タイトル

開講年度 開講学部等
2025 経済学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火5~6   3.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1031130015 日本文化・宗教論[Japanese Culture and Religion] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
武本 Timothy[TAKEMOTO Timothy]
担当教員[ローマ字表記]
武本 Timothy [TAKEMOTO Timothy]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
日本文化を海外から見て何が面白いか、何が可笑しくて何が奇妙であるか、また、日本文化をどのように観光商品として売ればよいかについて考える。有名な「日本論」を紹介し,多くの映像を提示しながら*学生同士で話し合う授業形態を使って、講義と演習の中間型授業になります。「武本が間違っている」・「これは日本ではない」と感じることが多々あると思いますが、日本文化を新たな目で見ることを目標とします。

発展科目である文化心理学とのテーマの重なりがあります。日本文化宗教論でテーマを紹介し文化心理学で実証的な研究を紹介することが多々あります。
授業の到達目標
日本文化についての理論を理解し、日本文化のどういうところが注目されているかを知ること。日本文化に対する捉え方を比較・分類する思考能力をもつ。「こういう現象も日本文化だったか!」という閃きから、意外に身近にあって透明な日本文化の魅力を発見する意欲をもつ。日本文化が日本人にとって自明であるという態度から、日本文化に対する捉え方の多様性を知ることで、文化が観光行動などの文化接触の場面において発見される未知なるものである態度をもつ。日本文化や宗教を表現する技能を見につける。
授業計画
【全体】
観光との関連を意識しながら、海外から見た日本文化の不思議や魅力や闇について考えていく。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 文化と観光 日常文化がいかに観光に密接な関係にあるかについて考え、観光の仕方も強く文化に影響されていることを理解していただきたい 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第2回 人形とロボットとアニミズム 人形のお葬式、話す自動販売機とATM、価格りや人形浄瑠璃など、日本人の人形やロボットに対する感情は世界的に注目されている。その特殊性をアニミズムの観点から考える。 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第3回 お祭り 日本はお祭り大国であり、宗教関連・世俗的な祭りを紹介し、共通点を考え、観光客をお祭りに参加していただく問題点にも触れる。 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。

日本のお祭り(例えば山口市の天神祭)には性的な表現もあります。そのような内容には触れたくないのであれば、その前後に相談いただければ別の課題を与えることができます。
第4回 日本語 日本語が難しいという常識を覆そうとし、日本語そのものの魅力を観光資源にできることを考える 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第5回 アニメと漫画 世界的にリードしている日本のアニメや漫画の特徴を考える。聖地や漫画家の出身がまだまだ観光資源化できることを紹介 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第6回 和食 和食のすごさ・特徴・そして欠点を紹介し、B級・Z級・ダーク食文化をおすすめする。 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第7回 仏教 仏教の世界観とマッハ(Mach, 1896)やボーム(Bohm,1980)などの物理学者との共通性を紹介し、仏教の日本文化への深い影響を考える。 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第8回 神道 神道を地理的なトーテミズムと見る見解と、神道と日本人のスタンプラリー的観光行動様式との深い関係を考える。 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第9回 日本のスポーツ 日本のスポーツと武道やお祭り・芸術活動・料理などでも戦に変身させる日本文化を紹介する。 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第10回 和服とファッション 日本人の自己表現方法や独自性がいかに防府で・自己肯定感としての身だしなみで表すことを紹介する。 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第11回 温泉 多くの欧米人に紹介しないほうがよい理由を考える。 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第12回 暗黒の観光 言語的自己世界観を持っている欧米人はどうしても比較するので、よいものばかし観光すると自尊心が低下する恐れを紹介し、良いものも悪いものも観光資源にする観全をおすすめする。 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第13回 日本人の身体 儀礼・朝礼・ポーズ・体操・マナー・礼拝・指さし確認・立ち合い・お行儀など日本人にとっては当たり前ですが、外国人には美しく、可笑しく、不思議で見える表現行動 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第14回 自然 日本人の自然に対する両義的な思いを紹介し、日本の自然が観光資源にできることをアピール 授業のビデオを復習(90分)する。Moodleに掲載されている授業のスライドを参照しながらMoodleにある選択式テストに答える(1時間)。授業内用にあった日本文化を見つける(1時間)。学期末まで、光も闇も紹介する観全ツーアを企画する(毎週30分)。(合計4時間) 複数のクラスメートとのペア・ディスカッションを実施する。
第15回 学生のツアー発表 地元等の(光と闇を含めた)「勧全ツアー」のPPT発表 発表の準備と反省 外国人観光客に関心のある、★新しい★観光目的地の良い所も悪いい所も全部を紹介することが目標ですので、対面で発表することが心配です。オンラインで発表する可能性がありますが、対面必須という可能性もあります。
第16回 学生のツアー発表 地元等の(光と闇を含めた)「勧全ツアー」のPPT発表 発表の準備と反省 外国人観光客に関心のある、★新しい★観光目的地の良い所も悪いい所も全部を紹介することが目標ですので、対面で発表することが心配です。オンラインで発表する可能性がありますが、対面必須という可能性もあります。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: 10% D: 5%
成績評価法
各授業の内容についてのオンラインテスト20%
最終的にはそれまでの授業の内容や観光資源探検を踏まえて観全ツアー企画を作成する80%
授業では発言する場合はボーナス点を与える。
教科書にかかわる情報
備考
PPTスライドをたくさん使います。授業に出席する学生が閲覧できるホームページにて公開します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 英文版 ロボット - Loving the Machine ISBN 4770030126
著者名 ティモシー・N. ホーニャック 出版社 講談社インターナショナル 出版年 2006
参考書 書名 菊とバット ISBN 9784152086174
著者名 ロバート ホワイティング 出版社 早川書房 出版年 2005
参考書 書名 日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか ISBN 9784569794297
著者名 竹田 恒泰 出版社 PHP研究所 出版年 2010
備考
参考書は日本文化についての例にすぎません。関心のテーマについての本はおすすめできるかもしれませんので、お聞きください。
メッセージ
出席は評価%には影響しませんが、評価点数が合格・不合格の境界線の少し下の場合、出席率を参照にして考慮します。
キーワード
日本文化 日本人論 日本論 観光 日本の魅力
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
日本文化宗教論は「異文化コミュニケーション論」 「観光文化心理学」 「観光英語」と重なっているところがあります。
履修条件
連絡先
http://nihonbunka.com からアクセスできるメールアドレス
オフィスアワー
授業時間帯外でいつでもどうぞ。上述の連絡先、あるいは090 9588 3270にてアポをとるとベストです。授業時間直後もぜひ質問したりしてください。

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