タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 火7~8 演習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022305015 家庭科授業実践基礎演習[Basic Practical Seminar on Home Economics] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤井 志保[FUJII Shiho]
担当教員[ローマ字表記]
藤井 志保 [FUJII Shiho]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
現代の家庭科教育に求められていることを理解したのち、家庭科教育理論(目標、内容、指導計画、学習・指導方法、評価)について学習し、小・中学校の家庭科実践例を考察する。さらに、地域と連携した家庭科の授業を、自ら企画立案、実行することで、家庭科の授業をどのように創造するかをつかむ。(実践的な活動として、地域の乳児の保護者、子育ての専門家との交流、消費生活センターの方との交流を取り入れる。)
授業の到達目標
家庭科教育の目的を理解し、家庭科教育理論に基づき、小・中学校家庭科の実践例を分析し、学ぶべき点や課題について理解することができる。地域と連携協働した家庭科の授業を構想する力を身に付けることができる。
授業計画
【全体】
家庭科教育理論について学習したのち、小・中学校の授業実践例をDVD視聴して分析することにより、モデルとなる授業から学んだことや課題を整理する。 特に、児童生徒の実態にあった学習環境の設定、教材研究や学習指導法について、考察を深める。対面授業を基本とする。(実施形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 家庭科の学びほぐしⅠ 自分は家庭科で何を学んだか
家庭科の本質とは何か
小中学校の教科書を読み、授業づくりについて考察する(所要時間4時間)。
第2回 家庭科の学びほぐしⅡ 家庭科の実践的・体験的な授業とは 小中学校の教科書の実践的・体験的な授業について予習する(所要時間4時間)。
第3回 学習指導要領とは 学習指導要領と家庭科教科書 文部科学省の資料を検索して読む(所要時間2時間)。
学習指導要領解説および教科書を読む(所要時間2時間)。
第4回 家庭科の目標と学習内容 学習指導要領解説を読み解く 学習指導要領解説および教科書を熟読する(所要時間4時間)。
第5回 小学校家庭科の
授業研究・分析Ⅰ
授業記録の取り方
小学校家庭科授業実践に学ぶ
視聴した授業について、授業記録や協議内容、気付きをレポートにまとめる(所要時間4時間)。
第6回 小学校家庭科の
授業研究・分析Ⅱ
家庭科の見方・考え方を知る
小学校家庭科授業実践に学ぶ
視聴した授業について、授業記録や協議内容、気付きをレポートにまとめる(所要時間4時間)。
第7回 小学校家庭科の
授業研究・分析Ⅲ
家庭科の学習方法
小学校家庭科授業実践に学ぶ
視聴した授業について、授業記録や協議内容、気付きをレポートにまとめる(所要時間4時間)。
第8回 小学校家庭科の
授業研究・分析Ⅳ
家庭科の実技指導について
小学校家庭科授業実践に学ぶ
視聴した授業について、授業記録や協議内容、気付きをレポートにまとめる(所要時間4時間)。
教材作成(所要時間3時間)。
第9回 小学校家庭科の
授業を想定した教材
作成教材の発表
ソーイングはじめの一歩にチャレンジする
視聴した授業について、授業記録や協議内容、気付きをレポートにまとめる(所要時間4時間)。
第10回 中学校家庭科の
授業研究・分析Ⅰ
小学校から中学校への家庭科のつながりについて
中学校家庭科の授業実践に学ぶ
視聴した授業について、授業記録や協議内容、気付きをレポートにまとめる(所要時間4時間)。
第11回 中学校家庭科の
授業研究・分析Ⅱ
地域と連携協働した家庭科の授業創り
授業の企画にチャレンジしようⅠ
視聴した授業について、授業記録や協議内容、気付きをレポートにまとめる(所要時間4時間)。
第12回 中学校家庭科の
授業研究・分析Ⅲ
地域と連携協働した家庭科の授業創り
授業の企画にチャレンジしようⅡ
視聴した授業について、授業記録や協議内容、気付きをレポートにまとめる(所要時間4時間)。
第13回 中学校家庭科の
授業研究・分析Ⅳ
消費・環境分野の授業を深めよう
消費生活センターで学ぶ
視聴した授業について、授業記録や協議内容、気付きをレポートにまとめる(所要時間4時間)。
教材作成(所要時間3時間)。
第14回 中学校家庭科の
授業を想定した教材
作成教材の発表 視聴した授業について、授業記録や協議内容、気付きをレポートにまとめる(所要時間4時間)。
第15回 まとめ まとめ(家庭科で身につける資質・能力とは、学校教育において家庭科教育の果たす役割についても考察する) 授業観察・分析の方法、課題を総括する(所要時間4時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 20% C: 35% D: 25%
成績評価法
授業内レポート 20%、授業内の発表 30%、授業での企画運営 20%、授業後 最終レポート 30%
教科書にかかわる情報
備考
テキストは使用せず、適宜資料を配付する。実践例(家庭科教育、家庭科研究など)にDVDを使用する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 中学校家庭科教科書 ISBN
著者名 出版社 開隆堂 出版年 令和3
参考書 書名 中学校 技術・家庭 学習指導要領解説 ISBN 9784304021541
著者名 文部科学省 出版社 出版年 平成29
備考
メッセージ
小学校中学校の家庭科の教科書、小学校中学校家庭科の学習指導要領解説を熟読することを大前提とする。その上で、家庭科の授業実践例を自ら積極的に学ぶ姿勢を持つこと。さらに、Google Classroomを活用するので、日常的に見る習慣を身に付けること。学生の企画立案で、地域と連携協働した授業を実践するので、役割を責任を持って果たすと共に、主体的に学ぶ姿勢を持ってのぞむこと。
キーワード
家庭科教育理論 授業分析 地域連携 実務家教員 
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
家庭科教育法ⅠⅡⅢⅣ
履修条件
連絡先
藤井志保研究室(教育学部A棟221号)
shihofu[at]yamaguchi-u.ac.jp(※[at]を@に換えてメールしてください。)
オフィスアワー
まずは上記連絡先へ問い合わせてください。

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