タイトル

開講年度 開講学部等
2025 経済学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金5~6    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1032110050 国際経済学[International Economics] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
高橋 美多[TAKAHASHI Mita]
担当教員[ローマ字表記]
高橋 美多 [TAKAHASHI Mita]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
グローバリゼーションが進む現代世界経済において、私たちの置かれている状況は急速に変化しています。ヒト・モノ・カネのあらゆる面でのグローバリゼーションがこれからの生き残り策の筆頭にあげられる今日、世界ではいったい何が起きていて、私たちはどのような視点をもって事態を観察・分析すればいいのでしょうか?
本講義では、以上のような問題意識を出発点として、まず世界経済の現状を概観します。そして、現在生じている事態を理解し、これを読み解くために必要な国際貿易や海外直接投資、外国為替など国際経済全般に関わる基本概念・理論について説明します。また、世界経済の現状とこれらの理論を照らし合わせながら、理論を批判的に検討します。さらに、現在を理解し解決の方途を探るヒントは歴史にありますので、この世界経済の現状を歴史的観点からも考察していきます。
授業の到達目標
世界経済の現状を理解し、国際経済全般にかかわる基本概念と理論を身につける。世界経済の現状あるいは歴史的観点から、理論を批判的に検討し、理論の有用性や問題点、限界を指摘することができる。一般論や自らの考え方・価値観にとらわれず、些細なことにも関心を持ち、多角的な視点から事態を観察することができる。自分の身に置き換えることで、より具体的な関心を持って、真摯に問題に取り組むことができる。自らの考えを、理論的あるいは歴史的な視点を踏まえて、論理的に展開することができる。自ら考える習慣を身に付けることができる。
授業計画
【全体】
世界経済の現状、歴史的な経緯、基本概念や理論について順を追って説明していきます。講義では、常に時事的要素を絡めながら、現代の問題を起点にして理論や歴史的展開について解説することを心がけます。また、理解の助けのために、新聞・雑誌記事、学術論文、ビデオ教材、Webなどを適宜利用します。
なお、以下の授業計画は、主要な講義内容を提示したものであり、講義の進捗状況やその他の事情により、変更することがあります。
また、新型コロナウィルス感染症の蔓延状況により授業や試験等の実施形態を変更する場合があります。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション―国際経済学の対象と方法― 講義概要、進め方、問題意識 復習4時間程度
第2回 国際収支と国際貸借 貿易統計、日本経済の現状をデータで見る 復習4時間程度
第3回 貿易の利益 なぜ貿易するのか 復習4時間程度
第4回 リカード・モデル1 比較優位の原理 復習4時間程度
第5回 リカード・モデル2 リカード・モデルの数学的理解 復習4時間程度
第6回 ヘクシャー=オリーン・モデル 要素賦存モデル 復習4時間程度
第7回 その他の貿易理論とサービス貿易 ライフサイクル・モデルその他、サービス貿易の現状 復習4時間程度
第8回 これまでの授業内容の復習 授業内容の復習 復習4時間程度
第9回 地域経済統合 自由貿易協定の現在 復習4時間程度
第10回 地域経済統合とWTO メガFTA、自由貿易体制の歴史的経緯 復習4時間程度
第11回 経済発展と国際貿易 国際貿易が経済発展に与える影響 復習4時間程度
第12回 世界の貧困問題と開発問題 貧困問題とはなにか、開発の負の側面 復習4時間程度
第13回 国際協力の取り組み 政府開発援助(ODA) 復習4時間程度
第14回 持続可能な開発 環境と貿易、開発 復習4時間程度
第15回 総括 本講義全体の総括 復習4時間程度
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末のレポートで評価します。
学期末のレポート 100%
教科書にかかわる情報
備考
配布資料を用いて講義を行います。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
履修条件
連絡先
email address: mtakahashi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日昼休み。上記メールアドレスまで、事前に連絡してください。

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