開講年度
開講学部等
2026
経済学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
火1~2
2.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1032120045
刑事訴訟法[Criminal Procedure Law]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
櫻庭 総[SAKURABA Osamu]
ー
担当教員[ローマ字表記]
櫻庭 総 [SAKURABA Osamu]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
刑事手続の概要と原則を理解したうえで、その日本的特徴を考えてみたいと思います。
「無罪推定の原則」とか「疑わしきは被告人の利益に」といった言葉は、みなさん一度は聞いたことがあるでしょう。しかし、私たちは誰かが逮捕されたら「犯人が捕まって一安心」と考えてしまいます。その人が本当に犯人かどうかを明らかにするために、その後の裁判があるはずなのに。私たちのなかでは有罪推定で物事が進んでいないでしょうか。
被疑者や被告人には「黙秘権」が保障されている、ということも周知の事実でしょう。けれども、実際の冤罪事件の被害者はほとんどが捜査段階で自白しています。「やってないなら自白なんてするはずがない」と思いがちですが、これは一体どういうことでしょうか。
このように日本の刑事手続や、それに関する私たちの考えには、一見すると不思議なところがありそうです。また、ここ数年でその姿はさらに大きく変わろうとしています。
裁判員裁判が始まり、私たちも被告人を裁く立場になる日がくるかもしれません。また、ある日突然、身に覚えのない罪で疑われてしまう可能性もゼロではありません。そのためにも、日本の刑事手続の特徴を知っておくことは、どんな人にとっても大事なことだと思います。
授業の到達目標
刑事手続の概要および基本原理を理解できる。刑事手続の各段階における争点を理解できる。
日本型刑事司法の特徴を理解し、それに関する私見を持つことができる。刑事手続の制度や理論に関する教科書レベルの法的文章を理解できる。
授業計画
【全体】
はじめに、刑事手続の流れと、そこに通底する基本原理を勉強する。
その後、刑事手続の各段階ごとに、具体的な争点を勉強する。
ただし、状況により授業や試験等の実施形態を変更する場合がある。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
日本の刑事裁判の特徴
刑事裁判について知っていることを整理しておくこと(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
刑事手続の流れ
捜査の端緒から判決言い渡しまでの概略
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第3回
刑事訴訟法の基本原理
実体的真実主義と適正手続保障
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第4回
刑事手続の担い手・関与者
法曹三者、マスメディアの犯罪報道、犯罪被害者
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第5回
対人捜査
任意捜査と強制捜査
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第6回
対物捜査
強制処分法定主義、令状主義
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第7回
公訴の提起(起訴)
起訴便宜主義、起訴状一本主義、検察審査会制度
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第8回
公判手続と証拠法則
公判中心主義、証拠の種類、伝聞例外の問題
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第9回
判決
自由心証主義、疑わしきは被告人の利益に
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第10回
上訴
二重の危険、控訴審構造論
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第11回
再審
再審の要件と諸問題
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第12回
裁判員制度
裁判員制度の概要とその問題点
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第13回
日本型刑事司法と国際基準
国際化の2つの側面、日本型刑事司法との関係
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第14回
冤罪をめぐる諸問題
近年の冤罪事件とその特徴、日本型刑事司法との関係
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第15回
まとめ
講義のまとめ
授業計画に沿って準備学習2時間と復習2時間を行う。
第16回
期末試験
筆記試験
試験に向けて復習4時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: 20%
成績評価法
小テスト20%、学期末の筆記試験80%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
省察 刑事訴訟法
ISBN
著者名
内田博文ほか
出版社
法律文化社
出版年
2023
備考
指定教科書に加え、何でもよいので六法を必ず持参すること。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
六法を必ず持参してください。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
刑法総論、刑法各論
履修条件
連絡先
sakuraba[アットマーク]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
急な会議などが入る可能性があるため、上記連絡先にメールでアポイントメントをとってください。
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