タイトル

開講年度 開講学部等
2025 理学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木9~10 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1041000015 地学概論[General Earth Sciences] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
志村 俊昭[SHIMURA Toshiaki]
担当教員[ローマ字表記]
志村 俊昭 [SHIMURA Toshiaki], 大和田 正明 [OWADA Masaaki]
特定科目区分   対象学生 数理2年生以上(R3年度以降入学者)、生物学科2年生、地球圏学生、生化 対象年次 1~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
地球の構成、地球の歴史、地球の変動と進化、地球と人類の共生について、基礎的事項と最近の話題を交えて講義する。岩石学、鉱物資源学、層位地史学および応用地質学の基礎知識を体系的に理解するため,および地球科学に関する発展的・応用的な知識を理解するために学ぶ。
また、地球的視点から物事を捉え、多面的に取り扱う能力とその素養を養い、科学技術が地域社会や自然環境に及ぼす影響や効果及び技術者が地域社会において果たすべき役割について理解ために学ぶ。
授業の到達目標
地球の構成,歴史,変動と進化,地球と人類の共生について理解し,自分なりの地球観をつくる。
なお本科目は数理科学科の卒業認定・学位授与の方針(DP)のDP1-1、生物学科のDP1-1、地球圏システム科学科のDP1-2-a、DP1-2-b、DP2-6-AおよびDP2-6-Bにそれぞれ対応する。
また、地球圏システム科学科の地域環境科学コースの学習・教育達成目標A-2およびB-1に対応している。

地球の構成や歴史について理解している。また、地震や火山活動を地球の営みの一つとして理解できる。(数理科学科DP1-1、生物学科DP1-1、地球圏システム科学科DP1-2-a,DP2-6-A)
地球の生い立ちについて、知ろうとする。(数理科学科DP1-1、生物学科DP1-1)
地球が非常に微妙なバランスの中で発展してきたことを理解し、それを地球環境問題の中で位置づけることができる。(地球圏システム科学科DP2-6-A)
地球と人間生活に関わる問題に積極的に取り組む態度を身につける。(地球圏システム科学科DP1-2-b,DP2-6-A,DP2-6-B)


授業計画
【全体】
太陽系の中での地球の位置づけ、大陸と海洋、地球内部の構造、地殻の構成と構造、岩石と鉱物、大陸移動説とマントル対流説、プレートテクトニクス理論、プルームテクトニクス、火山活動、地震活動、地球や日本列島の歴史、地球と人類の共生について、「基礎地球科学」のテキストやスライドを用いながら解説する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 序論:水惑星・地球の成り立ち ガイダンス,地球観について 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第2回 太陽系の起源と進化 宇宙における地球、地球の形と大きさ、地球のエネルギー 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第3回 地球の概観

大陸と海洋、地球内部の構造、地殻の構成と構造、 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第4回 地球の構造

海洋プレートと大陸プレート、地球内部の働き、アイソスタシー 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第5回 地殻・岩石・鉱物 地殻の化学組成、鉱物とその形成条件、岩石の分類とそのサイクル 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第6回 火成岩・堆積岩・変成岩 火成岩の分類と命名、産状、マグマの発生と分化、
堆積岩の分類と命名、付加体の形成、
変成岩の分類と命名、変成作用の種類と特徴
教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第7回 大陸移動からプレート・テクトニクスへ 大陸移動説とマントル対流説、プレートテクトニクス理論、プルームテクトニクス 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第8回 プルームテクトニクス
講義到達度の確認と講義前半の総括
プルームテクトニクス
講義到達度の確認と講義前半の総括
教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) 授業資料はMoodleにアップロードします。
修学支援システムで小テストを実施します。
第9回 火山活動 世界の活火山の分布、火山の形と構造、火山噴火のメカニズム、カルデラ、噴火の様式 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) Moodleに資料を掲載する
第10回 火山災害と火山との共生 火山災害の種類と規模、火山の噴火予知、火山の恩恵、火山による土砂災害 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) Moodleに資料を掲載する
第11回 地震現象
地震発生のメカニズム、震央の決定、震度とマグニチュード、地震の分布 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) Moodleに資料を掲載する
第12回 地震災害と地震との共生 地震被害のタイプ、地震の予知、地震災害、地震による土砂災害 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) Moodleに資料を掲載する
第13回 地球と人類の共生-1:地球環境・天然資源 地球大気の変遷、氷河期、岩石・鉱物資源、金属資源、化石エネルギー資源、地熱資源 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) Moodleに資料を掲載する
第14回 地球と人類の共生-2:災害との共生 地球観に基づく地球と人間の共生のあり方 教科書の該当箇所の予習・復習,スライドの復習(目安4時間以上) Moodleに資料を掲載する
第15回 講義到達度の確認とまとめ 講義到達度の確認とまとめ 授業全体を振り返ること(目安4時間以上) Moodleに資料を掲載する
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
前半は毎回の小テスト 100%
後半は期末の筆記テスト 100%
欠席が多い場合は欠格となります。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 基礎地球科学 ISBN 9784254160741
著者名 西村祐二郎編著 ; 西村祐二郎 [ほか] 著 出版社 朝倉書店 出版年 2019
備考
講義はパワーポイントを使って進め、スライドはMoodleにアップロードします。
参考書にかかわる情報
備考
特定の参考書は指定しないが、この授業に関連する参考書は図書館などにたくさんあるので、各自で自分に合った参考書を探して学習してください。
メッセージ
地球に住む1人の人間として、地球科学(地学)を必須の知識(リテラシー)として捉えましょう。
またその上で「地球と生命との共生」について、自分なりに考えを働かせてみましょう。
キーワード
宇宙、地球、環境、地殻、マントル、核、岩石、鉱物、プレートテクトニクス、火山、地震、資源
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
地球科学入門Ⅰ、Ⅱ
地球科学II
履修条件
連絡先
志村俊昭:理学部449号室、smr@の後にyamaguchi-u.ac.jp
大和田正明:理学部448号室、owada@の後にyamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
志村俊昭:アポをとってから来ることが望ましい。在室時は適宜対応します。
大和田正明:毎週水曜日12時〜13時

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