開講年度
開講学部等
2025
経済学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金1~2
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1031120019
流通論Ⅰ[Distribution System Ⅰ]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
藤田 健[FUJITA Takeshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
藤田 健 [FUJITA Takeshi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
わが国の流通は、大きな変革期を迎えている。たとえば、中小小売業者の淘汰、卸売業者の合併、コンビニの隆盛と停滞、商店街・百貨店の衰退、ネット取引の拡大など、さまざまな変化に直面している。こうした複雑で多様な現象を理解するためには、流通に関する基礎理論の習得が不可欠である。そのため、本講義では、さまざまな企業の事例をとおして流通の現実を概観するとともに、現実の流通を分析するための基礎理論の習得を目指す。
本講義は、経済学部ディプロマポリシー「企業行動に伴って生起する諸問題を理解し、解決に至る道筋を考える基礎学力を付与すること」の実現にむけて、流通論の観点からアプローチを行う。本講義は、DP1Bの「4.流通分野では、商品自体や商品の流通・マーケティング、保険の活動に関わる諸問題を理解する能力」の獲得をめざし、おもに商品の流通に関する基礎知識を提供する。
授業の到達目標
流通論の基礎理論を理解する。流通現象への関心を高め、理論的な視点から理解する。
授業計画
【全体】
この授業は、基本的に教科書の流れに即して、講義を進める。必要に応じて、追加事例や映像資料を提示する。授業後は、小レポートを提出してもらう。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
流通論の概要説明、受講上の諸注意、成績評価に関する説明などを行う。
予習:初回授業のため予習の必要はないが、教科書を購入した人は「はじめに」「目次」に目を通し、流通論でどのような内容を学ぶのかを見ておくこと(教科書を購入した人の修学時間の目安:1時間)。/復習:あなたが流通という言葉を聞いて想像する現実について、小レポートを作成すること(修学時間の目安:1時間)。
第2回
流通とは何か
流通と商業の基礎知識を学ぶ
予習:教科書第1章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第3回
百貨店と総合スーパー
百貨店と総合スーパーのイノベーションを学ぶ
予習:教科書第2章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第4回
食品スーパーとコンビニエンス・ストア
食品スーパーとコンビニエンス・ストアのイノベーションを学ぶ
予習:教科書第3章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第5回
ディスカウント・ストアとSPA
ディスカウント・ストアとSPAのイノベーションを学ぶ
予習:教科書第4章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第6回
商店街とショッピングセンター
商店街とショッピングセンターの盛衰を学ぶ
予習:教科書第5章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第7回
小売業態とは何か
小売業態の概念とその実態を学ぶ
予習:教科書第6章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第8回
小売を支えるロジスティクス
小売を支えるロジスティクスの考え方を学ぶ
予習:教科書第7章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第9回
インターネット技術と新しい小売業態
インターネット技術と新しい小売業態の論理を学ぶ
予習:教科書第8章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第10回
小売を支える卸
小売を支える卸の役割と変化を学ぶ
予習:教科書第9章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第11回
流通構造とその変容
流通構造の見方・考え方・分析方法を学ぶ
予習:教科書第10章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第12回
日本型取引慣行
メーカーによって作られた取引慣行の変容を学ぶ
予習:教科書第11章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第13回
小売を中心とした取引慣行
小売に関連する取引慣行の変容を学ぶ
予習:教科書第12章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第14回
売買集中の原理と品揃え形成
流通論の中核理論を学ぶ
予習:教科書第13章を読み、わからない言葉を調べ、重要だと思われる箇所に線を引いておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:授業内容を振り返り、重要な箇所を再確認するとともに、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第15回
全体のまとめ
授業全体を振り返り、流通論での学びを総括する。
予習:これまでの授業内容を振り返り、疑問点があれば、質問事項として書き出しておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:「全体のまとめ」を振り返り、流通論の流れや要点を振り返り、教員に指示された小レポートに回答すること(修学時間の目安:2時間)。
第16回
期末試験
流通論の知識を体系的に理解しているかを確認する
予習:十分に試験勉強をしてから試験に臨むこと(修学時間の目安:4~6時間)。/復習:期末試験で自信を持って回答できなかった箇所を教科書・配付資料等で確認し、知識の定着を図る(修学時間の目安:1時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小レポート 30%、期末試験 70%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
1からの流通論〔第2版〕
ISBN
9784502283611
著者名
石原武政・竹村正明・細井謙一編著
出版社
中央経済社
出版年
2018
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
ビジネスエッセンシャルズ(5)流通
ISBN
4641052689
著者名
大阪市立大学商学部編
出版社
有斐閣
出版年
2002
参考書
書名
岡田卓也の時代 : 公器の理念が支えた静かなる流通革命 : Japan United Stores COmpany
ISBN
9784502512919
著者名
石井淳蔵著
出版社
碩学舎
出版年
2024
参考書
書名
知らなきゃいけないアパレルの話 : ユニクロ、ZARA、シーイン新3極時代がくる!
