返りとまとめ含む
これまでの授業で学んだ内容について、総合的な観点から復習(4時間)を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 20% C: 15% D: 10%
成績評価法
授業への参加態度、宿題・授業外レポート、受講者の発表(プレゼン)、学期末の筆記テストで評価します。
【授業への参加態度 35%、宿題・授業外レポート 10%、受講者の発表(プレゼン)10%、学期末の筆記テスト 45%、出席 欠格条件】
教科書にかかわる情報
備考
適宜、プリントを配布します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 シンプル衛生公衆衛生学2024 ISBN 9784524210220
著者名 辻 一郎 (監修) 出版社 南江堂 出版年 2024
参考書 書名 国民衛生の動向 2024/2025 ISBN
著者名 出版社 厚生労働省統計協会 出版年 2024
備考
メッセージ
中学校、高等学校の保健の教科書を精読するとともに、日常から関連するニュースの情報や記事の収集ができるよう心掛けてください。
キーワード
環境保健、産業保健、母子保健、労働衛生、健康維持、健康増進
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
学校保健
履修条件
連絡先
研究室:教育学部C棟125室
E-mail:aoki.ken@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時:対面あるいはメールで対応します

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