タイトル

開講年度 開講学部等
2025 理学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月7~8 講義 8.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1042300008 化学英語及び演習Ⅰ[Practical Chemical English Ⅰ] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
村藤 俊宏[MURAFUJI Toshihiro]
担当教員[ローマ字表記]
村藤 俊宏 [MURAFUJI Toshihiro]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
化学の基幹4分野である物理化学、有機化学、無機化学、分析化学に関する英文を読み、これまで体系的に学んで得た各分野の知識を活かして英文の内容を正確に理解し(CP1)、的確に和訳できる能力を養う。また、化学英語特有の表現に慣れ、化学的な内容を簡単な英文で表現できるようになることを目指す。さらに、将来、化学の国際学会などでの交流やプレゼンテーションに向け、化学英語の基礎能力や語彙力を身につける(DP2-1)。自然現象が生じる理由についての仮説提起を行い、その妥当性を理由とともに説明する論理的思考力を身につける(DP2-4)。自然科学の課題に対し、その課題を解決するための問題点を発見し、必要な情報を自ら収集・分析・整理することで、問題解決力を身につける(DP2-5)。
授業の到達目標
化学の英語論文を読みこなすために必要な専門用語の英単語や英語表現の修得する。また、化学の英文を読み、適確に和訳して説明するためのプレゼンテーション能力やコミュニケーション・スキルを身に付ける(DP2-1)。自然現象が生じる理由についての仮説提起を行い、その妥当性を理由とともに説明する論理的思考力を身につける(DP2-4)。自然科学の課題に対し、その課題を解決するための問題点を発見し、必要な情報を自ら収集・分析・整理することで、問題解決力を身につける(DP2-5)。

知識・理解の観点 専門用語の英単語や化学英語固有の表現を身につける。また、化学の基幹4分野である物理化学、有機化学、無機化学、分析化学に関する英文の内容を体系的に理解できる。
思考・判断の観点 英文を訳して、書かれている化学的内容が理解できるようになる。さらに、英文で書かれた化学に関わる現象が生じる理由について、論理的に考え、その妥当性を理由とともに説明できるようになる(DP2-4)。自然科学の課題に対し、その課題を解決するための問題点を発見し、必要な情報を自ら収集・分析・整理することで、問題解決力を身につける(DP2-5)。
関心・意欲の観点 英語で書かれた化学の読み物、英語で書かれた学術的資料や文献に興味を持つ。
態度の観点 講義に使用する英文に目を通し、化学的内容と対応できるようにしておく。
技能・表現の観点 実験項を簡単な英文で書くことができるようになる(DP2-1)。
その他の観点 英文資料に目を通してキーワードを見つけることで、記載されている内容の全体像を大まかに捉えることができる。
授業計画
【全体】
電子の軌道、電気陰性度や分子構造など、化学に共通の基本事項に関して書かれた長文をプリントとして配布し、演習形式で訳す。英語の勉強だけでなく、1年時に習得した無機化学Iと有機化学Iの内容の復習をこの講義で兼ねることにより、化学基礎の理解を一層深める。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 共有結合(波動方程式) 原子軌道と波動関数 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第2回 分子軌道の概念 結合性軌道と反結合性軌道:
水素分子を例に
授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第3回 混成軌道(sp軌道とsp2軌道) 塩化水銀と三フッ化ホウ素:化学結合の成り立ち 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第4回 混成軌道(sp3軌道) メタンの構造 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第5回 多重結合 エチレンとアセチレンの構造 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第6回 光電子スペクトル メタンと窒素分子を例に 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第7回 分子の電子構造 ルイス構造式の書き方 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第8回 中間まとめ 理解度確認試験(持ち込み不可) 解き直し学習(2時間以上)
第9回 双極子モーメント 有機化合物の分極 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第10回 電気陰性度 ポーリングの提案 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第11回 誘起効果と電場効果 シグマ結合による置換基の電子効果と置換基間の空間的な相互作用 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第12回 共鳴効果 π結合の分極 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第13回 結合距離 様々な原子間の結合 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第14回 結合角 混成軌道と結合角の関連性 授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第15回 結合エネルギー
非局在化された結合(有機分子)
エタンの生成熱
ベンゼンやブタジエンの炭素ー炭素結合とHMO法
授業中に指示した学習(学習時間の目安:2時間以上)
第16回 期末まとめ 理解度確認試験(持ち込み不可) 解き直し学習(2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 80% D: --%
成績評価法
中間試験と期末試験の両方を併せて総合評価します。
中間試験(50%)、期末試験(50%)
教科書にかかわる情報
備考
プリントを配付します。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
無機化学Iと有機化学Iの内容を必ず理解しておいて下さい。辞書で英単語の意味をよく調べておいて下さい。
キーワード
化学英語
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
無機化学I、有機化学I
履修条件
連絡先
総合研究棟6階、601号室(東)murafuji@"yamaguchi-u.ac.jp" (” ”を取る)
オフィスアワー
随時

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