タイトル

開講年度 開講学部等
2025 理学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木5~8 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1042100014 数理データサイエンス発展 日本語 4
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
菊政 勲[KIKUMASA Isao]
担当教員[ローマ字表記]
菊政 勲 [KIKUMASA Isao]
特定科目区分   対象学生 数理科学科・令和3年度以降入学者対象 対象年次 2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
現在一般に使われているプログラミング言語のなかの主要な言語の一つであるC言語の入門。データサイエンスにはプログラミングの知識・技能が必要となります。この授業ではただ単にC言語の文法を習得するだけではなく,C言語を通してプログラミング言語一般,とりわけ手続き型のプログラミングの考え方を学びます。その過程で、アルゴリズムの考え方を理解し、数理科学の課題を解決するためにプログラミングを活用することができるようになるための基礎を身に付けます。
授業の到達目標
(1)プログラミング(構造型言語)やコンパイルの概念を理解し、C言語の基本的な文法、命令、関数やアルゴリズムについて理解しており、基本的なプログラムをかくことができる。
(2)ソースプログラムの入力、コンパイル、実行の一連の操作等必要な基本的な技能を身につけており、実行することができる。
(3)一度でうまくいかないときや、よりよいものにするために試行を重ねることができる。自律的に学習を継続することができる。
(4)課題解決にあたり、課題を整理分析した上で、解決の手順を意識し、どのようなプログラムを作成すれば実現できるかを考えながら取り組むことができる。
(5)プログラムを作成することに興味を持ち、課題解決のために積極的に取り組むことができる。
授業計画
【全体】
次のような項目を予定しています。
・基礎的知識(概論)
・コンパイルと実行
・変数と代入,四則演算
・for文
・while文
・入力
・if-else分岐
・関数
・配列
これらは予定ですので、理解度など事情により変わることもあります。
授業は主にプロジェクターを使い、黒板と併用します。
また、演習は各自のノートパソコンを使って行います。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 プログラミング入門
プリント
イドウ君
パソコンの設定
C言語入門入力から実行まで
コンパイル、エラーと警告、
・ノートパソコンを持ってくること。電源アダプタやLANケーブルもお忘れなく
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う (学修時間の目安:8時間以上)
第2回 プログラミング入門
コンパイル
表示、計算、変数、演算
文字列、エスケープシーケンス、関数呼び出し、main、printf、書式文字列、四則演算、剰余演算、演算の優先度、型、変数、定義、参照、代入、int、double ・ノートパソコンを持ってくること。電源アダプタやLANケーブルもお忘れなく
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第2回以降は座席指定する予定です。
第3回 変数を使った計算
入力
数学関数
インクリメント、デクリメント
文字の配列
char, fgets, atoi, atof, stdlib.h, math.h, sqrt, sin, cos, tan, log, log10, M_PI
#define
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第4回 条件分岐 オーバーフロー
流れ図
if文
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第5回 繰り返し
if-else if と if-if の違い
while文
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第6回 繰り返しと和 while文と和
2進小数、誤差
Windowsプログラミング
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第7回 繰り返しと数列 数列、最大最小
リダイレクト
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第8回 for文を使った繰り返し 読解練習・素数判定
for文
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第9回 2重ループ 2重ループ
*を使ったグラフ
九九の表
不定方程式
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第10回 while再び
getchar, putchar
isupper, tolower
ctype.h
アスキーコード表、フィルタ
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第11回 while細々
関数1
long long型
break, do-while
数学の関数(数学的表現)
関数プロトタイプ
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第12回 関数2 パラメータ・引数、戻り値、呼び出し、流れ、値の受け渡し、引数、戻り値、戻り値の型
関数定義、プロトタイプ宣言、ローカル変数
関数の基本演習
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第13回 関数3 引数なし/戻り値なしの場合
void
関数にするのはなぜ?
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第14回 配列1 再帰呼び出し
配列 定義、使い方
素数リスト
・Moodle
・授業計画に沿って、予習・復習を行う
(学修時間の目安:8時間以上)
第15回 配列2 ・配列の使い方、(巡回)シフト
・配列の初期化
・ソート
・Moodle
・次週期末試験です。しっかり勉強しておきましょう!
(学修時間の目安:8時間以上)
第16回 期末試験 これまで勉強したことの確認 ・総復習
・できなかったところはできるようにしておきましょう
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト、宿題、学期末テストで総合的に評価します。
小テスト20%、宿題20%、学期末テスト60%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 C言語プログラミングレッスン入門編 第3版 ISBN 9784797398588
著者名 結城浩 出版社 SBクリエイティブ 出版年 2019
備考
上記テキストを予定していますが、変更の可能性もあります。授業開始時に改めて提示します。初回の授業時にはテキストは必要ありません。また必要に応じてプリントを配布します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 プログラミング言語C : ANSI規格準拠 ISBN 4320024834
著者名 B. W. カーニハン, D. M. リッチー著 ; 石田晴久訳 出版社 共立出版 出版年 1989
参考書 書名 C実践プログラミング ISBN 4900900648
著者名 Steve Oualline著 ; 谷口功訳 出版社 オライリー・ジャパン 出版年 1998
参考書 書名 C言語プログラミングレッスン 文法編 ISBN 9784797336795
著者名 結城浩 出版社 ソフトバンククリエイティブ 出版年 2006
備考
C言語やアルゴリズムの参考書はここにあげたもの以外にも数多くあります。自分に合った参考書を探して活用してください。
メッセージ
単に授業を聞いているだけでは十分な力はつきません。自らの手と頭と時間を使って積極的に取り組んでください。自習時間も必須です!!!
キーワード
C言語、プログラミング、アルゴリズム
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
データサイエンス応用、データサイエンス技術I/II、数理データサイエンス技術演習
履修条件
連絡先
連絡は修学支援システムのメッセージを利用してください。質問は対面の方が理解がすすみますので授業終了後か、研究室(理学部1号館145号室)にお越しください。
オフィスアワー
随時。応相談。

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