タイトル

開講年度 開講学部等
2025 経済学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月3~4    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1031120018 管理会計論[Management Accounting] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤田 智丈[FUJITA Tomotake]
担当教員[ローマ字表記]
藤田 智丈 [FUJITA Tomotake]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
この授業では会計情報を利用する経営管理について学びます。どんな会社や店でも売上や利益などの数値目標が作られ、管理者や従業員はその実現を目指して働きます。管理会計ではこのような数字はどのように作られるのか、従業員はどのように評価されるときにやる気を引き出されるのか、どうすれば企業の競争優位を作れるのかなどの課題を、行動科学(心理学)や戦略論の知識なども使いながら考えていきます。
授業の到達目標
管理会計の基礎となる考え方、分析手法を身につける。私たちが客として利用している店や企業は、何を考え、利益をどう実現しようとしているのでしょうか。このような身の回りにあるビジネスを理解できるようになることが目標です。また、会計情報を用いて事例分析をできるようになりましょう。授業で習う知識や事例をきっかけとして、ビジネス関連のニュースや雑誌に興味を持ち、そのような情報を理解できるようになりましょう。
授業計画
【全体】
まず、管理会計と財務会計の違いを確認します。そして会計情報を用いた様々な分析手法について学ぶとともに、組織内の様々な課題を会計手法を用いて解決していくことを学びます。さらに現代のビジネスでは必須となった戦略の観点から管理会計を広く見ていきます。そこでは日本の製造業を支えた原価企画や、日本企業をお手本に世界に広まったBSCなどのマネジメント手法をとりあげます。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 管理会計とは 基本的な考え方の確認。特に財務会計との違いについて。 事前にテキスト1章に目を通しておき、授業後は復習する(4時間)。
第2回 戦略と計画 経営戦略と経営計画の違いについて。 事前にテキスト2章に目を通しておき、授業後は復習する(4時間)。
第3回 経営分析 財務分析の方法など。 事前にテキスト3章に目を通しておき、授業後は復習する(4時間)。
第4回 意思決定支援 戦略的意思決定と業務的意思決定について。 事前にテキスト4章に目を通しておく。授業後は復習し、宿題の計算問題を解く(4時間)。
第5回 短期利益計画 短期的な利益計画やCVP分析について。 事前にテキスト5章に目を通しておく。授業後は復習し、宿題の計算問題を解く(4時間)。
第6回 責任会計 組織構造と責任会計について。 事前にテキスト6章に目を通しておき、授業後は復習する(4時間)。
第7回 予算管理 予算管理の意義や方法、課題などについて。 事前にテキスト7章に目を通しておく。授業後は復習し、宿題の計算問題を解く(4時間)。
第8回 業績評価 組織(従業員)を動かすための業績評価について。 事前にテキスト8章に目を通しておく。授業後は復習し、宿題の計算問題を解く(4時間)。
第9回 非財務業績評価 重要性を増す財務以外の業績評価について。 事前にテキスト9章に目を通しておき、授業後は復習する(4時間)。
第10回 インセンティブと報酬 動機付けの仕組みや方法について。 事前にテキスト10章に目を通しておき、授業後は復習する(4時間)。
第11回 マネジメント・コントロール マネジメント・コントロールの意義や課題など。 事前にテキスト11章に目を通しておき、授業後は復習する(4時間)。
第12回 グループ経営と管理会計 企業集団全体の経営と管理会計について。 事前にテキスト12章に目を通しておき、授業後は復習する(4時間)。
第13回 アメーバ経営 日本で生まれた経営手法の一つであるアメーバ経営について。 事前にテキスト13章に目を通しておき、授業後は復習する(4時間)。
第14回 原価企画 日本の製造業(特に自動車や電機)の発展を支えた原価企画について。 事前にテキスト14章に目を通しておく。授業後は復習し、宿題の計算問題を解く(4時間)。
第15回 公共部門の管理会計 自治体や病院など、公共部門の管理会計について。 事前にテキスト15章に目を通しておく。授業後は復習し、宿題の計算問題を解く(4時間)。
第16回 期末試験 総復習となる期末試験を実施します。 十分な復習をしておくこと。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テスト 100%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 管理会計論15講 ISBN 9784883844012
著者名 横田絵理 出版社 新世社 出版年 2025
備考
大学生協に発注しています。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
「管理会計」には会計という言葉が入っていますが、簿記や財務会計とはだいぶ異なる内容です。財務情報を使って経営することが課題なので、経営管理論や経営戦略論など経営学分野の様々な授業と併せて受講することが望ましいです。
キーワード
管理会計、原価計算、経営管理、経営戦略
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
経営学総論、経営管理論、経営戦略論、流通論、原価計算論、管理会計特論
履修条件
連絡先
就学支援システムのメッセージ機能を利用してください。
オフィスアワー
原則として授業後の時間。ただし必要に応じて随時受け付けます。

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