タイトル

開講年度 開講学部等
2025 理学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中 集中 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1041000009 化学基礎実験[Basic Chemistry Laboratory] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
鈴木 敦子[SUZUKI Atsuko]
担当教員[ローマ字表記]
鈴木 敦子 [SUZUKI Atsuko], 藤井 寛之 [FUJII Hiroyuki], 谷 誠治 [TANI Seiji], 綱島 亮 [TSUNASHIMA Ryo]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
中学や高校課程における理科教員免許状の取得を希望する、化学科または化学コース以外の学生を対象として、基礎的な化学実験を行う。化学で使用する実験器具や装置の取り扱いと、測定データの処理を学ぶとともに、化学の基本的実験操作を体得することを目標とし、分析化学、物理化学、有機化学の基礎知識を身につけるとともに理解を深める。
授業の到達目標
1.化学物質の物理・化学的性質を理解する。
2.化学の基本的な実験操作を体得し、実験器具や装置を安全かつ適切に取り扱うことができる。
3.実験の原理を説明できる。
4.実験で得られた測定データを適切に処理し、実験レポートを作成できる。
授業計画
【全体】
1.pH指示薬の変色原理
2.分光光度計の使用方法
3.可視・紫外吸収スペクトル測定
4.パソコンを用いたデータ解析
5.アセチルサリチル酸(アスピリン)の合成
6.ジベンザルアセトンの合成
7.融点測定
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 実験ガイダンス
安全講習
実験テーマの説明(1)
予習1時間
復習1時間
第2回 物質の光吸収 物質の色と光吸収の原理、pH指示薬の変色原理について説明する

予習1時間
復習1時間
第3回 分光光度計の使用方法 水溶液の光吸収の測定原理と分光光度計の使用方法について説明する
予習1時間
復習1時間
第4回 実験準備 水溶液調製 予習1時間
復習1時間
第5回 可視・紫外吸収スペクトル測定 pH指示薬水溶液の可視・紫外吸収スペクトルの測定(1) 予習1時間
復習1時間
第6回 可視・紫外吸収スペクトル測定 pH指示薬水溶液の可視・紫外吸収スペクトルの測定(2) 予習1時間
復習1時間
第7回 パソコンを用いたデータ解析 吸収スペクトルの解析、振動子強度の概算、pKa値の決定 予習1時間
復習1時間
第8回 まとめ(2) 実験レポートの作成 レポート作成(2時間以上)
第9回 アセチルサリチル酸(アスピリン)の合成実験の準備 具の使い方、重量のはかり方、水溶液の希釈や調製などの説明および実験の準備 予習1時間
復習1時間
第10回 アセチルサリチル酸(アスピリン)の合成 合成実験 予習1時間
復習1時間
第11回 アセチルサリチル酸(アスピリン)の精製 得られた固体の精製 予習1時間
復習1時間
第12回 ジベンザルアセトンの合成実験の準備 実験の準備 予習1時間
復習1時間
第13回 ジベンザルアセトンの合成 合成実験 予習1時間
復習1時間
第14回 ジベンザルアセトンの精製、融点測定 得られた固体の精製、合成したアセチル酢酸とジベンザルアセトンの融点測定する 予習1時間
復習1時間
第15回 まとめ(2) 実験レポート作成 レポート作成(2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 25% B: 25% C: 50% D: --%
成績評価法
実験レポート 100%
欠格条件:特別な理由のない限り、3回以上の欠席で不可とする
教科書にかかわる情報
備考
実験の始めに資料を配布します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 新版 分析化学実験 ISBN 9784808230456
著者名 本水 他 出版社 東京教学社 出版年 2018
参考書 書名 新しい物理化学実験 ISBN 478270190X
著者名 小笠原 他 出版社 三共出版 出版年 1986
参考書 書名 有機化学実験 ISBN 4621047345
著者名 フィーザー、ウィリアムソン 出版社 丸善 出版年 2000
参考書 書名 実験を安全に行うために ISBN 9784759818338
著者名 日本化学会編 出版社 化学同人 出版年 2000
備考
図書館には上記以外にもたくさんの化学実験教科書が所蔵されているので、参考にするとよいでしょう。
メッセージ
自主的に予習・実験・復習に取り組み、わからないところは積極的に質問してください。
キーワード
分析化学、物理化学、有機化学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
化学概論
履修条件
連絡先
谷 誠治:理学部本館南棟433号室、stani at yamaguchi-u.ac.jp
綱島 亮:理学部本館南棟438号室、ryotsuna at yamaguchi-u.ac.jp
' at 'を'@'に変更してください。
オフィスアワー
随時(来訪の前にメールで連絡してください。)

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