タイトル

開講年度 開講学部等
2025 理学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火5~6 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1041400011 分子遺伝学[Molecular Genetics] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
堀 学[HORI Manabu]
担当教員[ローマ字表記]
堀 学 [HORI Manabu]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
分子遺伝学は、現在の分子生物学の基礎となる部分である。我々が目にする様々な生命現象を理解するためには、分子レベルで現象を解釈することが必須となる。この授業では、基礎遺伝学的な知識と分子レベルでの遺伝現象のメカニズムについて説明する。また,企業の技術研究所で勤務経験のある教員が,研究開発の基本的な考え方や製品化の考え方についても講義する。
授業の到達目標
さまざまな生命現象を論理的に分子レベルで理解するための
1. 基礎遺伝学的な知識をつけること
2. 遺伝現象を分子レベルで説明できる力を身につけることを目標とする。
授業計画
【全体】
授業の前半に、基礎遺伝学と分子遺伝学の基本と考え方を説明し、その後、DNA, RNA, 翻訳,遺伝子発現について分子レベルの機構や仕組みについて説明する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 分子遺伝学の背景 遺伝学から分子生物学までのながれ Moodle上の資料を読んで予習(30分)をすること
第2回 分子遺伝学の基礎知識 細胞から遺伝子まで:生命現象を分子レベルで考える Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第3回 DNAの化学的性質と複製機構 DNAの化学構造を理解し,その複製機構を理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第4回 DNAの変異と修復機構 DNAにはどのような理由でどのような変異が起こるのかを理解し,その修復機構についても理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第5回 RNAの機能について1
RNAの転写機構について理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第6回 RNAの機能について2 生体内で起こるRNA editingの仕組みや,non-coding RNAの働きについて理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第7回 翻訳 RNAの塩基配列からアミノ酸配列を決める情報転換過程とアミノ酸が連結される化学的過程について理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第8回 中間まとめ(理解度確認試験) 理解度確認試験を行い,その解説を行う Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第9回 遺伝子の発現制御(原核生物) 原核生物の発現制御について,転写の過程を中心に理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第10回 遺伝子の発現制御(真核生物1) 真核生物の発現調節について,転写調節からRNAプロセッシングを中心に理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第11回 遺伝子の発現制御(真核生物2) 真核生物の発現調節について,翻訳、翻訳後修飾までの過程について理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第12回 免疫と抗体の多様性 免疫の基礎を理解し,抗体の多様性をつくりだすVDJ組換え機構を理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第13回 染色体の組換え機構とエピジェネティクス 染色体の組換え機構を理解し,エピジェネティックな遺伝子発現制御について理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第14回 ウイルスの生物学 ウイルスの性質,ウイルスの複製機構について理解する Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第15回 まとめ 全体のまとめ Moodle上の資料を読んで予習(2時間)をし、小テストを利用しながら復習(2時間)をすること
第16回 総括と期末試験 総括と期末試験 Moodleの資料を読んで,各自で講義内容の理解を深めておくこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
中間テスト(30%)と期末テスト(70%)によって評価する。
出席は欠格条件とし、5 回以上の欠席は欠格とします。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は指定しない。毎回,以下の参考書等をもちいて必要な事項を説明する。
なお,毎回の授業で使用する資料はMoodle上においている。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 エッセンシャル遺伝学 ISBN 9784563077914
著者名 ハートル (著), E.W. ジョーンズ (著), Daniel L. Hartl (原著), Elizabeth 出版社 培風館 出版年 2005
参考書 書名 ワトソン 遺伝子の分子生物学 ISBN 9784501621209
著者名 ワトソン (著), Stephen P. Bell ( 出版社 東京電機大学出版局 出版年 2006
参考書 書名 遺伝子 ISBN 9784807906307
著者名 ベンジャミン ルーイン (著), 出版社 東京化学同人 出版年 2006
参考書 書名 生化学 ISBN 9784807906727
著者名 ホートン 出版社 東京化学同人 出版年 2008
参考書 書名 大学生物学の教科書:ブルーバックス ISBN 9784062576727
著者名 D.サダヴァ 出版社 講談社 出版年
備考
メッセージ
キーワード
DNA, RNA, 遺伝子発現
実務家教員:堀  学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • つくる責任つかう責任
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
基礎生物学1
履修条件
連絡先
堀 学(5719)理学部3号館109号室 mhori@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時 理学部3号館109号室 mhori@yamaguchi-u.ac.jp

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