開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木3~4
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1041000013
生物学概論[Outline of Modern Biology]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
堀 学[HORI Manabu]
ー
担当教員[ローマ字表記]
堀 学 [HORI Manabu], 山中 明 [YAMANAKA Akira]
特定科目区分
対象学生
数理R3年度以降入学者、物情2年生以上、地球圏2年生以上、生物・化学科学生
対象年次
1~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
すべての生物は「細胞」という共通の基本単位から構成されています。細胞は生体分子(有機物)の集合体であり,すべての生命現象は地球上の自然現象の一つです。そして,地球上の生物は互いに深く関係しあいながら生活しています。本講義では前半に,生体を構成する物質から細胞レベルでの現象を中心として,自然科学全体的な広い視点で解説します。また,後半は個体としての生命現象を解説し,さらに,地球環境との関わりについて生態学的な見地から生命活動を解説します。なお、民間企業において研究経験のある教員が、実務経験を活かして生活環境への関わりも一部触れながら講義する。
授業の到達目標
様々な生命現象の基礎を理解する力を身につける。
授業計画
【全体】
前半に,個体としての生命現象を解説し,さらに,地球環境との関わりについて生態学的な見地から生命活動を解説します。また,後半は生体を構成する物質から細胞レベルでの現象を中心として,自然科学全体的な広い視点で解説します。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
生物の集団と生態系
地球環境と進化について
高校レベルの生物学全般の学習内容を復習と講義の振り返り(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
生命の進化について
単細胞から多細胞生物への進化について
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
個体の生物学
恒常性の維持について
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
動物の反応と調節
内分泌系・免疫系について
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
植物の反応と調節
形態・植物ホルモン・防御系について
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
生物の社会
動物の行動について
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
生態系と物質循環
生態系の平衡について
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
生物の定義
現代生物学における生物,性,生物種とは何か,また,その意味について説明する
Moodle上の資料をつかって講義の予習,復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
生物の構成
どのような細胞が存在し,組織,器官を作り上げ,どんな機能をもつのかを説明する
Moodle上の資料をつかって講義の予習,復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
生物の遺伝について
メンデル遺伝をもとに,有性生殖の意義,親子鑑定の原理について説明する
Moodle上の資料をつかって講義の予習,復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
遺伝子の働きについて
遺伝子とは何か,遺伝子の数と生物の複雑さの関係,遺伝子発現はどのように調節されているのかを説明する
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
生体におけるタンパク質の働きについて
アミノ酸,タンパク質の構造や機能について説明する
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
生物の老化について
生物にとって老化とは何か,また,どのような仕組みで老化するのかを説明する
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
バイオテクノロジーについて
バイオテクノロジーとは何か,バイオテクノロジーで何ができるのか,また,人や生態に与える影響について説明する
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
生物学概論の内容の総括
本講義内容の総括的な内容
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末試験(100%)により評価する。
出席は欠格条件とし、5 回以上の欠席は欠格とします。
教科書にかかわる情報
備考
第1週から第7週の講義資料はMoodle上においてある。また,適宜、必要な資料等を提示する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
京大発!フロンティア生命科学 = The frontier of life science
ISBN
9784065038017
著者名
京都大学大学院生命科学研究科 編,京都大学大学院生命科学研究科,
出版社
講談社
出版年
2018
参考書
書名
大学の生物学 : 基礎からスタート
ISBN
9784785352417
著者名
道上達男著,道上, 達男,
出版社
裳華房
出版年
2019
参考書
書名
大学生物学の教科書第1〜5巻
ISBN
9784062576727
著者名
サダヴア他
出版社
講談社
出版年
参考書
書名
バイオテクノロジーの教科書
ISBN
9784062578547
著者名
ラインハートル ら
出版社
講談社
出版年
参考書
書名
キャンベル生物学第11版
ISBN
9784621302767
著者名
池内昌彦ら監訳
出版社
丸善
出版年
備考
メッセージ
キーワード
実務家教員:山中 明
実務家教員:堀 学
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
履修条件
連絡先
※修学支援システムのメッセージで連絡してください。
堀 学(第1-7週担当):理学部3号館109室 mhori@yamaguchi-u.ac.jp
山中 明(第8-15週担当):総合研究棟5階506西
オフィスアワー
随時。ただし、曜日・時間帯によっては、対応できない場合もあります。
※各担当教員の授業後に、学生は担当教員と連絡をとり、日時を決めることが望ましい。
オフィス:総合研究棟5階506西(山中)・理学部3号館109室(堀)
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