タイトル

開講年度 開講学部等
2026 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 火9~10 講義 6.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022902003 農業科教育法Ⅱ[Methods of Teaching Agriculture Ⅱ] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
執行 正義[SHIGYO Masayoshi]
担当教員[ローマ字表記]
執行 正義 [SHIGYO Masayoshi], 奥野 忠 [OKUNO Makoto]
特定科目区分   対象学生 〔農〕 対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
現代的教育ニーズを踏まえて農業教育の意義やあるべき姿を考えた上で、農業高校の教育課程・年間指導計画・教材教具や学習指導案などの作成演習および模擬授業を通して、農業科教諭として、授業(座学・実習指導)を行う知識とスキルを身に付ける。

授業の到達目標
高等学校農業科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された高等学校農業科の学習内容について、背景となる学問領域と関連させて思考することができる。
仮想の教育課程、年間指導計画、学習指導案の作成及び模擬授業の実施をとおして、具体的な授業場面を想定した授業設計を行うことができる。
授業計画
【全体】
前半部分で、農業教育の意義や目標および農業を取り巻く現状や課題を俯瞰する。
中盤から後半部分で、教育課程表、年間指導計画、教材、学習指導案を作成し、模擬授業を実施する。
最後に、よりよい授業を実施するための知識・技術、学校組織と農業教員の仕事について理解を深める。
担当形態:執行、奥野の複数で担当します。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 農業教育の意義とあるべき姿(1)
~教育基本法、学校教育法、学習指導要領~
担当:奥野
農業教育の目的・目標を法律および学習指導要領、社会ニーズから見つめ直す。 準備学習(2時間)
宿題(2時間):講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第2回 農業教育の歴史と現状
担当:奥野
農業高校の歴史、農業高校生の進路状況、実際の農業高校の教育内容について理解し、農業教育の必要性を考える。 宿題(4時間):関係法令に関するワークシートを提出する。
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第3回 教育現場の実践報告
担当:執行、奥野
4年生の「教育実習の振り返り」の発表を視聴し、教育実習の留意点や成果、課題等を理解し、将来、教職に就くことへの意欲を醸成する。(グループワーク)(ディスカッション) 宿題(4時間):実践報告の感想・気づきを提出する。
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第4回 日本の農業の現状(1)
~農業政策、食料自給~
担当、奥野
日本の農業政策、食料自給に関する内容を確認し、農業教育に必要な基礎的事柄について考える。 準備学習(2時間)
宿題(2時間):講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第5回 日本の農業の現状(2)
~農業の現状と課題~
担当:奥野
日本の農業就業者、農地、農業生産に関する課題を確認し、農業教育に求められている課題について考える。(グループワーク)(ディスカッション) 準備学習(2時間)
宿題(2時間):講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第6回 農業教育の意義とあるべき姿(2)
~学習指導要領の主旨、「農業」のカリキュラム~
担当:奥野
カリキュラムマネジメントの6つの視点を確認した上で、教科「農業」のカリキュラムを理解する。 宿題(4時間):日本の農業の現状と課題に関するワークシートを提出する。
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第7回 基本的なカリキュラム
~教育課程表、年間指導計画~
※通信情報技術の活用を含む指導計画作成と内容の取扱い
担当:奥野
学習指導要領の、「各科目にわたる指導計画作成と内容の取扱い」を確認し、年間指導計画作成(シラバス)に生かす。 宿題(4時間):特定の農業高校のカリキュラムを調べ、その特徴を考察する。(①)
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第8回 指導計画の作成
~年間指導計画、評価の観点~
※通信情報技術の活用を含む
担当:奥野
各自が調査した農業高校のカリキュラムを発表し、質疑応答する中で、農業教育の理解を深める。(プレゼンテーション)
年間指導計画の各項目の内容および評価の観点を理解し、仮想の農業科目の年間指導計画(シラバス)を作成できるようにする。
宿題(4時間):仮想の農業科目の年間指導計画(シラバス)を作成し提出する。
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第9回 指導と評価の一体化
学習指導案(1)
~学習指導案の各項目~
担当:奥野
各自がまとめた仮想の年間指導計画(シラバス)を発表し、質疑応答する中で、農業科目の理解を深める。(プレゼンテーション)
目標設定と観点別評価の方法、学習指導案の各項目について理解し、学習指導案作成に生かす。
宿題(4時間):模擬授業のための学習指導案を作成する。(②)
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第10回 学習指導案(2)
~学習指導案の作成方法~
担当:奥野
より良い授業計画に必要なプロジェクト学習の視点、効果的な材・教具の作成方法を理解する。 宿題(4時間):模擬授業のための学習指導案を作成する。
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第11回 授業づくりの実際(1)
~公開授業、実際の授業例~
担当:奥野
公開授業の視聴や学習指導案の事例をもとに、より良い学習指導案、教材・教具の作成につなげる。 宿題(4時間):模擬授業のための教材・教具を作成する。(③)
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第12回 授業づくりの実際(2)
~学習指導案、教材・教具の発表、授業技術の理論~
担当:奥野
学習指導案、教材・教具についてねらいや内容を発表し、意見交換する中で、作成した学習指導案等を改善する(プレゼンテーション)
インストラクショナルデザインやアクティブラーニングの理論をとおして、授業づくりのポイントを理解し、模擬授業を実施するための参考とする。
宿題(4時間):作成した学習指導案および教材・教具のブラッシュアップを行う。模擬授業の準備をする。
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第13回 模擬授業(1)
~模擬授業の実施~
担当:執行、奥野

