タイトル

開講年度 開講学部等
2026 経済学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中 集中    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1031110056 現代世界経済論[Modern World Economy] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
鳥谷 一生
担当教員[ローマ字表記]
鳥谷 一生, 山本 勝也 [YAMAMOTO Katsuya]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
2022年2月のロシアのウクライナ侵攻、そして2025年4月のアメリカ・トランプ第二次政権発足による相互関税策により、第二次世界大戦後の国際政治経済秩序が大きく揺らいでいます。本授業では、戦後の国際貿易と国際通貨システムの歴史的展開を振り返りつつ、2008年アメリカ発世界金融危機を契機に大きく転換しつつある現代世界経済の構造と現状について解説していきます。本授業を通じ、受講生は今日の世界経済と日本経済の立ち位置を理解できるようになります。
授業の到達目標
興味を持って新聞がすらすら読めるようになること。自分なりの「世界経済観」を持つこと。経済的に思考することとはどういうことかを学ぶ。世界経済の問題に疑問を持つこと。何故こんなことが起きたのかに興味を持つこと。考えたことを文章にする。表現できないことは、論理的に思考できてないことである。
授業計画
【全体】
本授業は3部構成です。第1部(第1週~第5週)は第二次世界大戦後の国際経済ルールと1970年代までの世界経済の歴史、第2部(第6週~第10週)はアメリカ中心のグローバリゼーションが進んだ1970年代から2008年世界金融危機まで、そして第3部(第11週~第15週)は今日の各国・地域経済の構造的断面とその総括としての分断・再編されるグローバリゼーションの現状です。尚、下記「授業時間外学習」の復習時間3時間には、毎回の授業の復習とレポート執筆時間が含まれています。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 講義案内及び今日の世界経済の概観 講義ガイダンス/世界経済の現況について シラバスの熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第2回 第二次世界大戦後の貿易と国際通貨制度 ブレットン・ウッズ体制、国際収支、外国為替取引と国際決済、国際金融と資本取引の自由化 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第3回 ブレットン・ウッズ体制下の財政・金融政策 貯蓄-投資バランス、マクロ経済学と固定相場制、ケインズ主義対グローバリゼーション 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第4回 1970年代、変動相場制への移行とアメリカの債務大国化 ケインズ主義の崩壊と金融の自由化、国際金融のトリレンマ、双子の赤字、「ドル本位制」 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第5回 第二次世界大戦後の西欧経済-EECからEUへ- 対外共通関税政策と共通農業政策、拡大ECと南欧諸国の加盟 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第6回 深化・拡大するEUと単一通貨ユーロの矛盾 地域的経済構造の格差、単一通貨形成の条件、ユーロ決済システム=ターゲット、国際金融のトリレンマ 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第7回 南北問題と世界経済 旧植民地の政治的独立と貿易体制、輸入代替工業化から外資導入・輸出指向工業化へ 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第8回 アジアNIESとASEANの経済発展と2001年中国のWTO加盟 アメリカ中心のグローバリゼーション下の経済発展と限界、1997年東アジア危機、中心国の罠 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第9回 グローバリゼーションと2008年アメリカ発世界金融危機とその波及 多国籍企業、グローバル・サプライ・チェーン、経済の空洞化、国際決済システムの危機 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第10回 中国経済の国内構造 「改革開放」への転換と社会主義市場経済、国有企業、中央と地方の財政関係、不動産バブルの生成と崩壊 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第11回 中国の国際経済戦略 人民元「国際化」、一帯一路戦略、世界最大の貿易大国・中国の内憂外患 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第12回 増大する地域貿易・経済連携協定とWTO TPP, MERCOSUR, 中国とASEAN 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第13回 BRICS、グローバル・サウスと世界経済 世界経済の重心移動、自由貿易とは何であったか?国内外に広がる経済格差、タックス・ヘブン 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第14回 アメリカの国際経済政策と「ドル本位制」の黄昏 相互関税政策、アメリカの財政金融政策の行き詰まり 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
第15回 授業全体の総括 授業の振り返りと最新情報の提供 指定したテキスト範囲の熟読及び事前配布資料の確認(準備時間1時間と復習時間3時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末レポート100%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 世界経済論 第3版 分断・再編されるグローバリゼーション ISBN
著者名 鳥谷一生・松永達編著 出版社 ミネルヴァ書房 出版年 2026
備考
授業では別途ppt等で作成した資料を配布しますが、上記教科書は用意しておいて下さい。尚、上記教科書の初版、第2版は中古書となってネットで販売されており、それらでも対応できなくはありませんが、最近の世界経済については記されていません。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 中国・人民元「国際化」と金融「自由化」の政治経済学 ISBN 9784771033979
著者名 鳥谷一生 出版社 晃洋書房 出版年 2020
参考書 書名 グローバル金融資本主義のゆくえ ISBN 9784623065783
著者名 鳥谷一生・松浦一悦編著 出版社 ミネルヴァ書房 出版年 2013
備考
いずれも中古書として販売されていますし、参考書2は図書館に所蔵されています。
メッセージ
毎日全国日刊紙、できれば日本経済新聞に目を通すようにして下さい。
キーワード
IMF, GATT, WTO, EU, ユーロ、世界金融危機, 中国, BRICS, グローバル・サウス
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
マクロ経済学、金融論、国際経済学
履修条件
連絡先
まずは次のメルアドに連絡して下さい。toritani@kyoto-wu.ac.jp
オフィスアワー
非常勤講師のため、キャンパス内研究室に在室している訳ではありません。質問等は授業終了後受け付けます。

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