開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
水3~4
その他
8.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1022301004
保育内容表現[Contents of Early Childhood Care and Education in Expression]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
川﨑 徳子[KAWASAKI Tokuko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
川﨑 徳子 [KAWASAKI Tokuko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
幼児期の子どもの生活や遊びの中から、子どもの表現と発達について学ぶとともに、遊びの重要性と領域「表現」を踏また保育実践についての理解を深める。また、演習課題に取り組むことを通して、子どもの表現と表現の発達を導く環境構成や遊び・活動の発展を支える援助あり方など、子どもの育ちを総合的に支えるための方法や専門的知識、技術について考えていく。
授業の到達目標
幼稚園教育要領における領域「表現」のねらい及び内容と幼児期の子どもの音楽的な表現について理解するとともに、保育者自身が表現することについて興味・関心を持ち、幼児期の子どもの音楽的な表現の楽しさや表現を通して育つ可能性を支えるための必要な知識と技術を身に付けることができる。
授業計画
【全体】
幼児期の子どもの生活や遊びの中から、子どもの表現と発達について学ぶとともに、遊びの重要性と領域「表現」を踏また保育実践についての理解を深める。また、演習課題に取り組むことを通して、子どもの表現と表現の発達を導く環境構成や遊び・活動の発展を支える援助あり方など、子どもの育ちを総合的に支えるための方法や専門的知識、技術について考えていく。(担当形態:単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
人の発達と表現
自分にとっての表現と子どもの表現や表現するということについて、グループワークを通して考えを出し合い、人間にとっての表現や表現することの意義や表現と発達について検討する。
自分にとっての表現と子どもの表現や表現するということについて、自分なりの考えをまとめておく。(学修時間の目安 4時間~)
第2回
子どもと表現①0歳から3歳未満の育ちと表現
映像資料や事例等を用いながら、0歳から3歳未満の育ちと表現の姿から、表現の芽生えと応答的な環境の中で育まれる表現について考える。
授業を振り返り、人間の発達と表現、幼児期の子どもの表現の特徴についての理解を深める。(学修時間の目安 4時間~)
第3回
子どもと表現②3歳児、4歳児、5歳児の育ちと表現
映像資料や事例等を用いながら、3歳児、4歳児、5歳児の育ちと表現について、発達と学びを支える環境という視点から考える。
授業内容や教科書を振り返り、0歳から3歳未満の育ちと表現の姿から、表現の芽生えと応答的な環境の中で育まれる表現について理解を深めておく。(学修時間の目安 4時間~)
第4回
幼稚園教育要領・保育所保育指針の領域「表現」の基本的な考え方をとらえる
資料等を参考にしながら、領域「表現」のねらいや内容、育みたい資質能力との関連を考えるとともに、保育を構想にむけて、具体的な保育の場面をイメージする。
授業内容や教科書を振り返り、3歳児、4歳児、5歳児の育ちと表現について、発達と学びを支える環境という視点から考える。(学修時間の目安 4時間~)
第5回
子どもの表現と保育
子どもの表現を育てる保育について、音楽的な表現、造形的な表現、身体的な表現に関わる子どもの姿をもとに環境構成や保育者の援助のあり方について学ぶ。
幼稚園教育要領・保育所保育指針・幼保連携型認定こども園教育・保育要領の領域「表現」のねらいと内容と、各解説を読んで基本的な考え方を理解しておく。(学修時間の目安 4時間~)
第6回
子どもの表現を育てる保育実践
領域「表現」の理解を深め、他領域との関連や総合的な指導の実際について、資料をもとに理解し、保育実践での広がりと発展の実際について学ぶ。
授業内容や教科書を振り返り、表現に関わる子どもの姿をもとに環境構成や保育者の援助のあり方についての理解を深めておく。(学修時間の目安 4時間~)
第7回
遊びや生活の中で育まれる感性と表現①
遊びや生活の中に見られる子どもの表現やごっこの様子など、子どもの姿をもとに、表現を育む保育について考える。
授業内容や教科書を振り返り、領域「表現」と他領域との関連や総合的な指導の実際について、具体的な子どもの姿をイメージしながら、保育実践での広がりと発展について理解する。(学修時間の目安 4時間~)
第8回
遊びや生活の中で育まれる感性と表現②
身近な素材や、素材の特性を活かすなど、保育の実践をもとに、教材研究の意義や必要性について理解する。
教科書や授業の内容を振り返り、遊びや生活の中に見られる子どもの表現や表現を育む保育について理解する。(学修時間の目安 4時間~)
第9回
遊びや生活の中で育まれる感性と表現③
子どもの素朴な表現や表現する過程を大切にするとについて、具体的な子どもの姿をもとに、保育の構想をイメージしながら理解を深める。
教科書や授業の内容を振り返り、身近な素材や、素材の特性を活かすなど、保育の実践をもとに、教材研究の意義や必要性について理解を深める。(学修時間の目安 4時間~)