各自が作成した指導案と教材を利用して模擬授業(20~25分程度)を実施する。また、他者の授業の評価を行う。(プレゼンテーション)(グループワーク) 宿題(4時間):模擬授業を振り返り、学習指導案、教材・教具の改善を行い提出する。
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第14回 模擬授業(2)
~模擬授業の実施と振り返り~
担当:執行、奥野
各自が作成した指導案と教材を利用して模擬授業(20~25分程度)を実施する。また、他者の授業の評価を行う。(プレゼンテーション)(グループワーク)
各自の模擬授業を振り返り、教育実習に生かせる授業づくりについて考える。
宿題(4時間):最終レポート「私の目指す農業教育」を作成し提出する。
講義内容の気づきおよび質問を提出する。
第15回 学校組織と農業教員のしごと
担当:奥野
現職教員のインタビュー視聴をとおして実際の学校組織や職務および教職について理解し、農業教育への関心や意欲を深める。 復習(4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 10% C: --% D: 30%
成績評価法
小レポート20%、ワークシート・提出物30%、模擬授業25%、最終レポート25%
教科書にかかわる情報
備考
主な教材は、毎回の授業で配布するスライド資料とワークシートです。
参考書にかかわる情報
備考
「高等学校学習指導要領(平成30年告示)』『高等学校学習指導要領解説(平成 30 年告示)農業編』『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 農業編』を、文部科学省HPからダウンロードし、PCやタブレット等で閲覧可能な状況にして持参すること。
メッセージ
 食の安心・安全意識の高まり、食料安全保障の問題、農業従事者の減少等が社会課題となっている現在、それらの課題解決を考え、将来、農業に関わる若者を育成する農業教育の充実は重要です。
 これまで、皆さんが体験してきた小中高校の学校生活では関わりの薄かったであろう農業教育の学習内容や考え方にぜひ触れて、農業教育の意義を考える機会にしてほしいと思っています。
キーワード
Society5.0、教育基本法、農業教育、学習指導要領、インストラクショナルデザイン、GAP、キャリア教育
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • 人や国の不平等をなくそう
  • つくる責任つかう責任
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
「農業科教育法Ⅰ」
履修条件
連絡先
執行 shigyo@yamaguchi-u.ac.jp
奥野 makoto10320@gmail.com  090-1686-9851
オフィスアワー
授業の欠席・内容などに関わる連絡は、奥野にお願いします。

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