開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
水3~6
講義
2.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1042100012
線型代数学Ⅱ[Linear Algebra Ⅱ]
日本語
4
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
倉富 要輔[KURATOMI Yohsuke]
ー
担当教員[ローマ字表記]
倉富 要輔 [KURATOMI Yohsuke]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
この講義では、行列の対角化とジョルダンの標準形に関する理論を学ぶ。1年次および2年次前期で学んだ線形代数学の知識を基に、この講義の前半部分では、固有値、固有ベクトル、固有空間の学習を通して、行列が対角化可能か不可能かの判定条件を与え,後半部分では、正規行列の対角化、ジョルダンの標準形などを学習する。また、これらに関する様々な問題を公理や定義から論理的に考察する。
授業の到達目標
(1)固有値、固有ベクトル、固有空間、行列の対角化、ジョルダンの標準形など、本講義で学ぶ内容を理解できる。
(2)この分野の問題に取り組むときに、与えられた条件を分析し論理的な思考を適切に展開することができる。
(3)本講義で学ぶ基本的概念・理論を理解するために、意欲的に学習に取り組むことができる。
(4)積極的に講義に参加することができる。
(5)自分の考えた思考内容を論理的かつ適切に記述できる。
授業計画
【全体】
次の内容に関する講義を行う。
1.固有値、固有ベクトル、固有空間
2.行列の対角化とその応用
3.実対称行列、正規行列の対角化
4.べき零変換の標準形
5.ジョルダンの標準形
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
行列の対角化1
固有値、固有ベクトル、固有多項式
これまでに習った線形代数学の内容を復習しておくこと。
(学修目安:予習6時間、復習2時間)
第2回
行列の対角化2
固有方程式、行列の対角化
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第3回
行列の対角化3
固有空間と行列の対角化
行列の三角化
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第4回
行列の対角化4
演習(行列の対角化)
最小多項式
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第5回
ジョルダンの標準形1
広義固有空間
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第6回
ジョルダンの標準形2
べき零変換
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第7回
ジョルダンの標準形3
分解定理
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第8回
ジョルダンの標準形4
中間まとめ、べき零写像
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第9回
ジョルダンの標準形5
べき零行列の標準形
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第10回
ジョルダンの標準形6
ジョルダンの標準形
演習(ジョルダンの標準形)
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第11回
内積
内積と外積
内積空間
直交化法
複素内積
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第12回
正規行列の対角化1
正規行列の対角化
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第13回
正規行列の対角化2
エルミート行列、実対称行列の対角化
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第14回
正規行列の対角化3
実2次形式と2次曲線
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第15回
正規行列の対角化4
演習(正規行列の対角化)
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習2時間、復習6時間)
第16回
総括と期末試験
総括
期末試験
授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習6時間、復習2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 25% D: --%
成績評価法
小テスト・レポート 20%、定期試験 80%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
線形代数学
ISBN
9784535786547
著者名
川久保勝夫
出版社
日本評論社
出版年
2010
教科書
書名
線形代数演習
ISBN
4781910319
著者名
横井英夫, 尼野一夫共著
出版社
サイエンス社
出版年
2003
備考
参考書にかかわる情報
備考
使用しない。
メッセージ
キーワード
線形代数学、行列の対角化、ジョルダン標準形
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
数理科学入門、
線形代数学基礎Ⅰ、Ⅱ、
線形代数学Ⅰ
履修条件
連絡先
理学部1号館129号室
E-mail: kuratomi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
研究室在室中は質問等に対応します。不在の場合は積極的に学習相談室を利用してください。
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