タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半 月5~6 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022903003 特別活動A[Special Activities Theory A] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
杉山 直子[SUGIYAMA Naoko]
担当教員[ローマ字表記]
杉山 直子 [SUGIYAMA Naoko], 田中 智輝 [TANAKA Tomoki]
特定科目区分   対象学生 (2019年度以降入学者対象)〔理・工・農〕 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
学校教育において教科以外の活動である特別活動の基本的な位置付けや特質、役割についての理解を図る。その際、特別活動の現在に至るまでの時 代的変遷と現在の学習指導要領における位置づけや役割の理解を図り、見方・考え方や資質・能力について学ぶ。また、特別活動の資質・能力を育成 するための視点である「人間関係形成」、「社会参画」、「自己実現」の3つを、自分自身の中学校や高等学校での「学級(ホームルーム)活動」「生徒会活 動」「学校行事」の経験と結び付け、具体的な内容を想起する。その上で「学級(ホームルーム)活動」「生徒会活動」「学校行事」の目標と内容や指導方 法について具体的に学ぶ。
授業の到達目標
・学校教育の機能における特別活動の位置づけを理解する。特別活動の変遷と現在の位置づけや内容について理解する。
・特別活動の変遷の意味を思考できる。自己の経験を振り返り、具体的な活動を想起し、現在学んでいることと結び付け、今後自分が 行う教育活動を考察できる。グループでの話合いや全体の発表の際に、自己がすべき行動を判断できる。現在の中学生や高校生に ついて資料を下に考察できる。
・学校教育と中学生や高校生について関心を持つ。教師になることや適切な指導方法をすることに意欲を持つ。
・説明をきいたり指示に従ったりしようとする。自分の思い・考えや意見を適切に表現しようとする。話合い活動に積極的に参加しようと する。他者を配慮する行動を取ろうとする。
・自分の思い・考えや意見をまとめることができる。自分の思い・考えや意見を他者にわかりやすく適切な言葉を用いて表現することが できる。
・自己の体験を、学んだことと結び付け、客観的に捉えることができる。
授業計画
【全体】
特別活動とは何かについて、教科以外の活動として経験した教育活動を振り返りその共通点を探す。学習指導要領をもとに、特別活動がいかなる目標・ 内容であるかを理解する。特別活動の変遷について知る。子どもの実態の変化や時代・社会の状況と教育の関係を理解し、現在の子どもの実態を調査 資料から知る。現行の学習指導要領についての方向性を知る。学習指導要領をもとに特別活動の目標、内容、指導方法を理解する。特別活動の特質を 踏まえた指導方法を理解する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 「特別活動」とは 自己の学校教育を振り返り授業外の活動である学校行事や生徒会活動や学級活動を思い起こし、特別活動という名称を知る。 自己の中学校や高等学校での学び を振り返るとともに、中学生や高の状況を知る。(4時間程度)
第2回 「特別活動」の変遷 特別活動の始まりや名前と内容の変遷を学校教育の成立過程とともに理解する。 戦後の学校教育について関心を持 つ。(4時間程度)
第3回 子どもの実態・社会の変化と学校教育平成29年度学習指導要領 現代社会やそこに生きる子供の状況 (いじめ・暴力行為・不登校・コロナの影響など)の資料より、学校教育の対応を理解する。 ニュースなどから現代の中学生や高校生の特質について関心を持つ。(4時間程度)
第4回 特別活動の目標と内容 集団や社会の形成者としての見方・ 学習指導要領の3つの資質・能力や 考え方や3つの資質・能力を理解する 学習指導要領の3つの資質・能力や 見方・考え方を読んでおく。(4時間程度)
第5回 学級(ホームルーム)活動での話合 い活動と指導 テーマをもとに、他者を配慮し差別や 偏見を持たない話合いをグループで 行い、その結果を全体に発表する 中学校や高等学校で経験した話合 い活動を振り返り、生産的な話合いをするための技・方法を想起しおく。(4時間程度)
第6回 学校行事や生徒会活動の内容等 各自経験してきた学校行事や生徒会 活動について紹介し合い、教師の指
導について討議する
中学校や高等学校で経験した学校行事や生徒会活動の内容や教師の指導について振り返っておく。(4時間程度)
第7回 特別活動の指導方法(主体的、自主 的活動とは?) 生徒の自主的・実践的な活動、体験的な活動、集団への所属感・連帯感 を深める活動のあり方を学ぶ 「主体的・対話的で深い学び」についてテキストを読んでおく。(4時間程度)
第8回 「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」の視点をもった指導 これからの日本社会と求められる 「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」の姿 ニュースなどから現代の日本社会の課題について知っておく。(4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト・授業内レポート80%、授業態度・授業への参加度20%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 中学校学習指導要領(平成29年告知)解説 特別活動編 ISBN 9784827815917
著者名 文部科学省 出版社 東山書房 出版年 2022
備考
高等学校学習指導要領に関しては、適宜説明を加えたり資料を配布したりする。「各教科などにおける見方・考え方」「児童生徒の問題行動・不登校等生 徒指導上の諸問題に関する調査」「PISA学力調査」等についての資料は授業内で配布したり提示したりする。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 特別活動編 ISBN 9784487286355
著者名 文部科学省 出版社 東京書籍 出版年 2019
備考
適宜紹介する
メッセージ
様々な子どもたちが自己実現していくための教育方法について、共に学び考えていきましょう。
キーワード
特別活動、教科外活動、自主的・実践的、「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 人や国の不平等をなくそう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
教育課程論、道徳教育論
履修条件
連絡先
info-g@yamaguchi-u.ac.jp
(学務係にご連絡ください。学務係より担当教員にお伝えいたします。)
オフィスアワー
月4校時

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