タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 火5~6 その他  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022102902 言語学概論Ⅱ[Introduction to Language and Language Studies II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
久保田 舞
担当教員[ローマ字表記]
久保田 舞
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
言語学の基礎的な考え方や、言語学上の概念を理解し、人間にとっての言語の存在や、言語変化、言語の多様性を観察する。
実際の言語運用を客観的に観察し、社会における言語の姿や、コミュニケーションにおける言語の役割を学び、言語についての理解を深める。また、英語教育の実践において、言語学的知識がどのように活かされるかを学ぶ。
授業の到達目標
・言語学諸領域の基本的な概念や用語を理解する。言語学諸分野で扱われる英語に特徴的な言語現象を理解する。英語の言語記述の方法や規則の見つけ方を学ぶ。
・英語の言語現象を客観的に観察し、論理的に分析する思考法を身につける。
・言語学的なテーマについて広く関心をもち、主体的に分析することができる。
・これまで習った文法や実際の英語表現をもとに、主体的に疑問点やテーマを見つけることができる。
・英語に特徴的な文法現象について、習った理論や用語を用いて、適切にわかりやすく説明することができる。
・英語に特徴的な言語現象を知り、英語学習者が注意すべき点をわかりやすく説明することができる。
授業計画
【全体】
言語学の諸分野の用語や概念を学ぶ。
実際の言語現象を客観的に観察し、言語の多様性を実感するとともに、言語学的概念や用語を用いて分析し、適切にわかりやすく説明する。実際に言語を使用してコミュニケーションを行う際に必要な知識を理解する。
言語学的観点が英語学習においてどのように活かされるか考察する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション 講義の目標と進め方、シラバスの説明、成績評価の方法 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 言語とは・言語の普遍性と規則性 言語の普遍性と多様性を学ぶ。言語現象に規則性を見出し、原理的に分析する考え方を学ぶ。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 英語史 英語を歴史的に見る見方を学び、英語の音声や語彙、文法についての疑問を英語史的観点から考察する。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 音声学・音韻論 英語の音声の分類、音素、アクセント付与の規則を学ぶ。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 語形成 単語ができる過程とその規則性を学ぶ。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 形態論 英語の単語を細分化し、語を形成する要素とその役割を学ぶ。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 文法 英語の特徴的な文法現象を取り上げ、規則性を探す。
英語の文法とそれが持つ意味や機能について言語学的観点から考える。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 統語論 文を構造的に捉える生成文法の取り組みを学ぶ。様々な英語の文法現象を統語的観点から説明する。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 統語と意味 統語的分析と意味論的概念について学ぶ。両者の関わりについて理解する。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 意味論 意味論における言語の記述方法を学ぶ。英語の比喩的な表現について学び、その機能を理解する。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 語用論 文が文脈の中でどのように解釈されるか理解する。発話の意図を正しく捉えるために必要な知識について考察する。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 語用論 文字通りの意味とは異なる意味を持つ表現や、丁寧な表現などを学ぶ。英語と日本語の丁寧表現やことわりの表現の共通点・相違点を考える。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 言語獲得 母語獲得、第二言語獲得それぞれの過程を学ぶ。
英語を第二言語・外国語として獲得する際の効果的な方法や動機付けについて考察する。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 日本語と英語の文法 英語と日本語の文法の違いと共通点を観察し、日本語母語話者が英語学習において難しく感じる点を、言語学的観点から理解する。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 総括 これまでの授業の内容の振り返り。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第16回 試験 これまでの内容のテスト 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テスト 40%, 授業態度・発表 10%, 授業内レポート 30%, 授業外レポート・課題 20%
教科書にかかわる情報
備考
※教科書は使用しません。授業内でプリントを配布します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 グローバルコミュニケーションのための英語学概論 ISBN 9784766422139
著者名 井上逸兵著 出版社 慶應義塾大学出版会 出版年 2015
参考書 書名 斜めからの学校英文法 ISBN 9784758925709
著者名 中島平三 出版社 開拓社 出版年 2017
参考書 書名 新世代の言語学 : 社会・文化・人をつなぐもの ISBN 9784874242742
著者名 飯野公一 [ほか] 編著 出版社 くろしお出版 出版年 2003
参考書 書名 言語学入門 ISBN 9784385364216
著者名 斎藤純男著 出版社 三省堂 出版年 2010
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 人や国の不平等をなくそう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
履修条件
連絡先
kubotamai@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
火曜日12時から12時50分

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