開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金1~2
講義
2.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1041400010
分子生物学[Molecular Biology]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
原 裕貴[HARA Yuki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
原 裕貴 [HARA Yuki]
特定科目区分
対象学生
R3年度以降入学者、R2年度入学者、平成30年度以前入学者
対象年次
2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
分子生物学の進展は著しく、内容は多岐にわたる。この講義では分子生物学や生化学の基本的内容の理解に重点をおいて解説する。分子生物学と生化学の基礎であるタンパク質とDNAの構造、およびDNAを基盤とする技術について主に講義する。
授業の到達目標
1、分子生物学と生化学の基礎となる細胞構造と生体分子の性質を理解する
2、生体の主要な構成成分である核酸とタンパク質の構造と機能を理解する
3、DNAを基盤とする技術について理解する
授業計画
【全体】
主に分子生物学の歴史、核酸の構造と機能、遺伝情報の発現の基本とその解析方法について解説する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション・分子生物学の歴史
講義のイントロダクションと細胞・遺伝物質の発見までの歴史を学習する
復習(240分)
第2回
遺伝物質DNAの発見の歴史
核酸の発見までの歴史を学習する
予習(120分)・復習(120分)
第3回
核酸の構造
核酸DNAとRNAの構造を学習する
予習(120分)・復習(120分)
第4回
RNAとタンパク質の合成
RNAの転写装置、タンパク質の合成装置について学習する
予習(120分)・復習(120分)
第5回
細胞内のゲノム
細胞内でゲノムがどのような場所で、どのような構造をとるのかを学習する
予習(120分)・復習(120分)
第6回
DNAの複製とPCR法
DNAの複製装置とPCR法について学習する
予習(120分)・復習(120分)
第7回
DNA分子の切断と塩基配列の決定
DNAの切断手法、それを応用したDNA塩基配列の決定法の原理を学習する
予習(120分)・復習(120分)
第8回
核酸のハイブリッド形成
核酸のハイブリッド形成とそれを利用した実験手法について学習する
予習(120分)・復習(120分)
第9回
DNA操作とクローニング
部分的なDNAを単離し、増幅する手法を学習する
予習(120分)・復習(120分)
第10回
タンパク質の構造・検出法
タンパク質の構造と、その検出法について学習する
予習(120分)・復習(120分)
第11回
タンパク質の分離・配列同定法
細胞からタンパク質を分離し、そのアミノ酸配列を同定する手法を学習する
予習(120分)・復習(120分)
第12回
タンパク質間相互作用の検出
タンパク質間の相互作用に仕組みと、その検出方法について学習する
予習(120分)・復習(120分)
第13回
相同組換えと遺伝子改変技術
ゲノム内のDNAを操作する手法を学習する
予習(120分)・復習(120分)
第14回
RNAサイレンシングとタンパク質の分解
生体内のタンパク質の量を操作する手法を学習する
予習(120分)・復習(120分)
第15回
オミクスとバイオインフォマティクス
遺伝情報とアミノ酸配列を網羅的に解析する手法について学習する
予習(120分)・復習(120分)
第16回
講義内容の振り返り
これまでの講義内容をまとめ、分類する
予習(120分)・復習(120分)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 10% C: --% D: 5%
成績評価法
毎授業ごとの授業内・授業外レポートで評価する(評価割合 100%)。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
基礎分子生物学
ISBN
9784807920587
著者名
田村隆明, 村松正實著
出版社
東京化学同人
出版年
2024
備考
授業では必要に応じて資料を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
第4版 レーニンジャーの新生化学 上・下
ISBN
9784567244022
著者名
山科 監修
出版社
広川書店
出版年
書籍
参考書
書名
ストライヤー 生化学 第7版
ISBN
9784807908035
著者名
Jeremy M. Berg他
出版社
東京化学同人
出版年
書籍
備考
メッセージ
講義はmoodleを活用して、進めていく予定です。
基本対面で行い、必要に応じて講義の録画の配信、オンライン受講の準備を整えます。
履修希望者の所属は気にしませんので、他学科・他学部でも遠慮なく履修してください。
キーワード
タンパク質、DNA、RNA、遺伝子
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
分子遺伝学、生物化学、遺伝子工学、発生細胞生物学、発生生物学、発生遺伝学、細胞生物学、生物学概論、定量生物学
履修条件
連絡先
原 裕貴 (E-mail: yukihara@yamaguchi-u.ac.jp)
総合研究棟507-2号室
オフィスアワー
平日 9:00-17:30
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