開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
水3~4
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1041400016
時間生物学[Chronobiology]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
明石 真[AKASHI Makoto]
ー
担当教員[ローマ字表記]
明石 真 [AKASHI Makoto]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
哺乳類の約24時間周期の体内時計である「概日時計」について行動学および生理学的な概論に始まり、概日時計中枢の解説、時計遺伝子の発見、さらに分子メカニズムについて論じる。また、概日時計研究の医学的発展性や、体内時計分子メカニズムにおいて残された謎についても解説する。
授業の到達目標
概日時計の仕組みを個体レベルから遺伝子レベルまで階層的に理解するとともに、哺乳類の生物学的研究方法について幅広く学ぶことを目標とする
授業計画
【全体】
行動学および生理学的な体内リズムが存在することを解説し、リズムを生み出す体内中枢(視交叉上核)の発見と役割について詳説する。さらに時計遺伝子の発見、時計タンパク質の構造と機能、翻訳後調節の重要性について論じながら分子機構の詳細を述べる。概日時計の温度補償性などの未解明現象についても紹介する。最後に、概日時計研究の医学的発展性についても論文を紹介しながら概説する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
体内リズムと体内時計
概日時計について概説する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第2回
体内時計の3つの要素
入力、振動体、出力の概念を説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第3回
視交叉上核1
視交叉上核とは何か説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第4回
視交叉上核2
視交叉上核の機能について説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第5回
時計遺伝子
時計遺伝子の発見の経緯を説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第6回
体内時計分子機構1
概日時計のメカニズムについて説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第7回
体内時計分子機構2
晦日時計の補助機構を説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第8回
いろいろな生物の時計機構
概日時計の種差について説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第9回
インプットの分子機構
概日時計の調節メカニズムを説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第10回
末梢時計と生理機能リズム
末梢時計とは何か説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第11回
アウトプットの分子機構
概日時計がどのように生理機能のリズムを生み出すのか説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第12回
ヒトのリズム
ヒトの概日時計研究に関するトピックを説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第13回
病気と体内時計
概日時計機能不全で起こる疾患について説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第14回
体内時計研究の医学的展望
概日時計研究によってもたらされる医学的恩恵について説明する。
次回の授業開始時に小テストがあるため、復習(4時間程度)を推奨する。
第15回
山口大学の時間生物学
当研究室の研究内容を説明する。
期末テストに向けて、講義全体の復習(4時間以上)を推奨する。
第16回
期末テスト
ここまでの学習内容の理解度をテストによって確認する。
出題内容について復習する(4時間以上)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
毎回の復習テストの平均:50%
期末テスト:50%
教科書にかかわる情報
備考
毎回資料を配付します。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
体内時計のふしぎ
ISBN
9784334037765
著者名
明石 真
出版社
光文社新書
出版年
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
履修条件
連絡先
総合研究棟2階204
電話:083-933-5687
メール:akashima@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
夕方以降
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