開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火7~10
実験・実習
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1041600015
地球科学実験ⅠA[Practice in Earth SciencesⅠA]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
辻 智大[TSUJI Tomohiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
辻 智大 [TSUJI Tomohiro], 江島 圭祐 [ESHIMA Keisuke], 太田 岳洋 [OHTA Takehiro]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
地質学の基本である野外調査の方法,整理,作図,評価について基礎を学ぶとともに,地形図や空中写真などから地殻変動や自然防災に関する情報を得るための方法や考え方などについて学び野外実習や卒業研究のための基礎となす. これらのことから、時間・空間的に変化する岩石・鉱物・地層など地球物質の調査方法と解析・評価技術を修得する(卒業認定・学位授与の方針(DP)におけるDP1-2-a,DP1-2-b,DP2-1,DP2-2,DP2-3,DP2-4,DP2-5,DP2-6-D2,DP4に該当)。これらは、四次元的な地質現象の解析技術の修得と調査結果の総合解析・評価技術の修得に関係し、本学科の学習教育目標のD-2に対応する。実務経験のある教員が担当する。
授業の到達目標
地球科学に関する基礎的な実験・演習を通じて、室内でのデータ収集・整理方法及び野外での観察方法を修得するとともに、適切な用語・図式を用いて表現・報告する技術を身につける(卒業認定・学位授与の方針(DP)におけるDP1-2-a,DP1-2-b,DP2-1,DP2-2,DP2-3,DP2-4,DP2-5,DP2-6-D2,DP4に該当)。また,学習教育目標(D)-2「四次元的な地質現象の解析技術の修得と調査結果の総合解析・評価技術の習得」を達成する。
授業計画
【全体】
授業は,「地質調査法の修得」を軸に,前半で地質調査の事前準備と方法論について,後半では地質調査後のデータのまとめ方と地質図の作成について解説と演習を行う.また,それらが具体的に社会とのつながりの中でどのように展開し,経済活動,インフラ整備,防災,環境問題などにどのように適用されるかについて多くの事例を参考にしながら講義する.
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
ルートマップの作成
1.学内ルートマップ作成
シラバスをよく読む事
テキストおよび教科書の予習と,ノート・配布物の復習をすること(目安時間:4時間以上)
学習用の資料をMoodleに掲載する.
第2回
構造の測定法と表現法
1.四象限法,方位角法と右手の法則
2.面構造の測定
3.線構造の測定
シラバスをよく読む事.テキストおよび教科書の予習と,ノート・配布物の復習をすること(目安時間:4時間以上).
学習用の資料をMoodleに掲載する.
第3回
構造の解析法
1.ステレオ投影法の原理と作図
2.断裂系解析と応力場の復元
シラバスをよく読む事.テキストおよび教科書の予習と,ノート・配布物の復習をすること(目安時間:4時間以上).
学習用の資料をMoodleに掲載する.
第4回
変動地形判読演習(活断層)
1.活断層地形判読
テキストおよび教科書の予習と,ノート・配布物の復習をすること(目安時間:4時間以上)
学習用の資料をMoodleに掲載する
第5回
変動地形判読演習(地すべり地形)
1.地すべり地形判読
テキストおよび教科書の予習と,ノート・配布物の復習をすること(目安時間:4時間以上)
学習用の資料をMoodleに掲載する
第6回
地質調査の目的と方法①
1.地質調査の種類
2.調査の事前準備
テキストおよび教科書の予習と,ノート・配布物の復習をすること(目安時間:4時間以上)
第7回
地質調査の目的と方法②
1.ルート調査の実施計画
2.ルート調査の実施方法
テキストおよび教科書の予習と,ノート・配布物の復習をすること(目安時間:4時間以上)
第8回
地質調査の目的と方法③
1.一次情報(ルート調査結果)のまとめ方
2.時間軸の挿入および時間軸の考え方.
テキストおよび教科書の予習と,ノート・配布物の復習をすること(目安時間:4時間以上)
第9回
地質図の書き方1
地質図とは何か
1.地質図についての説明
2.地層境界線の作図
3.様々な傾斜の地質境界線の描き方
復習4時間以上
学習用の資料をMoodleに掲載する.
第10回
地質図の書き方2
断面図とみかけの傾斜
復習4時間以上
学習用の資料をMoodleに掲載する.
第11回
地質図の書き方3
断層を有する地質図の描き方
復習4時間以上
学習用の資料をMoodleに掲載する.
第12回
地質図の書き方4
不整合のある地質図の描き方
復習4時間以上
学習用の資料をMoodleに掲載する.
第13回
地質図の書き方5
褶曲した地層の描き方
復習4時間以上
学習用の資料をMoodleに掲載する.
第14回
地質図の書き方6
ルート柱状図の描き方
復習4時間以上
学習用の資料をMoodleに掲載する.
第15回
様々な地質情報の活用
1.リモートセンシング
2.地質情報サービスについて
テキストおよび教科書の予習と,ノート・配布物の復習をすること(目安時間:4時間以上)
学習用の資料をMoodleに掲載する.
第16回
試験の解説
第15週に実施した試験の解説を行う
試験問題について配布資料を基に確認する(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 20% C: 60% D: --%
成績評価法
授業内外で作成する課題やレポートで評価する.また,授業に取り組む態度でも評価する.
小テスト・授業内レポート70%,宿題・授業外レポート20%,授業態度・授業への参加度10%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
フィールドジオロジー入門
ISBN
9784320046818
著者名
天野一男, 秋山雅彦著 ; 日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会編
出版社
共立出版
出版年
2004
教科書
書名
地質図学演習
ISBN
9784772250795
著者名
岡本隆, 堀利栄著
出版社
古今書院
出版年
2003
備考
参考書にかかわる情報
備考
建設技術者のための地形図判図入門I、II、III,鈴木隆介,古今書院,1998年
写真と図で見る地形学,貝塚爽平他,東大出版会,1987年
地質調査と地質図,坂 幸恭,朝倉書店
野外地質調査の基礎,狩野謙一,古今書院
メッセージ
野外調査の基本です.実習や卒論のためにもきちんと学習しよう.
色鉛筆(12色以上)および定規は,指示がなくても「毎回必ず」持ってきてください.
三角定規,分度器,ノートパソコンを使用することがあります.
キーワード
地形図,地質図,空中写真,ルートマップ,地質断面図
持続可能な開発目標(SDGs)
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
基礎セミナー,地球科学実験,地球科学実験IIA,野外巡検,野外実習,特別研究
履修条件
連絡先
辻 智大 理学部342号室 内線5740 t-tsuji@yamaguchi-u.ac.jp
太田岳洋 理学部344号室 内線5753 takohta@yamaguchi-u.ac.jp
江島圭祐 理学部444号室 内線5749 esm@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
辻 平日10:00~18:00(これ以外の時間帯を希望する場合は,事前にアポを取ってください)
太田 平日13:00~17:00(これ以外の時間帯を希望する場合は,事前にアポを取ってください)
江島 平日13:00〜18:00(これ以外の時間帯を希望する場合は,事前にアポを取ってください)
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