開講年度
開講学部等
2025
経済学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
通年
木7~8
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1033160042
演習Ⅰ[Seminar Ⅰ]
日本語
4
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
藤田 健[FUJITA Takeshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
藤田 健 [FUJITA Takeshi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本演習は、経済学部ディプロマポリシー「企業行動に伴って生起する諸問題を理解し、解決に至る道筋を考える基礎学力を付与すること」の実現にむけて、マーケティング論・流通論の観点からアプローチを行う。本演習は、DP1Bの「4.流通分野では、商品自体や商品の流通・マーケティング、保険の活動に関わる諸問題を理解する能力」の獲得をめざす。そのため、本演習の受講生はマーケティング論・流通論の応用知識の体得するために、アクティブ・ラーニングを行う。予習・復習・自主活動も必須となる。なお、本演習を受講する学生は、経営学科所属学生でなくてはならない。
本演習は、カリキュラム・ポリシーにおける演習等科目群に位置づけられ、専門基礎科目や基幹科目で培われた各学科の知識の上に設定される必修科目である。受講生は、より効果的な演習を行うために、経営学科等の基幹科目を自ら受講し、その知識を持ち寄って本演習で活用する必要がある。演習Ⅰは、マーケティング論の基礎知識を習得することを目指す。演習Ⅰの前半は、マーケティング論の考え方を学ぶ。後半は、マーケティング論の考え方を応用してケーススタディを実施する。
授業の到達目標
マーケティング論の知識を習得する、マーケティング論の知識をもちいて経済活動を分析する
授業計画
【全体】
演習Ⅰはマーケティングの教科書の輪読を行う。適宜、ケーススタディ、マーケティング・ゲーム等を行い、応用力を高める。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
前期ガイダンス
演習Ⅰの目的と前期の概要等を説明したうえで、自己紹介をおこない、輪読の分担、レポート課題の提示を行う。
予習:教科書を購入し、はじめに・目次などに目を通しておく(修学時間の目安:2時間)。/宿題:輪読活動の目標・ルールを設定し、各自のスケジュールを確認し、発表準備のプロセスを確立する。また、問題発生時の対応策も検討し、共有しておく(修学時間の目安:2時間)。
第2回
「大学・ゼミで学ぶ」とは何か?
高校と大学で「学び」が異なることを学ぶ。
予習:事前に配布する文献を読み、事前レポートを提出する(修学時間の目安:4時間)。/復習:ゼミのディスカッションを振り返り、「自分が大学で学ぶこと」について整理し、自分のメモを作成すること(修学時間の目安:2時間)
第3回
「企業・経営」とは何か?
学校(高校・大学)と企業が異なる場であることを学ぶ。
予習:事前に配布する文献を読み、事前レポートを提出する(修学時間の目安:4時間)。/復習:ゼミのディスカッションを振り返り、「企業・経営をどのように見るか」について整理し、自分のメモを作成すること(修学時間の目安:2時間)
第4回
第2章_「会社」を立ち上げるのに必要な「志」
企業と社会の関係を学ぶ
予習:事前に配布する文献を読み、事前レポートを提出する(修学時間の目安:4時間)。/復習:ゼミのディスカッションを振り返り、「自分が大学で学ぶこと」について整理し、自分のメモを作成すること(修学時間の目安:2時間)
第5回
「会社」を立ち上げるのに必要な「手段」
会社という制度を学ぶ
予習:輪読担当者は配布された文献のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第6回
「会社」を動かし始めるのに必要な「表側」の事業戦略
事業戦略を学び、マーケティングの位置づけを考える
予習:輪読担当者は配布された文献のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第7回
マーケティング発想の経営
マーケティングの基本的な考え方を学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第8回
マーケティング論の成り立ち
マーケティング理論がどのように成立・進化したかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第9回
マーケティングの基本概念
企業のマーケティングを理解するための基本的な枠組みを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第10回
製品のマネジメント
どのように製品をマネジメントするかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第11回
価格のマネジメント
どのように価格をマネジメントするかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第12回
広告のマネジメント
どのように広告をマネジメントするかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第13回
チャネルのマネジメント
どのようにチャネル(流通)をマネジメントするかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第14回
サプライチェーンのマネジメント
どのようにサプライチェーンをマネジメントするかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第15回
前期のまとめと夏休みの学習計画
前期の学習内容を振り返り、夏休み中のゼミ及び個人の学習計画について打ち合わせをする。
予習:前期に輪読した内容を振り返り、自分が何を学んだかを整理してくるとともに、夏休みにどのような学習が必要かを検討してくる(修学時間の目安:1時間)/復習:夏休みの学習準備を進め、具体的なスケジュールを立てる(修学時間の目安:1時間)
第16回
後期ガイダンス
演習Ⅰの目的を再確認し、後期の概要等を説明したうえで、実践的な活動のチーム分けを行う。
予習:前期に学んだ知識を振り返り、マーケティングの知識をすぐに使えるようにしておく(修学時間の目安:2時間)。/宿題:電子教科書を購入し、全体を通して読んでおくこと。(修学時間の目安:2時間)。
第17回
営業のマネジメント
