タイトル

開講年度 開講学部等
2025 理学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木1~2 講義 1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1041000012 化学概論[Introduction to Chemistry] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
上條 真[KAMIJO Shin]
担当教員[ローマ字表記]
上條 真 [KAMIJO Shin]
特定科目区分   対象学生 生物・化学科学生、生物学科学生 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
化学物質の性質や反応性などを中心に大学で学ぶべき化学の基礎に関して講義する。本授業を受講することで、自然科学のうち化学に関する大学レベルの基礎知識を理解することができる。
授業の到達目標
化学の基本的な原理を理解することにより、分子の構造や化学反応について考えて判断できる。高校化学における暗記に頼った化学の知識から脱却し、化学現象や化学反応の仕組みを理論立てて理解・説明できる。
☑️電子配置や結合、酸と塩基の強さ、酸化還元反応、立体化学などの化学の基礎が理解できる。また、化学反応の考え方の基礎が理解でき、反応機構をかくことができる。
☑️化学物質の構造・反応について、分子レベルでの基礎・原理に基づき思考・判断することができる。
☑️化学と自分の専門分野の関わりを見出すことができる。
☑️学習内容を理解し、化学の基礎的な知識を駆使することで、課題や問題を解くことができる。
☑️自主的かつ積極的に学修できる。継続的に学修できる。
授業計画
【全体】
指定した化学のテキストに沿って、プロジェクターを用いて解説する。また、継続的な自学を促すため、毎回、講義のはじめに授業内クイズを行う。授業内クイズは原則として、該当講義日の授業時間外学習の内容から出題する。また、授業内クイズの答案提出により出席確認を行う。

受講者数が山口大学のガイドラインで定められた講義室収容定員内であれば、対面授業を実施します。状況に応じて、オンライン授業を実施する場合もあります。授業形式の変更などの連絡は、修学支援システムにより行います。ただし、演習の実施日に、大学よりオンライン授業実施の要請があった場合は、演習を試験と同等のものとして扱い、対面で実施します。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 序章
1章

化学結合と混成軌道
序章, 1章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 2章 化学に関する基礎知識
序章, 1章の復習
2章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 3章
酸と塩基 2章の復習
3章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 4章
5章
アルカンとシクロアルカン
立体化学
3章の復習
4, 5章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 6章
アルケンとアルキン 4, 5章の復習
6章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 7章 芳香族化合物
6章の復習
7章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 8章
有機ハロゲン化合物 7章の復習
8章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 中間演習
これまでの学習内容の総復習を試験形式で行う これまでの復習
9, 10章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 9章
10章
アルコールとフェノール
エーテルとエポキシド、チオールとスルフィド
9, 10章の復習
11章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 11章 アルデヒドとケトン(1) 求核付加反応を中心に 11章の復習
12章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 12章 アルデヒドとケトン(2) エノラートアニオンとエノールの反応 12章の復習
13章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 13章 カルボン酸とその誘導体 求核付加・脱離反応を中心として 13章の復習
14章の予習
(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 14章 エステル・ケトンの反応 Claisen縮合など
14章の復習
15章の予習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 15章 アミンとそれに関連した窒素化合物 15章の復習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 期末演習
これまでの学習内容の総復習を試験形式で行う これまでの復習
該当箇所の問題・演習
(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 10% D: --%
成績評価法
中間・期末演習(50%)と授業内クイズ(50%)をもとに評価する。
演習2回への出席は必須、かつ演習日を除く講義実施日の8割以上に出席していることが求められます。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 基礎講座 有機化学 ISBN 4759820566
著者名 松島芳隆, 渡邊総一郎, 古荘義雄著 出版社 化学同人 出版年 2022
備考
大学生協ブックセンターで教科書の取り扱いあり。講義はプロジェクタを用いて行う。
講義資料、授業内クイズの大半は、指定テキストからの抜粋です。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ジョーンズ有機化学 上・下(第5版) ISBN 9784807908936
著者名 Jr.,Maitland Jones (著), Steven A. Fleming (著), 奈良坂 紘一 (翻訳), 山本 出版社 東京化学同人 出版年 2016
参考書 書名 ウォーレン有機化学 上・下(第2版) ISBN 9784807908714
著者名 Jonathan Clayden (著), Stuart Warren (著), Nick Greeves (著), 野依 良 出版社 東京化学同人 出版年 2015
備考
図書館にも基礎的な化学に関連する多数の書籍が蔵書されているので、各自にあったものを探し、自学して下さい。
メッセージ
図書館にも関連する多数の書籍が蔵書されているので、各自にあったものを探し、自学して下さい。講義内容の理解・定着には予習・復習が有効です。該当講義日に割り当てた項目・内容に関する箇所のテキストを読んできていることを前提に講義を進めます。また、テキスト掲載の問題を自力で解き、模範解答を参照することで知識の整理や定着を図ることをおすすめします。疑問点などがある場合は、授業後の空き時間に積極的に質問し、その都度理解するよう心掛けましょう。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
履修条件
高校で化学を履修している方が望ましい。
連絡先
5733、総合研究棟208-1
オフィスアワー
質問などがある場合には、授業後の空き時間に直接お聞き下さい

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