タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月5~6 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022102912 英語文化と言語[The English Language and its Culture] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤本 幸伸[FUJIMOTO Yukinobu]
担当教員[ローマ字表記]
藤本 幸伸 [FUJIMOTO Yukinobu]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
異なる生活スタイルや習慣を持つ人々の存在を知って理解し、その人達を様々な情報を共有して社会の利便性を分かち合うことを「異文化コミュニケーション」とみなしておく。映像表現は、この異なる生活スタイルや習慣を意識的に現代社会の課題として取り上げ物語化しており、映像表現に伴う言葉は異なる生活スタイイルヤ習慣が意味する価値を表現する。このような生活スタイルや習慣及び表現が描き出す現代社会の課題を、様々な資料や図表を援用しながら、多面的能動的に議論する。この授業では、アメリカ家族が抱える問題を、日本の家族と比較しつつ、検討していく。また、映像表現の議論を通じて、英語の発音、語彙、文法、読解、ライティング、プレゼンテーションなど、英語教員に必要となる技能も養成していく。
授業の到達目標
異なる生活スタイルや習慣を持つ人々の存在を積極的に理解し、それらの人々の言い難き苦悩の言語的あるいは非言語的な表現を、言語・宗教・経済・人種・ジェンダーなどの多角的視点から考察し自分の意見を表現することができる。
授業計画
【全体】
この授業では、アメリカの家族が抱える現代的課題を意識的に物語化した映像表現を取り上げる。映像に伴う言語表現には、アメリカ家族に関連する様々な意味や価値が込められている。アメリカ家族を映し出す映像表現および物語化される現代社会の課題を、様々な資料や図表を援用しながら、多面的能動的に議論していく。また、映像表現の議論を通じて、英語の発音、語彙、文法、読解、ライティング、プレゼンテーションなど、英語教員に必要となる技能も養成していく。取り上げる映像作品は、授業の進行状況によって取捨選択する場合がある。(授業形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション アメリカの家族がどのように変化してきたかの概要を学ぶ 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 映画『Gifted/ギフテッド』 (2017) 父親(ここでは叔父)が子どもを世話する家庭の出現 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 映画『Gifted/ギフテッド』 (2017) 父親と子どもの会話からアメリカの家庭の変化を指摘する 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 アメリカ家族意識の変化
Pew research Centerの調査報告からアメリカの家族意識の変化を確認する 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 家庭での父親不在から父親の存在アピールへ 父親をアピールする父親:映画『ミセス・ダウト』(1994)とリベラル的価値観
配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 父親アピールと現実のアメリカ家族 映画『ミセス・ダウト』(1994)とデータから見たアメリカ家族を比較する 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 家族の再結束のパターン:ロード・ムービ― 旅はなぜ家族を結束させるのか:映画『リトル・ミセス・サンシャイン』(2006) 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 アメリカ家族形態の変化 Pew research Centerの調査からアメリカ家族形態の変化を知る 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 ロード・ムービ―と家族の再結束 blended familyの実態とロード・ムービーが意識的に再結束させる家族を検討する 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 社会的マイノリティが映像に登場する マイノリティが家族を引き止めるか?:映画『チョコレートドーナツ』(2016)、『ピーナッツ・バター・ファルコン』(2019) 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 社会的マイノリティの映像表現 社会的マイノリティが登場する場面と英語表現を検討する 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 社会的マイノリティと疑似家族 映画『ピーナッツ・バター・ファルコン』(2019)が描く家族について検討する 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 アメリカ家族を巡る価値観 様々な資料からアメリカ家族に期待される価値観を捉える 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 アメリカ社会の変化と家族像 様々な資料から明らかになったアメリカ家族の変化について能動的多面的に検討する 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 映像表現から考える家族 全体のまとめとレポートの構成 配布資料を使って授業の振り返りを行う(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内レポート30%と学期末レポート70%で総合的に評価する
教科書にかかわる情報
備考
授業内で指示する
参考書にかかわる情報
参考書 書名 なぜ男女の賃金に格差があるのか ISBN 9784766428476
著者名 クラウディ・ゴールディン 出版社 慶應義塾大学出版会 出版年 2023
参考書 書名 Families in America ISBN 9780520285897
著者名 Susan L. Brown 出版社 University of California Press 出版年 2017
参考書 書名 アメリカ映画の文化副読本 ISBN 9784296119479
著者名 渡辺将人 出版社 日本経済新聞社 出版年 2024
備考
メッセージ
就学支援システムを使って、講義資料を配布します。ただし、一部のデータ量の多い講義資料については、その都度指示します。また、レポートについては、就学支援システムのレポート機能を使うことにします。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 人や国の不平等をなくそう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
履修条件
連絡先
fjmtyknb@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日 12時から12時50分

ページの先頭へ