第10回
子どもの表現を支える保育者としての感性を磨く,演習
遊びや生活の中で育まれる感性と表現④
資料をもとに、自然と触れ合う中で育まれる感性と表現の可能性について検討する。(子どもの表現を支える保育者としての感性を磨く演習)
身近な環境に目を向けて、色、音、匂いなど五感に響くものを見つけてみる(プレゼンづくり、プレゼンの練習)(学修時間の目安 4時間~)
第11回
遊びや生活の中で育まれる感性と表現⑤
協同的・創造的な表現や、友達と一緒に楽しむ様子などの子どもの姿について、具体的な実践から学ぶ。
自分のプレゼンを振り返るとともに、自分以外の人のプレゼンから学んだことを自分なりに整理しておく。また、自然と触れ合う中で育まれる感性と表現の可能性について理解する。(学修時間の目安 4時間~)
第12回
園生活と行事(伝統文化に触れる生活と保育の計画)
伝統的な文化に触れる生活や、保育の中で行事をどのように考えることが大切かなど、表現を深める生活と保育実践について考え、保育の計画の立て方や環境構成、援助のあり方など、具体的に保育をイメージしながら理解する。
教科書や授業の内容を振り返り、協同的・創造的な表現や、友達と一緒に楽しむ様子などの子どもの姿について、具体的な実践がイメージできるように理解を深める。(学修時間の目安 4時間~)
第13回
表現と子ども理解
保育の計画から保育の実践まで、全ての教育活動を支えるのは、目の前の子どもをどう理解するということからであるという子ども理解について確認するとともに、子どもの表現の見方や受け止め方、表現をつないでいく援助や環境構成について検討する。
教科書や授業の内容を振り返り、伝統的な文化に触れる生活や、保育の中で行事をどのように考えることが大切かなど、表現を深める生活と保育実践について、保育の計画の立て方や環境構成、援助のあり方などの理解を深める。(学修時間の目安 4時間~)
第14回
領域「表現」の広がりと発展(保護者・小学校との連携)
幼小接続期の育ちと表現の姿、接続期における配慮と工夫等について、具体的な実践例や資料から学ぶとともに、表現をささえる環境としての様々な連携について考える。
教科書や授業の内容を振り返り、保育実践に必要とされる保育者の専門性としての子どもの表現の見方や受け止め方、表現をつないでいく援助や環境構成について理解を深める。(学修時間の目安 4時間~)
第15回
保育内容「表現」と保育者の専門性
これまでの学びを振り返りながら、子どもの表現を支える保育者の役割と専門性について、グループでの検討も含め、自分なりまとめていく。
教科書や授業の内容を振り返り、幼小接続期の育ちと表現の姿、接続期における配慮と工夫等、表現をささえる環境としての様々な連携についての理解を深める。(学修時間の目安 4時間~)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 15% C: 20% D: 15%
成績評価法
授業内の演習課題等への取り組み状況、振り返りレポート 50%、最終課題等、及びレポート 50%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
保育内容 表現
ISBN
9784332701880
著者名
鈴木みゆき [ほか] 編著
出版社
光生館
出版年
2018
教科書
書名
幼稚園教育要領解説 : 平成30年3月
ISBN
9784577814475
著者名
文部科学省 [編]
出版社
フレーベル館
出版年
2018
教科書
書名
保育所保育指針解説
ISBN
9784577814482
著者名
厚生労働省編
出版社
フレーベル館
出版年
2018
教科書
書名
幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説 : 平成30年3月
ISBN
9784577814499
著者名
内閣府, 文部科学省, 厚生労働省 [著]
出版社
フレーベル館
出版年
2018
備考
授業内に教科書を紹介。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
新保育シリーズ「保育内容表現」
ISBN
9784332701378
著者名
野波健彦・板良敷敏編著
出版社
光生館
出版年
備考
乳幼児教育・保育シリーズ 保育内容 表現 編著者/鈴木みゆき・吉永早苗・志民一成・島田由紀子 光成館 2018
幼稚園教育要領(平成29年3月) 幼稚園教育要領解説(平成30年3月)
保育所保育指針(平成29年3月) 保育所保育指針解説(平成30年3月)
幼保連携型認定こども園教育・保育要領(平成29年3月) 幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説(平成30年3月)
メッセージ
キーワード
表現、発達、環境構成、感性
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
保育内容基礎、保育内容人間関係、保育内容環境、保育内容言葉、保育内容表現
履修条件
幼児教育、保育内容、子どもの発達等に関する基礎的事項の学びがなされていること
連絡先
研究室:教育学部4階 C437室
電話・ファックス:083-933-5441
メールアドレス:tokotoko@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時メールで対応
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