開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
水5~6
講義
2.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1041400017
植物分子生理学
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
武宮 淳史[TAKEMIYA Atsushi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
武宮 淳史 [TAKEMIYA Atsushi]
特定科目区分
対象学生
生物学科3年生以上対象
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
固着生活を営む植物は、外部環境の変化を敏感に感知し適切に応答することにより生存を可能にしている。本講義では、植物がもつ巧みな環境応答の分子機構について、光や植物ホルモンに対する応答を中心に基本概念から最新の知見を含めて解説する。
授業の到達目標
変動環境に対する植物の応答・適応機構を分子レベルで理解し、植物の生存戦略の「本質」を理解することを目的とする。
授業計画
【全体】
前年度開講の「植物生理学」と合わせて、植物の生命・生存戦略を生化学、分子生物学、細胞生物学、ゲノム科学、遺伝子工学などを交え、分子レベルで解説する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
概説
植物分子生理学で取り扱う内容の概説
予習・復習(4時間)
第2回
植物の環境応答の仕組み
シグナルの受容と伝達
予習・復習(4時間)
第3回
光応答
植物の光応答と光受容体
予習・復習(4時間)
第4回
フィトクロム①
フィトクロム応答の生理的意義
予習・復習(4時間)
第5回
フィトクロム②
フィトクロムの構造と光受容
予習・復習(4時間)
第6回
フィトクロム③
フィトクロムのシグナル伝達機構
予習・復習(4時間)
第7回
フィトクロム④
フィトクロムによる遺伝子・タンパク質の発現制御
予習・復習(4時間)
第8回
フォトトロピン①
フォトトロピン応答の生理的意義
予習・復習(4時間)
第9回
フォトトロピン②
フォトトロピンの構造と光受容
予習・復習(4時間)
第10回
フォトトロピン③
フォトトロピンのシグナル伝達機構
予習・復習(4時間)
第11回
フォトトロピン④
青色光による気孔開口
予習・復習(4時間)
第12回
植物ホルモン①
植物ホルモンの種類と受容機構
予習・復習(4時間)
第13回
植物ホルモン②
アブシジン酸応答の生理的意義、アブシジン酸の合成と輸送
予習・復習(4時間)
第14回
植物ホルモン③
アブシジン酸の受容とシグナル伝達機構
予習・復習(4時間)
第15回
植物ホルモン④
アブシジン酸による気孔閉鎖
予習・復習(4時間)
第16回
総括と試験
総括と試験
予習・復習(4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 25% C: --% D: --%
成績評価法
期末試験(70%)と授業内レポート(30%)の内容により総合的に評価する。
教科書にかかわる情報
備考
プリント配布
参考書にかかわる情報
参考書
書名
植物生理学・発生学 原著第6版
ISBN
9784061538962
著者名
テイツ/ザイガー
出版社
講談社
出版年
2017
参考書
書名
[基礎生物学テキストシリーズ 7]植物生理学
ISBN
9784759819977
著者名
三村徹郎・鶴見誠二 編著
出版社
化学同人
出版年
2019
備考
メッセージ
キーワード
植物、環境応答、光応答、シグナル伝達、気孔開閉、植物ホルモン、ストレス耐性
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
植物分子生理学I
履修条件
連絡先
take.pcs@yamaguchi-u.ac.jp
理学部3号館114号室
オフィスアワー
随時
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