どのように営業をマネジメントするかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第18回
顧客関係のマネジメント
どのように顧客関係をマネジメントするかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第19回
ビジネスモデルのマネジメント
どのようにビジネス・モデルをマネジメントするかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第20回
顧客理解のマネジメント
どのように顧客を理解するかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第21回
ブランド構築のマネジメント
どのようにブランド構築を進めるかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第22回
ブランド組織のマネジメント
どのようにブランド組織をマネジメントするかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第23回
社会責任のマネジメント
どのように社会責任をマネジメントするかを学ぶ。
予習:輪読担当者は担当章のプレゼン資料を準備しておく。その他の学生は該当章を読んで、わからない言葉を調べ、重要な箇所に線を引き、自分の理解・質問事項をまとめてメモしておくこと(修学時間の目安:2時間)。/復習:教科書・プレゼン資料をもとに学んだ知識を見直し、知識の活用方法について検討しておくこと(修学時間の目安:2時間)。
第24回
マーケティングの応用(1)
ケーススタディ(1)
予習:個人で事例を読んで分析し、課題に対する回答をまとめる(修学時間の目安:2時間)。/復習:ゼミでのディスカッションを踏まえて、チームでさらに意見交換をして、理解を深める(修学時間の目安:2時間)。
第25回
マーケティングの応用(2)
ケーススタディ(2)
予習:個人で事例を読んで分析し、課題に対する回答をまとめる(修学時間の目安:2時間)。/復習:ゼミでのディスカッションを踏まえて、チームでさらに意見交換をして、理解を深める(修学時間の目安:2時間)。
第26回
マーケティングの応用(3)
ケーススタディ(3)
予習:個人で事例を読んで分析し、課題に対する回答をまとめる(修学時間の目安:2時間)。/復習:ゼミでのディスカッションを踏まえて、チームでさらに意見交換をして、理解を深める(修学時間の目安:2時間)。
第27回
マーケティングの応用(4)
マーケティング・ゲームのガイダンス
予習:事前配付資料を読んで内容を分析し、自分たちのチームで何をすべきかを理解し、不明な点を列挙しておく(修学時間の目安:2時間)。/復習:チーム内でどのような活動をするかを再確認し、ゲームの進め方を確定させる(修学時間の目安:2時間)。
第28回
マーケティングの応用(5)
マーケティング・ゲーム(1)
予習:前回のガイダンスを理解し、復習を済ませていれば、そのままゼミに来てもらいたい。ゼミは終日実施する(修学時間が通常より長くなる)。復習:1日のゼミを終えた後にチームで集まり、次回にどのような進め方をするかを話し合う(修学時間の目安:2時間)。
集中ゼミとして実施(日程は別途調整する)
第29回
マーケティングの応用(6)
マーケティング・ゲーム(2)
予習:前々回のガイダンスを理解し、前回の復習を済ませていれば、そのままゼミに来てもらいたい。ゼミは終日実施する(修学時間が通常より長くなる)。復習:1日のゼミを終えた後にチームで集まり、自分たちのチームはどう戦えばよかったのかを振り返り、話し合う(修学時間の目安:2時間)。
集中ゼミとして実施(日程は別途調整する)
第30回
マーケティング・ゲームの反省会/全体のまとめ
マーケティング・ゲームの反省内容を発表し、演習Ⅰの活動内容を振り返り、学んだこと、今後の課題を整理する。
予習:各チームの反省会の内容をプレゼン資料にまとめて、発表練習をしておく(修学時間の目安:2時間)。/宿題:演習Ⅰで学んだ内容を踏まえて、春休み中に何を学ぶかを計画する(修学時間の目安:2時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 50% C: --% D: 30%
成績評価法
レポート 20%、プレゼンテーション 40%、ディスカッションへの貢献度 40%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
1からのマーケティング〔第4版〕
ISBN
9784502327711
著者名
石井淳蔵, 廣田章光, 清水信年編著
出版社
碩学舎
出版年
2020
教科書
書名
新しいビジネスをつくる : 会社を生みだし成長させる経営学
ISBN
9784502394713
著者名
加護野, 忠男, 1947-2024,吉村, 典久, 1968-,加護野忠男, 吉村典久 編著
出版社
碩学舎
出版年
2021
備考
『新しいビジネスをつくる』を輪読する際には、教員から資料を配付する。『1からのマーケティング』は卒業まで使用するので、必ず購入すること。すでに電子書籍版を所有している人は、書籍版を買う必要はない。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
マーケティングをつかむ(新版)
ISBN
9784641177253
著者名
黒岩健一郎、水越 康介
出版社
有斐閣
出版年
2018
参考書
書名
寄り添う力 : マーケティングをプラグマティズムの視点から
ISBN
9784502087400
著者名
石井淳蔵
出版社
碩学舎
出版年
2014
備考
適宜、参考文献を紹介するので、サブゼミを開いて輪読すること。
メッセージ
1)無断欠席は厳禁である。
2)チーム活動が多いため、チーム内で連絡を取り合って、協力しながら効率的に仕事を進めてほしい。
キーワード
マーケティング、マーケティング戦略、流通、商品開発、観光まちづくり
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
流通論Ⅰ,流通論Ⅱ,マーケティング論,マーケティング戦略論,商品学,商品開発論,その他経営学科の授業。他学科の学生は経営学科の授業をたくさん履修し、1日も早くゼミの「共通言語」をマスターすること。
履修条件
連絡先
連絡先は、初回授業で配布する資料に記載する。また、Moodle「演習Ⅰ」の冒頭にも、教員のメールアドレスを記載しておく。演習Ⅰの履修者は、これらの資料を確認することで、教員といつでも連絡を取ることができる。
オフィスアワー
相談事項がある場合,初回配布資料やMoodleに記載されたメールアドレス宛にメールを送ってもらいたい。個別に対応する。
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