タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木1~2 その他 7.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022301224 情報科教育法Ⅰ[Methods of Teaching Informatics Studies I] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
鷹岡 亮[TAKAOKA Ryo]
担当教員[ローマ字表記]
鷹岡 亮 [TAKAOKA Ryo]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
情報科教育法Iは, 将来, 高等学校教科「情報」免許を取得したい人が, 教科「情報」の学習指導要領をもとに授業を設計し実践することができるように,指導形態や方法等を学習する科目です. 授業では, 情報設置の経緯と趣旨, 情報教育の中での位置づけ, 科目編成と内容の取り扱いについて学びます. また, 具体的な実践事例を通して効果的な指導内容・方法を理解してもらいます. さらに, ゲストティーチャをお迎えして高等学校や教科「情報」の実施状況についてお話を頂くとともに, 高等学校と連携して高校の授業の遠隔支援を実施する予定です.
授業の到達目標
生徒が情報に関する科学的な見方・考え方を働かせ、情報技術を活用して問題の発見・解決を行う学習活動を通して、問題の発見・解決に向けて情報と情報技術
を適切かつ効果的に活用し、情報社会に主体的に参画するための資質・能力を身につけるための情報科の授業を実現するために、教科「情報」設置の経緯と趣旨を理解でき、教科「情報」における生徒の諸活動を体験することを通して、科目編成と内容の取り扱いについて理解するとともに、効果的な指導形態や指導方法を習得できる。
授業計画
【全体】
・授業形態:単独(鷹岡)

・授業方法:オンライン(Zoom等を活用したオンライン授業)

・情報科教育法Iでは、教科「情報」で行われる学習活動や評価活動を生徒の立場で積極的に体験してもらいます. また, 情報科教育法Iの授業自体を, 皆さんが「教員の視点」から眺め, 学習活動や評価活動の方法を検討してもらいます.

