タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月5~6 その他 8.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022301002 保育内容健康[Contents of Early Childhood Care and Education in Health] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
川﨑 徳子[KAWASAKI Tokuko]
担当教員[ローマ字表記]
川﨑 徳子 [KAWASAKI Tokuko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 幼児期の子どもの生活や遊びの中から、子どもの身体の発育や運動機能や生理的機能の発達、及び、情緒の安定など、子どもの発達を総合的に捉えることを学ぶとともに、遊びの重要性と領域「健康」を踏まえた保育実践についての理解を深める。また、領域「健康」を踏まえた子どもの育ちを支える環境構成や援助のあり方、安全教育や危機管理など、保育に必要な専門的知識や教育方法などについて考えていく。
授業の到達目標
幼児期の子どもの生活や遊びの中から子どもの発達を総合的に捉えることを学ぶとともに、遊びの重要性と領域「健康」を踏まえた子どもの育ちを支える環境構成や援助のあり方、安全教育や危機管理など、保育に必要な知識や教育方法などを理解することができる。
授業計画
【全体】
幼児期の子どもの生活や遊びの中から、子どもの身体の発育や運動機能や生理的機能の発達、及び、情緒の安定など、子どもの発達を総合的に捉えることを学ぶとともに、遊びの重要性と領域「健康」を踏まえた保育実践についての理解を深める。また、領域「健康」を踏まえた子どもの育ちを支える環境構成や援助のあり方、安全教育や危機管理など、保育に必要な専門的知識や教育方法などについて考えていく。(担当形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 人間の生活と健康 資料等をもとに、人間の生活と健康について、様々な現代的課題から考え、領域「健康」のねらいと内容への関連を見ながら理解する 幼稚園教育要領解説(H30)保育所保育指針解説(H30)幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説(H30)第2章領域「健康」のねらいと内容に関わる部分を読んでおく。(学修時間の目安 4時間~)
第2回 子どもの発達と健康 身体、情緒、生理的機能、運動機能の発達、綜合的な発達など、乳幼児期の子どもの発達と特徴について学ぶ。 授業での内容を振り返り、再度幼稚園教育要領解説(H30)保育所保育指針解説(H30)幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説(H30)第2章領域「健康」のねらいと内容を読み理解する。(学修時間の目安 4時間~)
第3回 幼稚園教育要領・保育所保育指針と領域「健康」 視聴覚教材など、ICTを活用しながら、子どもの発達の特性について理解し、領域「健康」を踏まえた保育を構想するためのイメージをもつ。 授業の内容や資料を読み返し、乳幼児期の子どもの発達と特徴について理解を深める。(学修時間の目安 4時間~)
第4回 日々の生活と健康 心の安定とからだについて、食事や睡眠など、生活リズムや基本的生活習慣と健康との関連や、食育など、具体的な子どもの姿を示す資料等から理解する。 授業での内容を振り返り、再度幼稚園教育要領解説(H30)保育所保育指針解説(H30)幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説(H30)第2章領域「健康」のねらいと内容について、保育の実践の中での子どもの姿をイメージしておく。(学修時間の目安 4時間~)
第5回 子どもと遊び①子どもの遊びと自然環境 様々な遊びの場面における幼児期の子どもの多様な動きの経験の意味を考えながら、動きを引き出す戸外の環境の可能性や自然環境を活かすことの意義、子どもの遊び空間について考える。 授業を振り返り、心の安定とからだについて、食事や睡眠など、生活リズムや基本的生活習慣と健康との関連や、食育など、具体的な子どもの姿を示す資料等から理解を深めておく。(学修時間の目安 4時間~)
第6回 子どもと遊び②戸外の遊びと遊具の役割、園庭の環境 実際の子どもの姿や事例を通して、戸外の遊びと遊具の役割、固定遊具の可能性や環境構成や援助、配慮等について考える。 授業を振り返り、様々な遊びの場面における幼児期の子どもの多様な動きの経験の意味を考えながら、動きを引き出す戸外の環境の可能性や自然環境を活かすことの意義、子どもの遊び空間について、自分の体験を思い出しながら考えておく。(学修時間の目安 4時間~)
第7回 子どもと遊び③子どもの遊びを支える遊具や用具、道具について(大型の遊具) 子どもの遊ぶ環境における道具や用具の役割について考えるとともに、道具を使って遊ぶ子どもの実際や、大型の遊具(箱積み木、大型ブロック、巧技台他)の可能性や環境構成の配慮などについて考える。 各自の幼児期の頃遊んだ遊具や身近にある遊具について、その役割や可能性について教材研究をしておく。(学修時間の目安 4時間~)
