開講年度
開講学部等
2025
経済学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木3~4
2.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1032110065
中国経済事情[Chinese Economic Conditions]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
陳 建平[CHIN Kempei]
ー
担当教員[ローマ字表記]
陳 建平 [CHIN Kempei]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
中国経済は1980年から市場経済の導入、いわゆる「改革・開放」政策が実施されて以来、大きく成長をし続け、世界およびアジア経済において無視できない存在となっている。「世界の工場」とされていた中国はもはや「世界の市場」となりつつある。他方で、急速な成長のために、さまざまな面で矛盾や問題も抱えている。この講義では中国経済をはじめ、中国社会のさまざまな側面に関する事情を紹介する。
授業の到達目標
中国経済社会各分野の現状と課題について、一定の知識を持つ。中国経済社会の現状とその背景や形成要因などについて、自分なりの考えを持つ。中国経済社会の最新の事情について、関心を持つ。
授業計画
【全体】
中国経済、社会のさまざまな分野の最新事情をメディア等からピックアップし、その背景と成因を分析し、解説する。それぞれの事例を深く掘り下げながら、全体的に中国を捉えることを目指す。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
経済格差について
経済格差にかかわる事例を見ることを通して、中国における格差問題を考える
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
農村の教育事情
経済発展の遅れた農村部の教育事情から、経済と教育の関係などを考える。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
都会の教育事情
都会の子供たちが抱えている教育問題を通じて、中国社会の根底にある競争という側面を理解する。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
医療問題
病院の独立採算制実施に伴って発生する様々な問題を通して、市場原理の限界を考える。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
地方政府の役割
末端の地方政府の役人の活動から、中国経済のダイナミズムと課題を理解する。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
金型産業の発展
産業の基盤である金型産業における日本と中国の職人のそれぞれの人生を通して、産業移転、技術移転問題を考える。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
アウトソーシング
製造業以外に、ホワイトカラーの仕事も中国にシフトしている。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
自動車部品産業の発展
中国における自動車部品産業の発展が外資系自動車企業を支えている。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
ハイブリッド自動車の開発
後発の自動車メーカーがハイブリッド車を開発する姿勢から、過剰品質問題を考える。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
自動車用電池の開発
電気自動車の心臓である電池の開発状況。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
電気自動車の今日
最も進んでいる中国の電気自動車企業の奮闘ぶり。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
映画産業
産業としての映画がどのように作られるか。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
中国企業がアフリカへ行く
対外投資をするようになった中国の企業のアフリカでの奮闘ぶり。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
世界に向かう中国マネー
外貨準備高が世界一となった中国が対外投資をするようになった。その手助けをする投資銀行の姿を通して、世界に向かう中国マネーを考える。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
環境問題
環境問題の背後にある都市と農村の意識の違いから、「エコー」と「エゴ」の関連を考える。
授業中に指示した学習(学修時間の目安:4時間以上)
第16回
試験
期末試験
よく復習して試験に臨むこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: --% D: --%
成績評価法
授業態度、レポート、期末試験により総合的に評価します。
講義内容に対するコメント30%、レポート10%、期末試験60%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使わない。
参考書にかかわる情報
備考
必要に応じて授業にて指示。
メッセージ
本講義において、学生諸君には、よく考えることと、その考えをまとめて表現することを求める。
毎回講義に対するコメントを必ず記入すること。
また、状況により授業や試験等の実施形態を変更する場合がある。
キーワード
経済発展、格差、対外投資
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
中国経済論
履修条件
連絡先
chen@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜16時~17時
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