タイトル

開講年度 開講学部等
2025 経済学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月3~4,金5~6    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1031110015 社会政策論[Social Policy] 日本語 4
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
濱島 清史[HAMASHIMA Kiyoshi]
担当教員[ローマ字表記]
濱島 清史 [HAMASHIMA Kiyoshi]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
昨年までははコロナ禍で逆に多くの学生さんが向上心を持って取り組んだように思われる。今年も逆境を乗り切っていきましょう!

以下、本来の概要
社会政策とは、労働政策と社会保障から成り、日本では厚生労働省の担う政策とかなり重なり、また地方自治体の政策にも含まれる部分が多い。従って、公務員志望者にとってはもちろん、広く社会的に知っておくべき重要な内容となろう。具体的には以下のような項目になる。沢山あるようにみえるかもしれないが、常識的な内容で高校時代にも目にしたはずである。すなわち、ジョブ型雇用・働き方改革(長時間労働の是正や同一労働同一賃金)・キャリア形成・労使関係・特に女性労働・フリーランス、少子高齢化・ワークライフバランスや人手不足・非正規雇用・格差・年金(103万円の壁)・介護・医療・生活保護などの焦眉の課題である。更に、就職氷河期世代支援制度、外国人労働者問題、社会的企業、社会的排除・包摂等に関して、国際的視点から欧米等の動向も、時間の限り取り入れたい。前年に引き続き、近代経済学でどのような議論が行なわれているか、先端的な研究も紹介していきたい。
 なお山口大学大学院東アジア研究科編・浜島清史編(2024)『東アジアのパンデミック』中央経済社.もテキストとする。
授業の到達目標
社会政策に関する基本事項を習得すること、基本問題として以下の出題をする。

 ジョブ型雇用・働き方改革(長時間労働の是正や同一労働同一賃金)・キャリア形成・特に女性労働・労使関係・フリーランス、少子高齢化・ワークライフバランスや人手不足・非正規雇用・格差・年金(103万円の壁)・介護・医療・生活保護、さらに就職氷河期世代支援制度、外国人労働者問題、社会的企業、社会的排除・包摂等。沢山あるようにみえるかもしれないが、常識的な内容で高校時代にも目にしたはずである。
授業計画
【全体】
 社会政策論は労働政策と社会保障からなり、授業ではこれらの項目を交互に取り扱っていく。主な項目は、若年雇用対策、フリーランス、ジョブ型雇用、労使関係論、欧州の労使関係、年金保険制度、労働保険制度(雇用保険・労災保険)、医療保険制度、介護保険制度、有料老人ホームの基礎知識、生活保護とワークングプア・格差問題、内定取り消しと解雇権濫用法理、少子高齢化・高年齢者雇用安定法、労働時間制度(長時間労働・過労死と労働基準・最低賃金)、男女共同参画社会(男女機会均等、派遣法、パート法、ワークライフバランス)、などである。当然、広く浅くなるが、日常生活に必要な常識的知性も養われるべきである。また冒頭で述べたように、コロナ禍に関連する社会政策の項目は多いので、関連させて授業を再構築する。
 近年は、社会的排除・包摂、ベーシックインカム(最低限の収入保障)、更に社会的企業等の議論も取り入れている。これらは欧米で基本的な福祉の在り方で日本の将来像にも影響を及ぼすものなので、国民が広く知っておくべき内容である。
社会政策には労働政策も含むということをよく認識していない者が多いので、注意してもらいたい。労働政策には労働基準政策、失業政策、雇用能力開発政策(キャリア形成も含まれる)、労使関係政策などがあり、社会保障には社会保険、社会福祉、生活保護などが含まれる。なお労働基準政策では男女雇用機会均等法、解雇権濫用法理、社会保険では年金、医療保険、介護保険などの問題を広く浅く取り扱うことになる。
 初めての聞きなれない用語もあるだろうが、実は近年の高校教科書には載るようになってきているので案ずることはない。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 講義の概要+若年雇用対策 講義の概要+若年雇用対策 この表は昨年度の授業を参考に作っているが、毎年新しい関連事項が出てくるので、臨機応変に授業内容を組み替えている。
第2回 講義の概要+若年雇用対策
講義の概要+若年雇用対策+就職氷河期世代支援制度
予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第3回 労使関係論:労使関係史・欧州の労使関係
労使関係論:労使関係史・欧州の労使関係
予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第4回 労使関係論:労使関係史・欧州の労使関係


