タイトル

開講年度 開講学部等
2026 経済学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金5~6    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1032120024 原価計算論[Cost Accounting] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
中田 範夫[NAKADA Norio]
担当教員[ローマ字表記]
中田 範夫 [NAKADA Norio]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 原価計算の基本的な部分についてテキストを使用しながら講義する。この科目の履修には工業簿記の知識を必要とする。管理会計論や経営分析の授業を併せて履修することが、原価計算論の理解を容易にする。
授業の到達目標
工業簿記2級程度の知識があることを前提に講義する。「原価計算」における「原価」は一般社会においても頻繁に使用されている言葉である。しかし、それを正確に説明できる人は少ないと思う。それを説明できる人は、「原価」と「支出」の違い、「原価」と「費用」の違いを説明できる人です。必ずしも日商簿記検定試験1級取得という目的を持っている学生を対象にしない。一般的に会計科目へ関心を持っている学生を対象にした授業である。会計科目は理論面と技術面から成り立っている。講義では主に理論面を説明するが、それに併せて技術面の訓練をすることが望ましい。すなわち、該当箇所をワークブックなどを利用して確認する作業である。日商簿記検定試験2級を取得していることが望ましい。しかし、義務にはしない。
授業計画
【全体】
 原価計算論では制度的原価計算について講義する。制度的原価計算の機能は、財務諸表作成目的、経営計画設定目的、そして原価管理目的に区分される。財務諸表作成目的のための原価計算は実際全部原価計算が利用される。経営計画設定目的のためには直接原価計算が有用である。最後に、原価管理目的のためには標準原価計算が利用される。
 講義では上記の原価計算の基本的な仕組みを中心に講義するが、それとは別に、それぞれの原価計算の有する欠陥についても講義する。特に最近の経済環境の変化により原価計算を実施している会社の状況が大きく変わっているので、伝統的原価計算との間で乖離が生じている。これについても折に触れながら講義する。
 授業を対面で行うかどうかはそのときにならないと分からない。可能ならば対面授業を行いたいと考えている。ただし、新型コロナウィルス感染症の関係で、授業や試験等の実施形態を変更する場合があります。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 原価および原価計算の意義 原価の意味
原価計算の意義
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第2回 原価計算の目的 日本の原価計算基準とアメリカの会計学会の見解を比較対照する 予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第3回 原価の諸概念 原価概念は3層からなる。すなわち、一般的原価概念、機能的原価概念、および要素としての原価概念 予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第4回 原価の要素
材料費、労務費、および経費が製造原価を構成する。 予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第5回 原価計算の形態 大きくは個別原価計算と総合原価計算に分かれる。 予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第6回 単純総合原価計算の方法(1) 直接材料費と加工費の区分と計算
平均法、先入先出法
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第7回 単純総合原価計算の方法(2) 仕掛品原価の計算
作業屑・副産物’(正常時・異常時)
累加法・非累加法
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第8回 組別総合原価計算の方法 2種類以上の製品が同時に生産される場合。
組直接費と組み間接費の区別
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第9回 個別原価計算の方法 製造指図書
組別総合原価計算との異同
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第10回 原価の部門別計算 個別原価計算と総合原価計算に共通する処理(製造間接費) 予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第11回 品質原価計算 2種類のモデル 予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第12回 標準原価計算 時間関連的分類
実際原価と未来原価(標準原価を含む)
歩留差異と配合差異
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第13回 等級別製品及び連産品の原価計算 連結原価(結合原価)の配分 予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第14回 直接原価計算
全部原価計算と直接原価計算の比較対照 予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第15回
活動基準原価計算
米国や欧米で1980年代の後半に開発された比較的新しい原価計算方法。 予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第16回 期末試験 期末試験 試験勉強(学習時間の目安:5時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
前期末試験の成績で評価する
教科書にかかわる情報
備考
 テキストについては、第1回目の授業前に掲示するので、各自で調達しておくこと。
参考書にかかわる情報
備考
 必要な場合に指示する。
メッセージ
15回の授業回数なので、1級原価計算の領域すべてを網羅することはできない。また、この回数では、日商簿記検定試験1級に対応する授業をすることは不可能である。
この授業は、2級工業簿記を習得した学生が、1級原価計算ではどのような領域を学ぶのかについての導入部分となるような授業を行うつもりである。
また、使用するテキストによっては、シラバスで提示したものとは異なる内容を講義する可能性がある。
キーワード
原価概念、費用概念、製造原価と総原価
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • つくる責任つかう責任
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
 簿記、会計学、工業簿記、管理会計論、
履修条件
工業簿記2級の知識があることが望ましい。
連絡先
E-mail:shnakada@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日:7・8時限

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