開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月3~4
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1041400009
生物化学[Biochemistry]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
三角 修己[MISUMI Osami]
ー
担当教員[ローマ字表記]
三角 修己 [MISUMI Osami]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
生物化学は生命現象の基本原理を化学的側面より分子レベルで理解することを目標としている。すなわち、生物の生体を構成している物質がどのような化学構造、性質を持ち、どのような生体内の反応を通して生理機能を果たしているか、またそれらがどのようにして合成され、分解されていくのかを理解する学問である。本講義では生体分子の代謝の理解に重点を置いて生物化学の基礎的内容について解説する。尚、本科目は農研機構(NARO)の生物系特定産業技術研究支援センターで勤務経験のある教員が、生物化学の考え方について講義するものである。
授業の到達目標
生体分子の構造と機能、酵素の性質、生体エネルギーと代謝について知識を定着させ、生命現象の基本原理を理解する。
授業計画
【全体】
生命の基本単位である細胞の概要について理解し、生体分子の構造と機能、酵素の働き、生体分子の制御機構、エネルギー(糖質)代謝、脂質代謝などについて順を追って解説する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
生物化学の理解のための基礎事項の確認
細胞構造と機能、水分子
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第2回
生体分子の構造と機能①
タンパク質、糖質①
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第3回
生体分子の構造と機能②
糖質②、脂質①
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第4回
生体分子の構造と機能③
脂質②、生体膜
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第5回
酵素①
酵素の諸性質、酵素反応速度論
配布された資料や教科書を読んで予習(90分)をし、前回の復習(45分)をすること
第6回
酵素②
補酵素、ビタミン、補欠分子等
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第7回
生体分子の構造と機能、酵素(まとめ)
中間試験
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第8回
生体エネルギーと代謝①
代謝とは、糖質の代謝①解糖系、ペントースリン酸経路
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第9回
生体エネルギーと代謝②
糖質の代謝②生体反応における還元力の理解、TCAサイクル
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第10回
生体エネルギーと代謝③
糖質の代謝③電子伝達系
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第11回
生体エネルギーと代謝④
糖質の代謝④グリコーゲンの代謝、糖新生
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第12回
生体エネルギーと代謝⑤
糖質の代謝⑤糖質代謝の調節機構
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第13回
生体エネルギーと代謝⑥
脂質代謝①
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第14回
生体エネルギーと代謝⑦
脂質代謝②
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第15回
生体エネルギーと代謝⑧
まとめ、補足事項
配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、復習をすること(2時間)。
第16回
期末試験
本講義に関する理解度を判定するための試験
これまでに配布された資料や教科書を読んで予習し(2時間)、試験問題について復習をすること(2時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テスト 100% 出席不足は欠格
教科書にかかわる情報
教科書
書名
ベーシック生化学
ISBN
9784759811766
著者名
畑山巧 編著
出版社
化学同人
出版年
2009
備考
適宜補足資料を配付する予定です。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
ヴォート 生化学 (上) 第4版
ISBN
9784807908073
著者名
J. G. Voet 著
出版社
東京化学同人
出版年
2012
参考書
書名
ヴォート 生化学 (下) 第4版
ISBN
9784807908080
著者名
J. G. Voet 著
出版社
東京化学同人
出版年
2013
備考
メッセージ
・本講義は生物化学の基礎知識を身につけてもらうことを目的としているので、用語や代謝系について「覚える」という作業を課します。
・適宜、生物化学の講義内容に関連する新しいトピックスを織り込んでいきたいと思います。
キーワード
生体分子、酵素、エネルギー代謝、調節機構
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
生物学概論、化学概論
履修条件
連絡先
misumi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時
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