第8回 子どもと遊び④子どもの遊びを支える遊具や用具、道具について(小型の遊具) 子どもの姿を通して、小型の遊具(ボール、縄、フープ、乗り物他)の可能性や環境構成や援助、配慮等について考える。 授業を振り返り、子どもの遊ぶ環境における道具や用具の役割について考えるとともに、道具を使って遊ぶ子どもの実際や、大型の遊具(箱積み木、大型ブロック、巧技台他)の可能性や環境構成の配慮などについて理解する。(学修時間の目安 4時間~)
第9回 子どもと遊び④生活の中の様々な動き 子どもの遊びや日々の生活の中には様々な動きがあることを理解し(基本的生活習慣、片づけ、日常の動き他)、保育の計画も含め、援助や環境構成、配慮について考える。 子どもの姿を通して、小型の遊具(ボール、縄、フープ、乗り物他)の可能性や環境構成や援助、配慮等について理解する。また、身近な環境に目を向けて、色、音、匂いなど五感に響くものを見つけてみる(プレゼンづくり)(学修時間の目安 4時間~)
第10回 子どもと遊び⑤伝承遊びの可能性 様々な伝承遊びを調べるなどの活動や演習での体験を通して、伝承遊びの意義を考える。 伝承遊びについて、調べレポートを作成する。プレゼン発表準備(学修時間の目安 4時間~)
第11回 子どもと遊び⑥伝承遊びを保育に取り入れる 集団での遊びや伝承遊びを保育に取りいれることなどをイメージしながら、指導案を作成、模擬保育を体験することから、子どもの育ちと関連や保育の実践への可能性を考える。 伝承遊びについて、模擬保育を行うための指導案をイメージし、実際に模擬保育ができるように準備をしておく。(学修時間の目安 4時間~)
第12回 子どもの健康と危機管理 乳幼児期の子どものケガや病気についての実際について、感染症、アレルギー、子どもへの配慮などの知識や保育の専門性として必要な応急処置などの技術について学ぶ。 伝承遊びについての模擬保育を振り返るとともに、他の人の照会した伝承遊びについてのレポートにも目を通す。(学修時間の目安 4時間~)
第13回 子どもの健康と安全教育 領域「健康」のねらい、及び内容を踏まえて、子どもの安全について考えるとともに避難訓練等、安全教育の重要性や、危機管理等、保育現場で必要な事項について学び、具体的な保育場面での実践のイメージを持つ。 授業の内容を振り返り、乳幼児期の子どものケガや病気についての実際について、感染症、アレルギー、子どもへの配慮などの知識や保育の専門性として必要な応急処置などについて理解する。(学修時間の目安 4時間~)
第14回 子どもの健康を支える様々な環境と連携の意義 健康な心と身体の育ちを支えるために必要な環境としての保護者、保幼小、地域との連携の意味を理解し、連携の具体的方法などについて考える。 授業を振り返り、子どもの安全について考えるとともに避難訓練等、安全教育の重要性や、危機管理等、保育現場で必要な事項について理解する。(学修時間の目安 4時間~)
第15回 領域「健康」と保育者の専門性について 様々な表現を引き出す活動における保育者の専門性について
グループでの話し合いを通して、これまでの学びを振り返り、子どもの健やかな育ちを支える環境構成や保育者の役割と専門性についてまとめていく。
授業を振り返り、健康な心と身体の育ちを支えるために必要な環境としての保護者、保幼小、地域との連携の意味を理解し、連携の具体的方法を理解するとともに、領域「健康」のねらいと内容と保育実践における保育者の役割等について自分なりにまとめる。(学修時間の目安 4時間~)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 15% C: 20% D: 15%
成績評価法
授業内の演習課題等への取り組み状況、振り返りレポート 50%、最終課題及びレポート等 50%
教科書にかかわる情報
備考
「幼児期運動指針」「幼児期運動指針」普及用パンフレット(幼児期運動指針策定委員会文部科学省)
参考書にかかわる情報
参考書 書名 幼稚園教育要領解説 : 平成30年3月 ISBN 9784577814475
著者名 文部科学省 [編] 出版社 フレーベル館 出版年 2018
備考
幼稚園教育要領(平成29年3月)  
保育所保育指針(平成29年3月)  
幼保連携型認定こども園教育・保育要領(平成29年3月)  
メッセージ
授業での演習では、体を動かすことがあるので、その時は動きやすい服装で臨むこと。
キーワード
健康 心 体 発達 安定 基本的生活習慣 伝承遊び
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
保育内容基礎、保育内容人間関係、保育内容環境、保育内容言葉、保育内容表現
履修条件
幼児教育、保育内容、子どもの発達に関する基礎的事項を学んでいること
連絡先
研究室:教育学部4階 C437室
電話・ファックス:083-933-5441
メールアドレス:tokotoko@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時メールで対応

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