開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木3~4
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1041400022
特殊講義Ⅱ(生物学:動物生態学)
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
小島 渉[KOJIMA Wataru]
ー
担当教員[ローマ字表記]
小島 渉 [KOJIMA Wataru]
特定科目区分
対象学生
生物学科学生対象 令和3年度入学者対象
対象年次
3~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
動物生態学に関する基礎知識や専門的な背景を理解し、正しく説明できるようになる。
授業の到達目標
生物の行動の多くの側面は、進化の歴史の中で、自分の遺伝子を次世代に多く残すように最適化されている。私たちが普段自然界の中で観察する、あるいは私たち人間自身が行う、子の世話、配偶者に対する選り好みなどの行動を、自然淘汰、性淘汰、血縁淘汰という進化学の主要理論を通して解釈する。
授業計画
【全体】
自然淘汰、性淘汰、血縁淘汰という進化学の主要理論を解説し、これらの理論を用いて動物のさまざまな生態・行動を解釈する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
自然淘汰のしくみ
自然淘汰理論の基礎を説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第2回
群淘汰の誤り
ナイーヴな群淘汰理論と遺伝子淘汰の違いについて説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第3回
最適採餌理論
動物の最適な採餌戦略について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第4回
警告色と擬態の進化
警告色やベイツ型擬態、ミュラー型擬態がどのように進化するか説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第5回
進化的安定戦略
進化的安定戦略と動物の行動について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第6回
群れ生活
群れの形成メカニズム、最適な群れサイズ、群れ生活に関わる利益と不利益について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第7回
性淘汰
性淘汰理論の歴史と内容について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第8回
メスによる選択と遺伝的利益
メスによる選り好み、つがい外交尾、遺伝的利益について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第9回
オスとメスの対立
交尾をめぐる雌雄の対立とその解消について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第10回
親子の対立と子の世話
親子の対立と子の世話の進化について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第11回
性の配分
進化的安定化戦略を用いて性比の進化について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第12回
利他行動
血縁淘汰とさまざまな動物にみられる利他行動の進化について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第13回
協力行動
協力行動や互恵的行動の進化について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第14回
コミュニケーションと信号
正直な信号やコミュニケーションの進化について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第15回
生活史の進化
昆虫などの生活史の進化について説明する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第16回
試験
期末試験を行う
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テストで評価します。
学期末の筆記テスト 100%
教科書にかかわる情報
備考
必要な資料をオンライン上で配布する
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
履修条件
連絡先
小島 渉:総合研究棟404 wkojima@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時
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