タイトル

開講年度 開講学部等
2025 理学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月7~8 講義 5.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1041220008 情報ネットワーク[Information Network] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
野﨑 隆之[NOZAKI Takayuki]
担当教員[ローマ字表記]
野﨑 隆之 [NOZAKI Takayuki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
今日広く利用されているインターネットは情報ネットワーク技術によって支えられている.日々進化を続けるインターネット技術を理解するには情報ネットワークの知識は欠かすことができない.本講義では情報ネットワークの基礎を身につけ,身の回りのネットワーク技術にどのように活用されているかを理解する.
授業の到達目標
情報ネットワークで用いられる用語やアルゴリズムを理解するとともに,情報ネットワーク技術が情報学基礎論の諸分野を現実世界に発展させたものであることを理解する.
授業計画
【全体】
ネットワークモデルを階層化し,低階層から順に講義を進める.各授業回開始前に講義動画を視聴済みであることを前提に講義・演習を進める.
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 導入と概要 ネットワークとその構成要素,問題提起と解決法の概略 講義動画(第1回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:4時間)
第2回 プロトコルの階層化と参照モデル プロトコルの階層化,参照モデル ・講義動画(第2回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第3回 物理層 伝送媒体,デジタル変調,伝送レートの限界,多重化 ・講義動画(第3回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第4回 データリンク層1 フレーム化,誤り制御 ・講義動画(第4回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第5回 データリンク層2 フロー制御,多重化(old Ethernet) ・講義動画(第5回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第6回 データリンク層3 多重化(無線),スイッチング ・講義動画(第6回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第7回 ネットワーク層1 ルーティング1 ・講義動画(第7回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第8回 ネットワーク層2 ルーティング2,IPアドレス ・講義動画(第8回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第9回 ネットワーク層3 IPアドレス,ネットワーク間接続 ・講義動画(第9回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第10回 トランスポート層1 TCPとUDP,フロー制御 ・講義動画(第10回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第11回 トランスポート層2 輻輳制御 ・講義動画(第11回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第12回 情報セキュリティ1 暗号システムの概要,共通鍵暗号,公開鍵暗号 ・講義動画(第12回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第13回 情報セキュリティ2 公開鍵暗号の数学的準備,RSA暗号 ・講義動画(第13回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第14回 情報セキュリティ3 認証,RSA署名 ・講義動画(第14回)を視聴の上,その内容を参考書などと照らし合わし理解すること(目安時間:3時間)
・演習内容の復習をすること(目安時間:1時間)
第15回 まとめ 授業全体のまとめ ・講義全体を振り返り,要点を理解するとともに説明できるようにすること(目安時間:4時間)
第16回 まとめ 期末試験 ・講義全体を振り返り,要点を理解するとともに説明できるようにすること(目安時間:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 50% D: --%
成績評価法
宿題(授業時間外の演習)および学期末の筆記テストで評価します.
宿題 15%,学期末の筆記テスト 85%
教科書にかかわる情報
備考
教科書として指定はしないが,参考書1に沿って講義をすすめる.
また,参考書2の内容は参考書1に準拠しており,値段も手ごろなので,自習に適している.
参考書にかかわる情報
参考書 書名 コンピュータネットワーク 第6版 ISBN 9784296070428
著者名 アンドリュー・S・タネンバウム, ニック・フィームスター, デイビッド・J・ウエザロール著 ; 水野忠則 [ほか] 訳 出版社 日経BP 出版年 2023
参考書 書名 コンピュータネットワーク概論 ISBN 9784320123472
著者名 水野 忠則 出版社 共立出版 出版年 2014
参考書 書名 現代暗号への招待 ISBN 9784781912622
著者名 黒澤 馨 出版社 サイエンス社 出版年 2010
参考書 書名 通信工学 ISBN 9784274213113
著者名 植松友彦, 松本隆太郎著 出版社 オーム社 出版年 2012
参考書 書名 日経NETWORK ISBN 1345482X
著者名 出版社 日経BP社 出版年
備考
意欲のある学生は「参考書1」で自習することを強く薦める.
以下のURLのサイトで情報ネットワークの講義動画が閲覧可能である.
http://media.pearsoncmg.com/ph/streaming/esm/tanenbaum5e_videonotes/tanenbaum_videoNotes.html
メッセージ
ネットワークの構築・運用は社会で役に立つスキルのひとつです.本講義でその基礎が修得できるよう,予習・復習に励んでください.また意欲のある学生は実際にサーバを組んでみることをお薦めします.
キーワード
通信技術,イーサネット,wifi,TCP/IP, 情報セキュリティ,分散アルゴリズム
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
情報科学概論,情報理論,グラフ理論,データ構造とアルゴリズム
履修条件
連絡先
理学部1号館330室, tnozaki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
野崎隆之:平日昼休み(12:00-13:00) (他の時間帯でも良いですが,不在の場合があるので,事前に連絡してください.)

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