開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
月9~10
講義
1.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1042300001
無機化学Ⅰ[Inorganic ChemistryⅠ]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
山﨑 鈴子[YAMAZAKI Suzuko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
山﨑 鈴子 [YAMAZAKI Suzuko]
特定科目区分
対象学生
化学科以外の学生は2年生以上
対象年次
1~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
化学の基幹分野の一つである無機化学について体系的に学習する。本授業では、特に、周期表および化学結合論に基づいて、無機化合物の構造や性質についての基盤知識を学修する。
授業の到達目標
原子構造、分子構造と結合、単純な固体の結合に関する知識を体系的に身につける。
知識・理解の観点:1.原子の構造を理解し、電子配置が書ける。2.元素の性質を学び、周期表を説明できる。3.化学結合や結晶構造ついて説明できる。
思考・判断の観点:電子配置に基づいて無機化合物の性質や反応性を考える。
関心・意欲の観点:我々の生活に役立っている無機化合物からなる機能性材料に関心をもつ。
態度の観点:化学は暗記の学問ではなく基本的な原理がわかれば理解しやすい学問であることに気づき、化学的現象や実験データを考察するスキルを身につける。
技能・表現の観点:無機化学の基礎的演習問題に答えることができる。
その他の観点:無機物に関する知識を増やし、人間社会とのかかわりについて理解を深める。
授業計画
【全体】
原子構造、分子構造、化学結合、固体の構造について、教科書にそって講義する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
原子構造
元素の原子核合成、核分裂と核融合
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
水素型原子の構造
分光学的実験結果と量子力学的原理
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
水素原子の構造
量子力学的原理
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
原子構造
構成原理、電子配置
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
周期表
電子配置と周期表
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
原子の特性
イオン半径、イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
前半のまとめ
第1章についてまとめ、復習する。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
分子構造
ルイス構造、オクテット則
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
分子構造
共鳴、VSEPRモデル
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
原子価結合理論
水素分子、等核二原子分子、多原子分子、混成軌道
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
分子軌道理論
等核二原子分子、異核二原子分子の分子軌道エネルギー準位図
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
分子軌道理論
結合特性、計算的手法
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
構造と結合特性
固体の構造
結合長と結合の強さ、結合エンタルピー
結晶系、格子定数、最密充填構造
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
金属と合金の構造
ポリタイプ、最密充填でない構造、金属の多形、合金と間隙
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
期末試験
授業で学んだ内容についての理解度を評価する。
追試の有無については連絡する。
第16回
総括
理解度の低い箇所について、総復習する。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 10% D: --%
成績評価法
筆記テスト90%、小テスト10%
欠格条件:欠席3回
教科書にかかわる情報
教科書
書名
シュライバー・アトキンス無機化学(上)第6版
ISBN
9784807908981
著者名
M. Weller [ほか] 著 ; 田中勝久 [ほか] 訳
出版社
東京化学同人
出版年
2016
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
教科書は各自で必ず準備して下さい。前期に開講される化学概論あるいは有機化学Iを受講し、電子配置や原子軌道については理解していることを前提にして、教科書に沿って進めていきます。毎回宿題を課し、章末の練習問題も宿題とします。宿題は、Moodle上で提出していただきます。
キーワード
無機化学、無機化合物、原子、分子、化学結合
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
無機化学II、無機化学III
履修条件
化学科以外の学生の受講に当たっては、前期に開講される化学概論あるいは有機化学Iを受講し、電子配置や原子軌道について理解していることが必要です。
連絡先
理学部1号館4階442号室 内線(5763)
E-mail: yamazaki@ (@以下には yamaguchi-u.ac.jp を追加してください)
オフィスアワー
質問があれば、授業終了後の空き時間に直接お尋ねください。
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