開講年度
開講学部等
2025
経済学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木5~6
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1031110027
中国経済論[Chinese Economy]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
陳 建平[CHIN Kempei]
ー
担当教員[ローマ字表記]
陳 建平 [CHIN Kempei]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
1970年代末から40数年間にわたり、中国は改革開放路線を押し進める一方、経済成長を維持してきた。かつて同じ計画経済システムを採用した旧ソ連諸国や東欧諸国に比べて、中国の経済状況が比較的に良好なパフォーマンスを示し得たのは、ひとえに漸進的な改革路線と対外開放路線のおかげだと言っても過言ではない。しかし,改革開放までの約30年間にわたる計画経済時期の投資蓄積がなければ,中国の経済成長がこれほどまでに長期に継続できたとも思えない。本講義では、新中国建国後の社会主義計画経済時代の経済発展を振り返り、ここ40数年の中国の改革開放路線の展開を軸に、社会主義市場経済体制の確立に向けての歩みと、経済成長のダイナミズムを検証し、21世紀の中国の課題と展望について考える。
授業の到達目標
中国経済の歴史や現状についての知識を習得し、改革前の計画経済期と改革後の改革開放期の関係を理解する。中国の抱えている諸問題について、自分なりの考えを持ち、意見を述べることが出来る。中国関連の出来事について、関心を持つ。授業に出席し、課題にまじめに取り組む。
授業計画
【全体】
一、中国100年の歩み
1、工業化の進展
2、社会主義化と計画経済
3、改革開放と市場化
二、産業発展と政府・企業
1、農村社会の変容
2、企業体制の再構築
3、地域開発と産業人口集積
4、財政制度改革と中央地方の関係
5、金融システム
三、経済発展を制約する要因
1、貧困、失業と所得格差
2、人口と社会保障
3、エネルギー問題
4、環境問題
四、世界の中の中国
1、対外貿易と直接投資
2、香港、台湾と中国との関係
3、中国と近隣諸国との経済関係
五、中国経済の行方
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
本講義の目標と実施方法・スケジュール説明、講義内容への希望聴取、成績評価の説明など
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
中国100年の歩み(1)
中国工業化前史:新中国成立する前の中国工業化の歩み
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
中国100年の歩み(2)
工業化の進展:重工業発展戦略、社会主義化と計画経済
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
中国100年の歩み(3)
社会主義市場経済の提起とWTO加盟;世界の工場と世界の市場
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
産業発展と政府・企業(1)
農村経済の発展と三農問題
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
産業発展と政府・企業(2)
国有企業改革
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
産業発展と政府・企業(3)
地域政策と地域格差
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
産業発展と政府・企業(4)
財政体制と中央地方の関係
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
産業発展と政府・企業(5)
中国の金融システム
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
中国経済の課題(1)
失業、貧困および所得格差
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
中国経済の課題(2)
人口と社会保障
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
中国経済の課題(3)
エネルギーと環境
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
世界の中の中国(1)
対外貿易と直接投資
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
世界の中の中国(2)
近隣諸国との関係
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
中国経済の行方
将来への展望とまとめ
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第16回
試験
期末試験
復習をよくして試験に臨むこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業態度、レポート、学期末の筆記テストを総合して評価します。
毎回の講義に対するコメント30%、レポート10%、期末テスト60%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
現代中国経済論[第2版]
ISBN
9784623082247
著者名
梶谷懐・藤井大輔
出版社
ミネルヴァ書房
出版年
2018
備考
生協ブックショップにて入手可
参考書にかかわる情報
備考
必要に応じて授業中で指示。
メッセージ
ノートをとり、必ず整理しておくこと。また、メディア等における中国関係の情報にも関心を持つこと。
講義コメントを必ず記入すること。
また、状況により授業や試験等の実施形態を変更する場合がある。
キーワード
中国、中国経済
持続可能な開発目標(SDGs)
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
中国経済事情
履修条件
連絡先
chen@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜16時~17時
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