労使関係論:労使関係史・欧州の労使関係




予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第5回 予備・調整週



予備・調整週


予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第6回 社会保険:年金保険制度

社会保険:年金保険制度


予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第7回 社会保険:年金保険制度


社会保険:年金保険制度
予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第8回 社会保険:介護保険制度 社会保険:介護保険制度 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第9回 社会保険:介護保険制度 社会保険:介護保険制度 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第10回 老人ホームの基礎知識 老人ホームの基礎知識
予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第11回 社会保険・医療保険制度 社会保険・医療保険制度 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第12回 社会保険・医療保険制度 社会保険・医療保険制度 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第13回 社会保険:労働保険(雇用保険と労災保険) 社会保険:労働保険(雇用保険と労災保険) 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第14回 社会保険:労働保険(雇用保険と労災保険) 社会保険:労働保険(雇用保険と労災保険) 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第15回 予備・調整週 予備・調整週
予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第16回 労働時間制度 労働時間制度 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第17回 労働時間制度 労働時間制度 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第18回 内定取り消し問題と解雇権濫用法理 内定取り消し問題と解雇権濫用法理 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第19回 生活保護制度 生活保護制度 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第20回 生活保護制度:社会的企業(社会的排除・社会的包摂) 生活保護制度:社会的企業(社会的排除・社会的包摂) 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第21回 予備・調整週 予備・調整週 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第22回 少子・高齢化問題 少子・高齢化問題 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第23回 少子・高齢化問題 少子・高齢化問題 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第24回 外国人労働者問題 外国人労働者問題 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第25回 外国人労働者問題 外国人労働者問題 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第26回 男女共同参画社会:ワークライフバランス 男女共同参画社会:ワークライフバランス 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第27回 男女共同参画社会:ワークライフバランス 男女共同参画社会:ワークライフバランス 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第28回 予備・調整週 予備・調整週 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第29回 試験対策 試験対策 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
第30回 期末試験 期末試験 予習1時間半復習1時間半が文科省の方針らしいが、主に復習と関連事項の研究をしてもらいたい。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末試験、学年末のレポート、出席(小レポート)、合計100%。過大な課題ではないと思われる。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 『東アジアのパンデミック』 ISBN 9784502498213
著者名 山口大学大学院東アジア研究科編・浜島清史編(2024) 出版社 中央経済社. 出版年 2024
備考
適宜指示する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 『社会政策―福祉と労働の経済学―』. ISBN 9784641220584
著者名 駒村康平・山田篤裕・四方理人・田中聡一郎・丸山桂 出版社 有斐閣アルマ 出版年 2015
参考書 書名 『社会保障の経済学 第4版』 ISBN 9784535557352
著者名 小塩隆士 出版社 日本評論社 出版年 2013
参考書 書名 『日本の社会保障政策―課題と改革―』 ISBN 9784130402699
著者名 小塩隆士・田近栄治・府川哲夫 出版社 東京大学出版会 出版年 2014
参考書 書名 『経済学で考える社会保障制度』 ISBN 9784502198816
著者名 安岡匡也 出版社 中央経済社 出版年 2017
備考
適宜指示する。
メッセージ
社会に出てから有益な知識を!生きた現場を重視せよ!
キーワード
社会政策、労働政策、社会保障、少子高齢化、若年・女性・高齢者問題、社会的企業
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 働きがいも経済成長も
  • 人や国の不平等をなくそう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
労働経済論

SDGSのチェック項目は社会政策論に直接関連するものであり、関連するが遠いものはチェックしていない。
履修条件
連絡先
経済学部A206、083-933-5521
オフィスアワー
適宜知らせる

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