開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
火7~8
演習
5.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1022102702
木材加工演習[Seminar on Wood Working Exercise(Seminar on Wood Working Exercise)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
岡村 吉永[OKAMURA Yoshihisa]
ー
担当教員[ローマ字表記]
岡村 吉永 [OKAMURA Yoshihisa]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
木材およびその加工に関する基礎的な講義を行った後,実習を行い実践的にこれを理解する。
実習では,中学校の技術・家庭科での指導を想定し,手加工を中心とした基本的な加工法を身に付ける。
※ 製図および木材加工法を履修済みであること。
授業の到達目標
木材や木質材料に関する基礎的な知識を身に付けている。
木材の加工に使用する工具や機械についての,正しい知識と実践力を身に付けている。
木製品の製作工程について実地に理解し、実践できる。
授業計画
【全体】
【注意】受講資格として、木材加工法の単位を取得済みであること。
木材及び木質材料の加工に関する基礎的な知識を身に付けた後,実習を行って工具や機械の扱いを実践的に学習する。
※ 令和6年度以降、履修者多数の場合は、安全面と実験室や装置・設備のキャパシティーを考慮して人数制限(最大10名まで)をすることがあります。その場合、技術教育選修の学生を第1優先とし、他選修で技術科免許取得希望者を第2優先とします。
ただし、他選修の学生は、4年生から順に優先します。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
木材および木質系材料の特徴・性質
1.木の特徴および性質
2.木質材料の特徴および性質
1.身近な木製品について調べる。作業安全に関する学習。(4時間)
第2回
木製品の考案・設計。作業行程立案。作業管理。安全管理
1.設計・考案の考え方
2.設計・考案の立案
3.作業工程・作業管理
4.安全管理
5.受講資格試験
1.設計・考案に関する課題(4時間)
第3回
木材および木質系材料の一般的加工方法について(概説)
1.切削加工
のこぎり,かんな など
2.けがき・採寸
工具の使い方に関する振り返り(4時間)
第4回
製材<帯のこ盤>。
基準面作り<手押しかんな盤>(実習を含む)
1.帯のこ盤の操作
2.手押しかんな盤の使い方と安全
1.作業レポート(4時間)
第5回
材料の木取り<さしがね,のこぎり>(実習を
含む)
1.木取りと採寸の基礎
2.さしがねの使い方
3.のこぎりの使い方
1.作業レポート(4時間)
第6回
丸のこ盤の使用方法と安全管理(実習を含む)
1.丸のこ盤について
2.丸のこ盤の使い方と安全
1.作業レポート(4時間)
第7回
部品加工1<部品加工の方法(概説)>(実習を含む)
1.作業工程の見直し
2.部品加工の意味
3.正しい寸法計測の重要性
1.作業レポート(4時間)
第8回
部品加工2<かんな,のみの使用方法>(実習
を含む)
1.かんなの使い方と加工方法 順目と逆目
2のみの使い方と加工方法・安全
1.作業レポート(4時間)
第9回
部品加工3<部品検査の方法>(実習を含む)
1.前回の続き
1.作業レポート(4時間)
第10回
部品加工4<各部品の仕上げ>(実習を含む)
1.各部品の完成
1.作業レポート(4時間)
2.部品が完成しない場合,補習等を行う。
第11回
仮組み立てと調
整(実習を含
む)
1.仮組みの仕方と注意点
2.仮組み時における不具合の修正
1.作業レポート(4時間)
第12回
組み立て(実習を含む)
1.各種接合方法および接合材料の紹介
2.接合の実際
1.作業レポート(4時間)
第13回
組み立て後の検
査と調整法(実
習を含む)
1.接合部の確認(直角,隙間等,スコヤの使
い方)
1.作業レポート(4時間)
第14回
仕上げ法<塗料および塗装>
1.木材塗装の意義および種類
2.塗料および用具の使い方
3.塗装の実際
1.作業レポート(4時間)
第15回
仕上げ法<塗料および塗装>
その2(実習を含む),まとめ
1.塗装
下塗り
中塗り
仕上げ塗り
注)作業の進み具合や天候により,実習の変更を行う場合がある。
1.作業レポート(4時間)
2.塗装が終了しない場合,補習等を行う
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: --% C: 40% D: --%
成績評価法
授業レポートおよび学習態度,作品の完成度等を総合的に判断する。
学習態度30%、レポート40%、作品(成果物)30%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
木材の性質と加工
ISBN
4304020056
著者名
山下晃功ほか
出版社
開隆堂
出版年
1993
備考
実習用テキストは,別途配布します。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
作業着(ジャージ等,繊維が引っかかりやすい素材は不可),上履き(スリッパ,サンダルは不可)が必要です。
使用する工具等は,初回の授業で説明します。材料費を徴収します。
実習時間を確保するため時間を延長して行う場合があります。
外気温や天候など、安全や作業に影響を与える要因によって、適宜内容を入れ替える場合があります。
キーワード
技術・家庭科,木材,木材加工
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
木材加工法,製図
履修条件
木材加工法を履修済みであること
連絡先
okasun@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日10:30~11:30
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