タイトル

開講年度 開講学部等
2025 理学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火1~2 講義 2.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1041100020 応用数理[Applied Mathematics] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
廣澤 史彦[HIROSAWA Fumihiko]
担当教員[ローマ字表記]
廣澤 史彦 [HIROSAWA Fumihiko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
自然現象や社会現象などを数理的に記述する微分方程式について, 特に常微分方程式を中心に, その解法と実際の現象への応用について学ぶ.
授業の到達目標
(1)解析学の観点から常微分方程式と数理モデルの関係を理解する.
(2)常微分方程式の解法を理解する.
(3)レポート課題や小テストの勉強などを通じて講義内容を復習する.
(4)基本的な常微分方程式の解法を習得し, 与えらえた問題に対して解を表現することができる.
授業計画
【全体】
数理物理現象のモデル化
1階常微分方程式とその解法
高階常微分方程式とその解法
微分方程式の一般理論
連立微分方程式
解析的微分方程式
微分方程式の数値解法
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス 授業概要の解説
物理や電気回路と微分方程式
授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第2回 微分方程式の基本
これまで学んできた「方程式」とその「解」について復習する. 関数方程式や微分方程式とその解の定義を演習問題の計算によって理解する. 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第3回 変数分離形微分方程式 微分方程式の一般解, 特殊解, 特異解を理解する. 変数分離形微分方程式が解けるようになる. 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第4回 同次形微分方程式 変数分離形方程式の解法を応用して同次形微分方程式が解けるようになる. 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第5回 1階常微分方程式 1 階線形微分方程式が解けるようになる. 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第6回 1階微分方程式の応用 小テスト
変数分離形や1階線形微分方程式に帰着して解くことができる微分方程式のいくつかの例について, 理解して実際に解を求めることができる.
授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第7回 常微分方程式の解の一意存在性 常微分方程式の解が一意的に存在する条件とその証明を理解する. 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第8回 定数係数線形微分方程式 1 階微分方程式の解の一意存在性をと, 定数係数線形微分方程式の物理や工学分野への応用を理解する. 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第9回 微分作用素と定数係数高階微分方程式
微分作用素の定義. 定数係数高階線形非同次微分方程式の解法. 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第10回 連立微分方程式 定数係数連立微分方程式の解法 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第11回 解析的微分方程式1 級数解の定義 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第12回 解析的微分方程式2 変数係数微分方程式と特殊関数 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第13回 ラプラス変換1 ラプラス変換の定義 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第14回 ラプラス変換2 ラプラス変換の微分方程式への応用 授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第15回 微分方程式の数値解法 オイラー法による数値計算
授業中に指示した学習・講義内容の復習(学習時間の目安:2時間以上)
レポート課題(学習時間の目安:2時間以上)
第16回 期末試験 期末試験 なし
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 20% D: --%
成績評価法
定期試験 50%
小テスト・授業内レポート 10%
宿題・授業外レポート 40%
教科書にかかわる情報
備考
なし
参考書にかかわる情報
参考書 書名 基礎解析学 ISBN 9784785310790
著者名 矢野健太郎, 石原繁共著,矢野, 健太郎,石原, 繁, 出版社 裳華房 出版年 1993
参考書 書名 応用微分方程式 ISBN 9784254117608
著者名 小川卓克著 出版社 朝倉書店 出版年 2017
参考書 書名 常微分方程式 ISBN 9784563011154
著者名 E. クライツィグ著 ; 北原和夫, 堀素夫共訳 出版社 培風館 出版年 2006
備考
本講義内容に関連する常微分方程式の教科書
メッセージ
様々な物理現象を記述する微分方程式から数学の応用について学んでゆきましょう。
キーワード
常微分方程式
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
履修条件
連絡先
理学部1号館135号室
hirosawa@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
いつでも(必要に応じてメールで問い合わせてください)

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