開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火1~2
講義
6.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1041200009
ロジカルシンキング[Logical Thinking]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
西井 淳[NISHII Jun]
ー
担当教員[ローマ字表記]
西井 淳 [NISHII Jun], 川村 正樹 [KAWAMURA Masaki], 小林 泰良 [KOBAYASHI Taira], 齊藤 遼 [SAITOH Ryo], 竹内 万記 [TAKEUCHI Maki], 日浦 健
特定科目区分
対象学生
物理・情報科学科所属学生対象
対象年次
2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
自然科学研究の基本的手法は、様々な現象を観察した上で仮説を形成し、その妥当性を実験や理論的手法により検証していくことであり、この手法は実社会の様々な場面でも必要とされている。仮説形成や妥当性の検証を正しく行い、その結果を筋道立てて他者に示せるようになるには、推論および説明のための様々な手法を身につける必要がある。本講義では、このような推論および説明のための基本手法を、物理学をはじめとする様々な関連トピックとともに概説する。特に取得した観察データから仮説形成を行い、その反論も同時に考えつつどのように仮説の証明や説明をしていくべきかを講義と演習を通して学習するとともに,主張や根拠を正しく判断し,説明する能力を身につける。
研究者として勤務経験のある教員が、実社会で役立つ論理的な思考法について講義と演習を行う。
授業の到達目標
- 論証,帰納法,演繹法,仮説といった,議論の基本的手法を説明できる。
- 様々な文章や他者の発言より,論証,帰納法,演繹法,仮説等を適切に見つけることができる。
- 自分の主張を理由とともに説明できる。
- 様々な主張や意見に対する反論を考えることが出来る。
- 様々な観察データに基づき、仮説形成をすることができる。
- 仮説の妥当性を検証する手法を提案できる。
授業計画
【全体】
講義では仮説形成と反論についての基本手法の説明を行う。それをもとに,演習では,文章や他者の発言における論証や仮説を見つけ,また,適切に反論できるようになるための演習を行う。
下記の各回の内容は順序を入れ替える場合があります。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
推論とは
仮説とは
サイエンスで用いられる推論
授業内容を復習し、elearning課題を行うこと(目安時間:4時間)
第2回
演習
論証の基本
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート作成をすること(3時間)
第3回
広義の帰納法
帰納法の種類
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート作成をすること(3時間)
第4回
演習
演繹法と帰納法
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート相互採点をすること(3時間)
第5回
仮説の検証1
検証実験と反証実験
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート相互採点をすること(3時間)
第6回
演習
帰納的推論
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート作成をすること(3時間)
第7回
仮説の検証2
実験群と対照群
相関と因果関係
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート作成をすること(3時間)
第8回
演習
前提と結論
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート作成をすること(3時間)
第9回
反論の方法1
異論と批判
反論のポイント
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート作成をすること(3時間)
第10回
演習
仮説形成
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート相互採点をすること(3時間)
第11回
反論の方法2
帰納法に対する反論
演繹法に対する反論
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート相互採点をすること(3時間)
第12回
演習
仮説形成その2
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート相互採点をすること(3時間)
第13回
演習
仮説形成その3
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート作成をすること(3時間)
第14回
演習
反論の方法
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート作成をすること(3時間)
第15回
演習
反論の方法
復習としてelearningの課題をすること(1時間)
指示に従ってレポート作成をすること(3時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 30% C: --% D: --%
成績評価法
20%: 宿題(e-learningドリル)
30%: 宿題(レポート)
30%: 講義小テスト
20%: 演習時の平常点
その他: 講義時の平常点による加点・減点
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
「科学的思考」のレッスン ―学校で教えてくれないサイエンス
ISBN
9784140883655
著者名
戸田山 和久
出版社
NHK出版 (2011/11/8)
出版年
2011
参考書
書名
論理のスキルアップ
ISBN
9784393323069
著者名
アン・トムソン
出版社
春秋社
出版年
2008
参考書
書名
新版 論理トレーニング
ISBN
9784782802113
著者名
野矢茂樹
出版社
産業図書
出版年
備考
メッセージ
少人数に分かれた演習を行うために,他学科からの受講生は受け入れません。
講義・演習のスケジュールは若干変更になることがあります。詳細は講義時に説明します。
キーワード
演繹法、帰納法、仮説形成、反論
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
基礎セミナー、論理学
履修条件
連絡先
マネージャ
西井:nishii (at) yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
西井: 月曜13:30-15:00
会議等が不在のことが多いため,事前に連絡をとってください
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