タイトル

開講年度 開講学部等
2025 理学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月3~4 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1042400002 基礎生物学Ⅰ 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
堀 学[HORI Manabu]
担当教員[ローマ字表記]
堀 学 [HORI Manabu]
特定科目区分   対象学生 生物学科学生対象 対象年次 1~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
現代生物学では,分子から生物を理解しようとしている。そのため生物を構成する分子を理解することは生物学を学ぶ上で必須である。生物を分子の高次な集合体としてとらえ,生物を構成する分子を構造から理解することを目標とする。そのため,人体のしくみ,細胞構造,タンパク質の構造と機能,糖質の構造と機能,脂質の構造と機能,核酸の構造と機能,酵素の性質と機能について解説する。また,企業の技術研究所で勤務経験のある教員が,研究開発の基本的な考え方や製品化の考え方についても講義する。
授業の到達目標
すべての生命現象は化学反応の総和である。生体内を構成する様々な分子の性質や機能を理解し,生命現象を分子レベルで認識し考察できる能力を身につけることを目標とする
授業計画
【全体】
すべての生命現象は化学反応の総和である。生体内の複雑で多様な生命現象も,様々な分子が互いに影響し,協同することで成り立っている。生体を構成する分子(有機物)の性質や機能を理解することを目標とする。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 基礎生物学Iの概要 授業内容の概略を説明し,自宅での学習法などを説明する Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第2回 生物とは何か 生物の定義,種の定義,性の定義とその意味について学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第3回 生物の構成単位-細胞- 細胞の構成について,生物による違いやオルガネラの機能について学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第4回 有機物 1 -糖- 糖の種類や構造,機能について学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第5回 有機物 2 -脂質- 脂質の種類や構造,機能について学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第6回 有機物 3 -タンパク質- アミノ酸,タンパク質の構造や性質,機能について学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第7回 有機物 4 -核酸- DNA, RNAの構造や性質,機能について学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第8回 遺伝子の発現 遺伝子の構造と遺伝子発現のしくみについて学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第9回 中間まとめ(理解度確認試験) 理解度確認試験を行い,その解説を行う Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第10回 代謝 生体で起こる化学反応について,特に酵素の性質や働きを中心に学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第11回 恒常性 体の中の状態を一定に保つ仕組みについて,酸塩基平衡や浸透圧調節の仕組みについて学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第12回 免疫 生体の防御機構である自然免疫と獲得免疫について学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第13回 ゲノム ゲノムと遺伝子の関係,ゲノム進化がもたらした生物の多様性,複雑化について学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第14回 染色体 相同組換えの仕組みと性決定の仕組みについて学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第15回 バイオテクノロジー バイオテクノロジーとは何か,人類にどのような貢献をするのかを学ぶ Moodle上の資料を活用して予習 (2時間),授業後の復習(2時間)
第16回 総括 総括 理解度テスト 復習
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
中間試験(30%),期末試験(70%)によって評価する。
出席は欠格条件とし、5 回以上の欠席は欠格とします。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 キャンベル生物学 ISBN 9784621302767
著者名 池内昌彦ら 監訳 出版社 丸善出版 出版年
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 大学版生物学の教科書 1-5 ISBN 9784062576727
著者名 D.サダヴァ 出版社 講談社 出版年
備考
メッセージ
キーワード
細胞,有機物,代謝
実務家教員:堀 学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
基礎生物学 II
履修条件
連絡先
理学部3号館 109号室 mhori@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時

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