開講年度
開講学部等
2025
経済学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木5~6
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1032110015
西洋経済史総論[General European Economic History]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
古賀 大介[KOGA Daisuke]
ー
担当教員[ローマ字表記]
古賀 大介 [KOGA Daisuke]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
「歴史は繰り返す」。もっとも全く同じことは2度とおきません。しかし、似たようなことなら歴史上何度もみられます。トランプ政権の「アメリカ第一主義」、「アベノミクス」という経済政策など、新しい事象にみえることでも、そう遠くない過去に同じようなことがみられました。なぜか? その答えには、わたしたちが生きる資本主義経済という仕組みが深く関係しています。「工業化」をベースとするこの仕組みは、今から約200年前にヨーロッパ・イギリスで生まれたものです。では、なぜ世界中のどこでもなく約200年前のヨーロッパ・イギリスで生まれたのでしょか? そして、どのように世界中に広がっていったのでしょうか? 人々の生活をどのように変えてきたのでしょうか。そして、なぜ同じような現象(政策や出来事)が繰り返しみられるようになったのでしょうか。さらに、今後、どうなるでしょうか。
本講義では、こうした疑問に答えていきながら、歴史から読み取られるヒントを元に、「未来」、これからを生きる皆さんの将来について考えてみたいと思います。と同時に、現在わたしたちが「常識」だと思っていることが、どのように作られてきたかを紹介し、発想の柔軟性を養っていきたいと思います。
授業の到達目標
欧米における工業化社会の成立と発展に関する基本的知識を身に着ける。過去と現在を相対化し、思考の幅を広げる。現在社会に繋がる、もしくは、教訓となる歴史に関心が持てるようになる。大人としての受講マナーを身に付ける。
授業計画
【全体】
各週ごとのタイトルを参照のこと。ただし、状況により授業や試験等の実施形態を変更する場合があります。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
何のために歴史を学ぶのか(1)-新旧社会経済の交代を意識して
我々が生きている工業化社会は、社会制度・人の生き方をどのように変えてきたのかを概観し、これからの変化(IT社会)への変容を展望する
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第2回
何のために歴史を学ぶのか(2)
過去の伝染病(パンデミック)は社会をどのように変えたのかを概観し、今後の世界の在り方の教訓を学ぶ
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第3回
おしゃれから始まった工業化ー世界で最初の工業国家イギリス
世界で最初の工業化はどのようにはじまったのかを学ぶ
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第4回
朝食革命ーパンと紅茶の朝ごはん成立とその意味
工業化により生まれた人々の生活習慣や制度について学ぶ
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第5回
自由貿易の圧力
工業化により経済力をつけたイギリスは自由貿易を他国に押し付けるがその狙いとは
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第6回
ドイツの工業化と反撃
イギリスの圧力を受けて、保護主義的工業化を果たすドイツの事例を学ぶ
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第7回
作られたブランド―フランスの工業化
ラグジュアリーブランドに注目しながらフランスの工業化の特徴を学ぶ
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第8回
アメリカンドリームー西部劇とマクドナルド(前編)
広大な荒野は、なぜ、どのように開拓されていったのか。アメリカ開拓と工業化の関係について学ぶ
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第9回
アメリカンドリームー西部劇とマクドナルド(後編)
アメリカはどのように世界的な経済大国になったのか、その過程を学ぶ
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第10回
100年前のグローバル経済(前編)
工業化した国々と植民地化された国々が、イギリスを中心とした「多角的貿易決済機構」のもとで一体化していたことを学ぶ(前編)
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第11回
100年前のグローバル経済(後編)
工業化した国々と植民地化された国々が、イギリスを中心とした「多角的貿易決済機構」のもとで一体化していたことを学ぶ(後編)
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第12回
戦争と借金―第一次大戦のあとさき
第一次大戦とその後の世界経済について学ぶ
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第13回
世界恐慌の教訓
世界恐慌はなぜ起きたのか、その後世界はどうなったのかを学ぶ
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第14回
まとめ‐われわれはどこに向かうのか? (前編)
歴史は「繰り返す」。過去に起きた類似した事象から、その現代的意義を学ぶ
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第15回
まとめーわれわれはどこに向うのか?(後編)
工業化社会の終焉を迎え、我々はどのような社会に向かうのか。どのくらいのスピードで終焉的変化を迎えるのかを合わせて展望する。
講義の内容を振り返り復習しましょう。また関連する文献を探して、読んでみましょう。(1~2時間程度)
第16回
期末テスト
期末テスト
試験勉強(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
中間筆記テスト30%、期末筆記テスト70%(学習意欲を成績評価の調整に充てることがある10%)
教科書にかかわる情報
備考
特定の教科書はありません。
参考書にかかわる情報
備考
講義に関連する参考書は、必要に応じて講義中に随時紹介していきます。
メッセージ
この講義では、就職活動期にまでに身につけてもらいたい、ものの考え方や発想、それから経済や歴史に関する幅広い教養をお教えします。
出席はとりませんが、対面授業になった場合、講義中,途中入場退出、私語は厳禁です。その外、講義中、ひたすら寝ている者、イヤホンをつけた受講など、受講態度が悪い者に対しては厳しく対処します。
キーワード
欧米経済史、工業化、多角的貿易決済機構
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
西洋経済史各論
履修条件
連絡先
就学支援システムのメッセージ機能をご利用ください。
オフィスアワー
講義終了後に直接お話ください。
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