ISBN
9784478090794
著者名
河合拓著
出版社
ダイヤモンド・リテイルメディア
出版年
2022
参考書
書名
ダイエー中内功とダイソー矢野博丈 : 昭和平成二大怪物伝 : 流通革命の旗手
ISBN
9784885922381
著者名
大下英治著
出版社
東峰書房
出版年
2024
参考書
書名
勝ち残るためのリテールDX : トライアルグループが挑む新・流通革命
ISBN
9784478090800
著者名
永田久男, 大浦芳久著
出版社
ダイヤモンド・リテイルメディア
出版年
2022
参考書
書名
昭和の商店街遺跡、撮り倒した590箇所 : 全国厳選108スポットの「ド渋」写真
ISBN
9784909926272
著者名
山本有 [著]
出版社
303 BOOKS
出版年
2023
備考
『ビジネスエッセンシャルズ(5)流通』は本講義の理論的なバックボーンになっている。流通論を深く理解したい人には、一読することをお勧めする。その他の参考書は、近年出版された流通論に関係する書籍である。流通の「今と昔」を学びたい人に読んでもらいたい。
メッセージ
1.状況により、授業や試験等の実施形態を変更したり、代替措置を講じたりする場合がある。
2.教室内での注意:授業中の私語は厳禁である。着席ルールを設定する場合には,毎回そのルールに従うこと。
3.流通論Ⅰは,経営学科流通システム講座の授業に関して基礎的な知識を提供する。マーケティング論,商品学等を体系的に勉強したい人は,必ず受講すること。
4.「流通論Ⅰ」にあわせて、後期開講の「流通論Ⅱ」を続けて履修すると,勉強しやすくなる。逆に,「流通論Ⅰ」を受講せずに「流通論Ⅱ」を受講すると,わからないことが多すぎて,勉強しづらくなってしまう。そのため、流通論Ⅰ・Ⅱを続けて履修登録すること。
キーワード
流通,商業,取引,小売業,卸売業,物流,マーケティング,商品
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
接続科目:流通論Ⅱ(流通論Ⅰに続けて履修すること。流通論ⅠとⅡは、授業内容が関連している。)
経営学科流通システム講座内での関連科目:マーケティング論,マーケティング戦略論,商品学も履修すること。
履修条件
連絡先
連絡先は,初回授業で配布する資料に記載する。また,受講生は,Moodle等の「流通論Ⅰ」の第1回講義欄で,教員の連絡先を随時確認することができる。
オフィスアワー
授業内容について相談事項がある場合、初回授業で配布する資料に記載するメールアドレス宛に必ず連絡をすること。メールで対応できる場合はメールで回答する。面談が必要な場合は、面談時間を設定の上、個別対応する。面談時間を事前に約束せずに研究室に来た場合、個別対応はしない。
ページの先頭へ