開講年度
開講学部等
2025
経済学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木1~2
5.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1032120023
管理会計特論[Advanced Management Accounting]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
藤田 智丈[FUJITA Tomotake]
ー
担当教員[ローマ字表記]
藤田 智丈 [FUJITA Tomotake]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
この授業では管理会計などの知識を経営の実践に役立てるための手法を学びます。具体的には、販売計画や商品管理、価格設定などの分析をパソコンのエクセルを使って実践します。成績は毎週提出してもらう授業内課題と期末試験で評価します。
授業の到達目標
管理会計などの数字を分析する知識が、経営の現場でどのように使われているかを理解する。数字の計算はエクセルなどのソフトを使えば誰でも簡単にできます。しかし、その計算結果から意味を読み取るには、会計やマーケティングなどの専門知識が必須です。ソフトの操作だけでなく、「考えて意味を読み取ること」ができるようになってください。近年は会計など様々なビジネスシーンでデータサイエンスだけでなくAI(人工知能)が当たり前のように使われ始めています。会計情報の分析にコンピュータを用いることでどんなことができるようになるのか興味を持ってください。理論的なことだけでなく、実践的なことも学ぼうとする。まずはエクセルの使い方を身につける。そしてグラフや統計などを使い、見やすく説得力のある資料を作れるようになる。
授業計画
【全体】
第1週は「ビジネスにおけるデータ分析」について基本を説明します。第2週はエクセルの基本操作を確認し、第3週はデータサイエンスの基本となる統計学の考え方を概観します。第4週から本格的にデータ分析を学びます。毎回、トピックの説明をした後、各自でテキストと配布資料を参考にエクセルで練習し、課題を提出してもらいます。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ビジネスにおけるデータ分析
ビジネスの現場でなぜデータ分析が必要とされるのか、会計分野にAI(人工知能)はどんな影響を与えているのか。
事前配付資料に目を通しておき、授業後は復習する(4時間)。
第2回
エクセル 基礎
エクセルの基本操作(関数、グラフなど)と統計分析の方法を確認します。
エクセル操作の課題をして提出する(4時間)。
第3回
データサイエンスの基本
基本的な統計学の考え方を学びます。
事前に配布資料に目を通し、授業後は考え方をしっかり身につける(4時間)。
第4回
販売データの分析1
Zチャートを用いた売上分析と計画・実績比較など。
事前にテキスト3章1,2に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第5回
販売データの分析2
商品管理や利益評価のためのABC分析など。
事前にテキスト3章3,4に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第6回
販売データの分析3
儲けの見える化や、価格弾力性の応用など。
事前にテキスト3章5,6に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第7回
販売データの分析4
利益最大化問題を解く。
事前にテキスト3章7に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第8回
企画のためのデータ分析1
販売計画の立案など。
事前にテキスト4章1,2に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第9回
企画のためのデータ分析2
新店舗の売上予測など。
事前にテキスト4章3,4に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第10回
企画のためのデータ分析3
売上を左右する要因を見つけ出す。
事前にテキスト4章5に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第11回
企画のためのデータ分析4
売上を左右する要因を見つけ出す。
事前にテキスト4章6に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第12回
顧客の分析
優良顧客を見つけ出す。
事前にテキスト5章1,2に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第13回
財務分析1
商品の採算ラインを分析するためのCVP分析など。
事前にテキスト6章1,2に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第14回
財務分析2
経営の安全性の分析、設備投資の意思決定など。
事前にテキスト6章3,4に目を通しておく。課題をして提出する(4時間)。
第15回
まとめ
全体の総括をする。
復習をしておく(4時間)。
第16回
期末試験
筆記による期末試験をします。
適切に準備しておく(4時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 50% D: --%
成績評価法
毎週の授業内課題50%、学期末の筆記テスト50%。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
Excelで学ぶデータ分析本格入門
ISBN
9784815602857
著者名
日花弘子
出版社
SBクリエイティブ
出版年
2019
備考
大学生協に発注します。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
管理会計論15講
ISBN
9784883844012
著者名
横田絵理編著 ; 豊田陽一 [ほか] 著
出版社
新世社
出版年
2025
備考
メッセージ
近年は山口大学全体でデータサイエンス教育に力を入れています。会計情報にコンピュータを使うと、どんな分析ができるようになるのかを学んでください。なお、管理会計論の単位を修得していることが望ましいです。
キーワード
管理会計、データサイエンス
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
管理会計論、原価計算論、データ科学と社会
履修条件
連絡先
就学支援システムのメッセージ機能を利用してください。
オフィスアワー
原則として授業後の時間。ただし必要に応じて随時受け付けます。
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