開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木7~8
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1022102905
英語文学講義[Lecture on Literature in English(Lecture on Literature in English)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
藤本 幸伸[FUJIMOTO Yukinobu]
ー
担当教員[ローマ字表記]
藤本 幸伸 [FUJIMOTO Yukinobu]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
現代社会の課題との関連を探りながら、英語文学の物語を読み、その物語が描き出す現代社会の課題を多面的能動的に議論する。また、発音、語彙、文法、読解、ライティング、プレゼンテーションなど、英語教員に必要となる技能も養成していく。
授業の到達目標
英語文学が取り上げる家族・格差・人種・戦争・自然(環境)・科学(医療)技術などの現代的課題とその英語表現に積極的な関心を持ち、また解の見えない現代的課題の多様な考察と関連させて多角的能動的に物語を解釈し、その解釈を説得的に表現することができる。
授業計画
【全体】
英語文学が取り上げる現代的課題の中から科学(医療)技術に焦点を当てる。現在の科学(医療)技術が抱える問題を、様々な資料や図表を使って関心を高めながら、家族をテーマとする英語文学を多面的に解釈する読み方を理解し実践する。授業の進度に合わせて、作品を変更する場合がある。(授業形態:単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
「バートルビー」紹介
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
19世紀アメリカ社会と物語について
変革期の社会とそこから取り残される者たち
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
物語の技法(読者の共感)
語り手の語り口と登場人物の紹介
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
物語の技法(反復と省略)
仕事を突然辞めるバートルビーと語り手の戸惑い
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
物語の世界と現実社会
市場社会の成功者と落伍者
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
物語の結末
I would prefer not toをどう解釈するか
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
バートルビーとは何者か
作品の考え方・論じ方
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
グローバリゼーションとディアスポラ
グローバリゼーション時代の見えない存在(徐京植)
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
1967年のベンガル社会と物語について
『その名にちなんで』紹介
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
ベンガル文化とホスト国文化
子どもの名付けを巡る文化衝突
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
ホスト国で生まれたディアスポラ
親世代の祖国と子ども世代の祖国
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
ホスト国に帰属意識を持ち始めるディアスポラ
ホスト国富裕層への帰属意識と親の死によるベンガル文化回帰
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
帰属意識をこじらせたディアスポラ
ディアスポラのホスト国でのジェンダー問題
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
ディアスポラの二重生活の実験
「かつては故郷で、今では異国のような都市に帰る」母の強さ
配布資料を使って授業の振り返りと授業準備をする(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
グローバリゼーション時代のディアスポラという生き方
レポートの考え方・論じ方:引用の仕方と明瞭区別性を知る
配布資料を使って授業の振り返りをする(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内レポート50%、学期末レポート50%で評価する
教科書にかかわる情報
教科書
書名
『書記バートルビー/漂流船』
ISBN
9784334753160
著者名
ハーマン・メルヴィル
出版社
光文社古典新訳文庫
出版年
2015
教科書
書名
『その名にちなんで』
ISBN
9784105900403
著者名
ジュンパ・ラヒリ
出版社
新潮文庫
出版年
2004
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
就学支援システムを使って、講義資料を配布します。ただし、一部のデータ量の多い講義資料については、その都度指示します。また、レポートについては、就学支援システムのレポート機能を使うことにします。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
連絡先
fjmtyknb@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日 12時から12時50分
ページの先頭へ