・授業では, 教授者が講義(説明)形式で授業を展開するだけでなく, 受講者に積極的に作業を実施してもらったり, グループにおける討論や個人やグループで発表する機会を設けたいと思っています.
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 授業オリエンテーション 本授業における学習妄評、15回の授業内容や評価方法、授業まとめノートの作成方法などを説明して、学びの見通しをもってもらいます。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第2回 授業において考える事柄を理解しておきましょう! 他者にある学習対象を理解してもらう説明資料づくりや発表体験を通して、説明(授業)づくりで考える事柄について検討・整理してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第3回 Society5.0時代における教科「情報」の必要性について考えてみましょう! Society5.0までの社会の変遷を理解して、これからのSociety5.0時代において教科「情報」がなぜ必要なのかについて調べて、検討してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第4回 変化の激しい時代において求められる資質・能力のなかで教科「情報」で培うべき資質・能力について考えてみましょう! 今社会でどのような変化が起きているのかを見ていきながら、その変化の激しい時代において、教科「情報」に求められる能力について検討してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第5回 変化の激しい時代において教科「情報」で培うべき資質・能力について他者と議論してみましょう! 変化の激しい時代において教科「情報」で培うべき資質・能力についてグループ内で発表して議論し、グループとして必要な資質・能力を創りあげてみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第6回 教科「情報」での授業スタイルについて考えてみましょう! 教科「情報」に期待された資質・能力を身につけるためにどのような授業スタイルが望まれるのかを踏まえながら、教科「情報」の授業デザインについて検討してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第7回 共通教科「情報」の目標や情報I・情報IIにの学習内容について理解してみましょう! 保護者に情報の目標や情報I・IIの学習内容を説明できるようまとめることを通して、情報の目標や情報I・IIの学びの本質について整理してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第8回 我が国の教育の情報化や教科「情報」の歴史や経緯についてまとめてみましょう!グループ作業その1 グループ単位で、我が国の教育の情報化、教科「情報」の歴史や経緯を調べて発表することを通して、教育の情報化や教科「情報」の成り立ちや本質を説明することに挑戦してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第9回 我が国の教育の情報化や教科「情報」の歴史や経緯についてまとめてみましょう!グループ作業その2 グループ単位で、我が国の教育の情報化、教科「情報」の歴史や経緯を調べて発表することを通して、教育の情報化や教科「情報」の成り立ちや本質を説明することに挑戦してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第10回 グループ発表①
(A) 我が国のIT(ICT)の国家戦略・政策
(B) 我が国の学校におけるICT整備
グループ(A)と(B)の発表を聴いて、授業まとめノートに分かりやすく発表対象をまとめることに挑戦してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第11回 グループ発表②
(C) 我が国の「教育の情報化」
(D) 教科「情報」 (情報A・情報B・情報C)
グループ(C)と(D)の発表を聴いて、授業まとめノートに分かりやすく発表対象をまとめることに挑戦してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第12回 グループ発表③
(E) 教科「情報」 (情報の科学, 社会と情報)
(F) Society5.0時代のAI・データサイエンス教育
グループ(E)と(F)の発表を聴いて、授業まとめノートに分かりやすく発表対象をまとめることに挑戦してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第13回 教科「情報」の授業設計について考えてみましょう! 教科「情報」において大切にされる学習活動、授業をつくるときの大切な視点を踏まえて、授業づくりの方法について学び、授業設計と学習指導案の基礎を習得しましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第14回 情報Iの学習対象について学習指導案をつくってみましょう! 情報Iの学習対象を決めて、その学習対象の学習指導案をつくり、グループ内でその指導案を説明して、意見交換と指導案修正に挑戦してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
第15回 情報Iの単元レベルの学習指導案をつくってみましょう! 情報Iの学習対象の単元を決めて、その単元レベルでの学習指導案をつくり、グループ内でその指導案を説明して、意見交換と指導案修正に挑戦してみましょう。 ・授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
・具体的な内容については授業中に指示
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 15% C: 30% D: 10%
成績評価法
・授業内レポートや課題、授業態度・授業への参加度、発表、通常授業の作業状況等を総合的に評価します。授業内レポート(授業作業点) 60%, 授業外レポート(レポート点) 30%, 発表点 5%, 加点対象 5%.
・なお、欠格事項として、授業は4コマ分までは欠席可にしますが、5回以上欠席した者は単位を認定しません。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 情報科教育法 : これからの情報科教育 ISBN 9784407355215
著者名 鹿野利春, 高橋参吉, 西野和典編著 ; 鷹岡亮 [ほか] 著 出版社 実教出版 出版年 2022
教科書 書名 学校学習指導要領(平成30年度告示) ISBN
著者名 文部科学省 出版社 出版年 2018
教科書 書名 【情報編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 ISBN
著者名 文部科学省 出版社 出版年 2018
備考
・本授業利用する教科書は、授業内で指示します。
・なお、下記の学習指導要領と解説はPDFファイルをダウンロードしておくこと。

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書名: 学校学習指導要領(平成30年度告示)
著者名: 文部科学省
出版年: 2018
https://www.mext.go.jp/content/20230120-mxt_kyoiku02-100002604_03.pdf

書名: 【情報編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説
著者名: 文部科学省
出版年: 2018
https://www.mext.go.jp/content/20230120-mxt_kyoiku02-100002604_03.pdf
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参考書にかかわる情報
参考書 書名 情報科教育法 改訂2版 ISBN 9784274206641
著者名 久野靖, 辰巳丈夫 出版社 オーム社 出版年 2009
参考書 書名 情報科教育法 ISBN 9784762018930
著者名 河村一樹 編著 出版社 学文社 出版年 2008
参考書 書名 デジタル社会のリテラシー ISBN 4000240048
著者名 山内祐平 出版社 岩波書店 出版年 2003
備考
本授業に関連する参考書に関しては, 授業時間内や授業Webで, 適時, 紹介します.
メッセージ
皆さんには, 積極的に授業に参加して頂けること期待しています.
皆さんが主体的に作業し, 頭を働かし, 行動(発表含む)できるような授業を目指します.
キーワード
教科「情報」, 情報教育, 情報活用能力, 学習指導法, 高大連携, 遠隔TAプログラム
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
情報科教育法II
履修条件
連絡先
鷹岡亮
メールアドレス: ryo[アットマーク]yamaguchi-u.ac.jp
研究室電話番号: [内線] 5460
*注意:[アットマーク]は, 記号表記半角(@)に変更して下さい.
オフィスアワー
※質問等に関しては, 基本的に上記のメールで最初に対応します。遠慮なくどうぞ。

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