タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月7~8 演習  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022306007 特別支援教育演習[Seminor on Special Needs Education] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
柳澤 亜希子[YANAGISAWA Akiko]
担当教員[ローマ字表記]
柳澤 亜希子 [YANAGISAWA Akiko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
特別支援教育の専門性の要である自立活動についての理解を深めることを目的としている。
自立活動の意義と教育課程上の位置づけ、子どもの実態把握から自立活動の指導目標・指導内容の設定までの流れ、授業づくりについて演習を通して具体的に学ぶ。
障害のある子どもの実態把握の視点と自立活動の指導目標・指導内容の設定における留意点について学ぶ。
授業の到達目標
・自立活動の指導の意義と指導の基本及び特色、実態把握から指導内容の設定までの一連の流れについて理解できる。
個別の指導計画の目的と作成方法、PDCAサイクルに基づいた指導の必要性を理解できる。
・障害特性や課題だけでなく、子どもの発達段階や興味・関心等を含めて多面的に子どもの実態を捉えることができる。
・他者の意見や視点を参考にすることで、子どもの実態理解に迫ろうとする。
・本授業で学んだことを次年度の教育実習に活かそうとする。
・自立活動の指導目標と指導内容の設定の意図や理由を説明することができる。
授業計画
【全体】
自立活動の理念や意義、教育課程上の位置づけ、内容(6区分27項目)等の基本事項と実態把握から指導内容の設定までの流れを解説する。
仮想事例を通して、知的障害や発達障害のある児童生徒の自立活動の指導計画と授業づくり(含む教材作成)について演習を行う。
授業の進度や受講生の人数等により授業計画を変更する場合がある。
教育実習のため休講となった週は、代替課題を課す。
本授業の担当形態は単独。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション
自立活動の指導とは
授業の目標と計画、成績評価の方法についての説明
障害のある子どもにおいての自立活動の必要性と意義
シラバスに目を通しておくこと。
2年次に履修した「特別支援教育総論」で学んだ該当内容を復習しておくこと(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 自立活動の歴史的変遷と現状 養護・訓練の創設から自立活動に至るまでの変遷、自立活動の指導の現状と課題 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 自立活動の教育課程上の位置づけ 特別支援学校、特別支援学級及び通級による指導における自立活動の教育課程上の位置づけ、指導形態 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 自立活動の内容と指導内容の設定の配慮事項 6区分27項目の内容と仮想事例による区分・項目の分類、指導内容の配慮事項 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上) 演習
第5回 自立活動の指導目標・指導内容の設定① 実態把握から指導目標・指導内容の設定までの流れ図、子どもの実態把握の視点と整理の方法 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 自立活動の指導目標・指導内容の設定② 課題関連図を用いた課題の整理と中心的な課題の検討 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 自立活動の指導目標・指導内容の設定③ 中心的な課題に基づいた指導目標・指導内容の設定と授業計画の考え方、学習評価 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 自立活動の指導目標・指導内容の設定④ 仮想事例を基に作成した「流れ図」の発表 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回~第7回で学んだことを整理し、発表の準備を行う
プレゼンテーション、ディスカッション
第9回 教育活動全体を通じての自立活動の指導の考え方 各教科等と合わせた指導、各教科等との関連づけた指導における自立活動の指導、教育活動全体で取り組む際の授業計画・指導上の留意点 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回の授業で取り上げる個別の指導計画、個別の教育支援計画の様式を調べ、入手しておく
第10回 個別の教育支援計画と個別の指導計画 個別の教育支援計画、個別の指導計画の目的と内容、作成における留意点、
個別の指導計画とカリキュラムマネジメント、教員間・関係機関等との連携
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 自立活動の授業づくりと教材作成① 人との関わりが苦手な子どもの指導の検討 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
演習、グループワーク
第12回 自立活動の授業づくりと教材作成② 偏食のある子どもの指導の検討 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
演習、グループワーク
第13回 自立活動の授業づくりと教材作成③ 集団生活の中で落ち着いて過ごすことが難しい子どもの指導の検討 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上) 演習、グループワーク
第14回 自立活動の授業づくりと教材作成④ 自信のない生徒が意欲的に学校生活を送ることができるための指導の検討 授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上) 演習、グループワーク
第15回 自立活動の授業づくりと教材作成⑤ 第11回~第14回で検討した事例の指導計画についての発表 復習、プレゼンテーションの準備(学修時間の目安:4時間以上) プレゼンテーション、ディスカッション
第16回 期末試験 期末試験 期末試験に向けた総復習(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テスト50%、演習の準備・参加態度35%、プレゼンテーション15%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 特別支援学校教育要領・学習指導要領解説自立活動編(幼稚部・小学部・中学部) ISBN 9784304042294
著者名 文部科学省 出版社 開隆堂 出版年 2018
備考
適宜、資料を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 特別支援学校教育要領・学習指導要領解説総則等編(幼稚部・小学部・中学部) ISBN 9784304042294
著者名 文部科学省 出版社 開隆堂 出版年 2018
参考書 書名 特別支援学校教育要領・学習指導要領解説総則等編(高等部) ISBN
著者名 文部科学省 出版社 ジアース教育新社 出版年 2020
備考
適宜、関連する書籍や資料を紹介する。
メッセージ
キーワード
自立活動の指導、指導目標・指導内容の設定、授業計画、授業づくり
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
特別支援教育総論、知的障害教育
履修条件
連絡先
研究室:C434号室
E-mail:yanagisawa@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日2コマ
事前に上記連絡先に問い合わせてください(上記の時間帯以外を希望する場合には相談に応じます)。

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