開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
月5~8
実験・実習
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1042210045
物理学実験Ⅱ
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
藤原 哲也[FUJIWARA Tetsuya]
ー
担当教員[ローマ字表記]
藤原 哲也 [FUJIWARA Tetsuya], 野崎 浩二 [NOZAKI Kohji], 日浦 健
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本授業科目の目的は,
1.物理現象を体験することによって講義で学んだ内容の理解をより深め,自然現象を科学的にとらえる態度を養うこと。
2.客観的なデータ処理の基礎技術や報告書作成・口頭発表の仕方を学ぶことによって研究活動の基礎を作ること
である。
本授業科目の概要は,次の通りである。
物理学を理解する上でにおいて重要となる物理学実験の実習を行う。
物性物理学における代表的な基礎実験を2テーマ行い,その1つについて発表会で報告する。
企業における研究開発業務経験を有する教員が、製品開発現場において、物理学実験の基礎知識が複数あることの重要性や、プレゼンテーション能力の必要性について述べながら実習を進める。
この実験の一部はこの授業は製造業企業での研究開発業務の実務経験がある教員が、研究開発の現場で使用する物性物理学の実験技術を織り交ぜて指導する。
授業の到達目標
・基本的な物性物理学に関連する物理現象を観測する実験手法,原理・概念を理解し,説明できる。
・実験結果を客観的に眺め,そこから明らかになることを整理し、論理的な思考をもとに結論を導くことができる。
・実験目的,実験方法,実験結果,考察,結論を口頭および文書で他者に正確に伝えることができる。
・他者と協働して実験を進め,実験結果を整理し,そこから得られる結論を導く経験を通して,チームワークの大切さを理解し,他者との協働が実践できる。
・課題解決のための創造的思考ができる。
授業計画
【全体】
「示差熱分析」,「X線回折」,「超伝導」,「金属・半導体」,「誘電体」(実験テーマは予定であり変更の可能性もある)から2つのテーマを選択し,1グループ2名または3名のグループに分かれて実験を行う。口頭発表の準備の後,グループごとに結果を発表する。各テーマごとに実験レポートを提出する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
授業予定、実験の進め方、実験基礎知識講義、安全教育、テーマ決定
物理データサイエンス技術演習と物理学実験Ⅰの復習(学習時間:4時間以上)
第2回
第1テーマ実験1日目
各テーマの実験を進める
配付資料に書かれた内容の予習と得られたデータの整理(作業時間:4時間以上)
第3回
第1テーマ実験2日目
各テーマの実験を進める
配付資料に書かれた内容の予習と得られたデータの整理(作業時間:4時間以上)
第4回
第1テーマ実験3日目
各テーマの実験を進める
配付資料に書かれた内容の予習と得られたデータの整理(作業時間:4時間以上)
第5回
第1テーマ実験4日目
各テーマの実験を進める
配付資料に書かれた内容の予習と得られたデータの整理(作業時間:4時間以上)
第6回
第1テーマ実験5日目
各テーマの実験を進める
配付資料に書かれた内容の予習と得られたデータの整理、これまでの全データの解釈(作業時間:4時間以上)
第7回
第2テーマ実験1日目
各テーマの実験を進める
配付資料に書かれた内容の予習と得られたデータの整理(作業時間:4時間以上)
第8回
第2テーマ実験2日目
各テーマの実験を進める
配付資料に書かれた内容の予習と得られたデータの整理(作業時間:4時間以上)
第9回
第2テーマ実験3日目
各テーマの実験を進める
配付資料に書かれた内容の予習と得られたデータの整理(作業時間:4時間以上)
第10回
第2テーマ実験4日目
各テーマの実験を進める
配付資料に書かれた内容の予習と得られたデータの整理(作業時間:4時間以上)
第11回
第2テーマ実験5日目
各テーマの実験を進める
配付資料に書かれた内容の予習と得られたデータの整理、これまでの全データの解釈(作業時間:4時間以上)
第12回
プレゼンテーション準備
各グループでのデータまとめ、スライド作成
これまでの全データの解釈(作業時間:4時間以上)
第13回
プレゼンテーション指導
各自準備したプレゼンテーション内容を元に指導
発表スライド作成をしてくる(作業時間:4時間以上)
第14回
プレゼンテーション
各グループの結果発表1日目
発表スライド修正と発表練習(作業時間:4時間以上)
第15回
プレゼンテーション
各グループの結果発表2日目
発表スライド修正と発表練習(作業時間:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 30% C: 30% D: 20%
成績評価法
単位認定基準は,2つの実験テーマの実験レポートの受理,プレゼンテーション1件を完遂し,欠格条件に抵触しないこと。
成績評価は,単位認定基準を満たした受講生に対して,実験レポート75%,プレゼンテーション15%,受講態度10%で行う。
教科書にかかわる情報
備考
実験テーマごとに配布する資料を参照
参考書にかかわる情報
備考
図書館にある各実験テーマについての関係図書
メッセージ
キーワード
物性物理学,物理学実験,示差熱分析,密度測定,X線回折,超伝導,金属,半導体,誘電体、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
関連科目
物理データサイエンス技術演習,物理学実験I,物性物理学I,II,電磁気学I,II,量子力学I,II、統計力学I,II,情報数学I,II、物理数学I,II,II
履修条件
連絡先
藤原哲也:理学部南棟228室,tetsuyaf@yamaguchi-u.ac.jp
野崎浩二:理学部南棟236室,nozaki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時
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