タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 集中 その他 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022301203 中等地理歴史教育論Ⅰ[Methods of Teaching Geography and History I] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
松原 幸恵[MATSUBARA Yukie]
担当教員[ローマ字表記]
(未 定), 松原 幸恵 [MATSUBARA Yukie]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
中学校社会科および高等学校地理歴史科という教科の目標や,育成を目指す資質・能力を理解し,学習指導要領に示された学習内容について背景となる社会諸科学と関連させて理解を深めるとともに,様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を修得する。
授業の到達目標
中等地理・歴史授業における学習指導の分析力と実践力を養い、さまざまな地理・歴史授業の事例や互いの発表資料に対して教科教育の視座から分析を行い、それを踏まえて単元と授業を構想できる。
授業計画
【全体】
「なぜ学校で地理や歴史を学ばなければならないのか?」「地理や歴史を学習者にとってよりよいものに変革するにはどうすればよいか?」という問題意識のもと,①地理教育における公民的資質の育成,②歴史教育における公民的資質の育成,③教育方法や技術を活用した地理歴史教育の刷新,という大きく3つのテーマで探究していく。これらの学習をふまえ,公民的資質を育成する地理や歴史の単元・授業プランを構想し,発表する。

担当形態:単独
授業形態:対面(一部オンラインを活用)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション:地理歴史科教育の意義と課題 「なぜ学校で地理や歴史を学ばなければならないのか?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第2回 地理の授業でどのように公民的資質を育成するか① 「地理の授業に必要な条件は何か?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第3回 地理の授業でどのように公民的資質を育成するか② 「用語の理解や暗記から脱する地理の授業にするにはどうすべきか?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第4回 地理の授業でどのように公民的資質を育成するか③ 「地理を学ぶことで現代社会のあり方を考えるにはどうすればよいか?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第5回 地理の授業でどのように公民的資質を育成するか④ 「地理の授業で公民的資質を育成する上で課題となる点は何か?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第6回 歴史の授業でどのように公民的資質を育成するか① 「歴史の授業を通して育成すべき公民的資質とは何か?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第7回 歴史の授業でどのように公民的資質を育成するか② 「歴史を学ぶことで現代社会のあり方を考えるにはどうすればよいか?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第8回 歴史の授業でどのように公民的資質を育成するか③ 「歴史を学ぶことでしか育成できない資質・能力とは何か?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第9回 歴史の授業でどのように公民的資質を育成するか④ 「歴史の授業で公民的資質を育成する上で課題となる点は何か?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第10回 新しい教育や技術の導入は地理や歴史の授業をどう変えるか① 「ICTの活用で地理や歴史の授業はどう変わるか?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第11回 新しい教育や技術の導入は地理や歴史の授業をどう変えるか② 「これからの時代に求められる新たな公民的資質とは何か?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第12回 新しい教育や技術の導入は地理や歴史の授業をどう変えるか③ 「構成主義の考えに基づく地理や歴史の授業の特徴は何か?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第13回 新しい教育や技術の導入は地理や歴史の授業をどう変えるか④ 「構成主義の学習法で地理や歴史の授業はどう変わるか?」という課題について議論する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第14回 公民的資質を育てる地理や歴史の授業を構想してみよう 公民的資質を育成する地理や歴史の単元・授業プランを構想し,発表する。 配布した講義資料や参考書を参照し,準備と復習を行う(4時間)。 グループワークを実施する
第15回 まとめ:社会科教師の授業実践に影響する要因と教師の力量形成 社会科教師の授業作りや授業実践に影響する要因と,それをふまえた教師の力量形成について検討する。 配布した講義資料や参考書を参照し,授業で指示したレポートを作成する(4時間以上)。 グループワークを実施する
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 60% B: 20% C: --% D: 20%
成績評価法
レポート40%,プレゼンテーション30%,振り返りシートの記入30%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 高等学校学習指導要領〈平成30年告示〉解説 地理歴史編 ISBN 9784491036410
著者名 文部科学省(編) 出版社 東洋館出版社 出版年 2019
備考
教科書(学習指導要領)を購入またはウェブで参照すること。必要に応じてプリント等を配布する。適宜参考書を活用することを推奨する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 中学校社会科教育・高等学校地理歴史科教育 ISBN 9784780606805
著者名 社会認識教育学会(編) 出版社 学術図書出版社 出版年 2020
参考書 書名 学びの意味を追究した中学校地理の単元デザイン ISBN 9784184203204
著者名 草原和博・大坂遊(編編) 出版社 明治図書出版 出版年 2021
参考書 書名 歴史総合・日本史探究・世界史探究の授業を実践するためのヒント ISBN 9784634592339
著者名 武井寛太(編) 出版社 山川出版社 出版年 2024
備考
メッセージ
中学校や高等学校で学ぶ地理や歴史の学習は,「公民的資質」を育成するために行われるものであり,本来は子どもにとって学ぶ意味・意義があるもののはずです。にもかかわらず、地理や歴史の授業は、学び手である子どもの関心を置き去りにして進めてしまいがちです。この授業を通して,「公民的資質」を育てる地理や歴史の授業のあり方を考えるとともに,教師としてそれをどのように実践していくことができるのかについて議論していきましょう。
キーワード
地理教育,歴史教育,社会科教育,中学校,高等学校,公民的資質,シティズンシップ
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
教育制度や教育課程,教育方法や教育技術,地理学・歴史学その他社会諸科学に関する見識を必要とします。
連絡先
メールアドレス:osaka@shunan-u.ac.jp
オフィスアワー
普段は学外にいるため,メール等で相談を受け付ける。必要に応じてオンライン会議システム等によるビデオ通話等も対応する。

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