開講年度
開講学部等
2026
経済学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
月3~4
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1032110016
日本経済史各論[Detailed Economic History of Japan]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
木部 和昭[KIBE Kazuaki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
木部 和昭 [KIBE Kazuaki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本講義では、第一次大戦とそれに続く恐慌の時代の日本経済の歴史について取り扱う。第一次世界大戦により日本経済は急成長を遂げたが、その後の戦後反動恐慌によって不況に突入し、1920年代の10年間は長期不況に苦しむことになった。しかしこの時代は、現代につながる重要な変化が日本経済の中に芽生えた転機でもあった。本授業では、その具体的な経済状況の変遷を見ていくと共に、時代を象徴する企業家や政治家、あるいは当時の山口県の経済状況などについても、多面的に取り上げていきたい。また、1920年代の長期不況の時代について、1990年のバブル崩壊とそれに続く平成不況およびリーマン・ショック、アベノミクスなどとも比較する予定である。
授業の到達目標
第一次世界大戦から、戦後恐慌、1920年代の相次ぐ恐慌の時代、高橋財政による昭和恐慌脱出までの歴史の流れを理解して説明できる。戦前の日本経済の歩みを、現代の日本経済の動向と比較して考察することができる。戦前の日本経済の歴史から、現代の経済社会をの源流となる要素を読み取り、教訓を学び取ることができる。経済の歴史から、現代の経済社会を分析するのに必要な幅広い視野を持つことができる。講義の内容を的確に論述できる。
授業計画
【全体】
1,配布プリント・資料をもとにした講義形式で授業を進める。
2,第一次世界大戦から、戦後恐慌、1920年代の相次ぐ恐慌の時代、高橋財政による昭和恐慌脱出までの歴史の流れを概観する。
3,それをふまえた上で、この時代を象徴する鈴木商店と金子直吉について取り上げ、その功績と失敗の要因を分析する。
4,高橋是清による財政政策を詳細に見ながら、現代的な財政政策手法の確立とその限界点を明らかにする。
5,1920年代の長期不況と、バブル崩壊後の平成不況の比較を行う。
6,この時期、地方レベルでも経済産業構造に大きな変化が見られたことを、山口県の事例から具体的にとりあげる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
導入・第一次世界大戦と1920年代の日本経済(1)
本講義の概要
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第2回
第一次世界大戦と日本経済(1)
日清・日露戦争と日本経済
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第3回
第一次世界大戦と日本経済(2)
大戦景気の到来
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第4回
第一次世界大戦と日本経済(3)
大戦景気と日本経済の新局面(民衆・地方の成長、中国侵略、ロシア革命の影響)
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第5回
戦後反動恐慌と1920年代不況(1)
戦後ブームとその崩壊
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第6回
戦後反動恐慌と1920年代不況(2)
長期不況の1920年代
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第7回
戦後反動恐慌と1920年代不況(3)
金融恐慌とその影響
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第8回
神戸鈴木商店と金子直吉(1)
神戸鈴木商店の急成長
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第9回
神戸鈴木商店と金子直吉(2)
金融恐慌と神戸鈴木商店の破綻
ノート整理・復習
宿題: 小レポート(1)
(学修時間の目安 4時間以上)
第10回
昭和恐慌と高橋財政(1)
井上準之助蔵相と金解禁デフレ
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第11回
昭和恐慌と高橋財政(2)
昭和恐慌に挑む高橋是清蔵相
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第12回
昭和恐慌と高橋財政(3)
高橋財政の成功と挫折
ノート整理・復習
宿題:小レポート(2)
(学修時間の目安 4時間以上)
第13回
バブル崩壊からアベノミクスまで~1920年代と現代の比較~(1)
平成のバブル発生と崩壊
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第14回
バブル崩壊からアベノミクスまで~1920年代と現代の比較~(2)
構造改革と不良債権処理
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第15回
バブル崩壊からアベノミクスまで~1920年代と現代の比較~(3)
リーマン・ショックとアベノミクス
1920年代と現代の比較
ノート整理・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第16回
期末試験
論述試験(持ち込み不可)
試験につき特になし
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末試験は論述形式(持ち込み不可)。
毎回、質問・感想を記入する受講票を配布する。また、講義中、2回の小レポートを宿題として課す。
期末試験65%、小レポート20%、受講票15% により成績を評価する。3分の1(5回)以上欠席すると不合格となる。やむを得ない理由による欠席は、直接申し出ること。
教科書にかかわる情報
備考
テキストは特に指定しない。単元毎に、アウトラインを示したプリントおよび資料を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
概説日本経済史 : 近現代
ISBN
9784130421539
著者名
三和良一, 三和元著
出版社
東京大学出版会
出版年
2021
参考書
書名
昭和の恐慌(昭和の歴史2)
ISBN
4094610227
著者名
中村政則
出版社
小学館ライブラリー
出版年
1994
参考書
書名
日本資本主義百年の歩み
ISBN
4130421212
著者名
大石嘉一郎
出版社
東京大学出版会
出版年
2005
備考
この他の参考文献は、授業中、適宜紹介する。
メッセージ
講義に関する連絡は就学支援システムのメッセージ機能を通じて行うので、確認を怠らないこと。
キーワード
経済史、資本主義社会、第一次世界大戦、恐慌、高橋是清、金子直吉
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
日本経済史総論、西洋経済史総論、西洋経済史各論、政治経済学
履修条件
連絡先
経済学部C207研究室
内線5566、E-mail;kibe@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日12:00~12:40
(メールによる問い合わせは随時)
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