開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
月1~2
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1042400012
動物生理学[Animal Physiology]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
山中 明[YAMANAKA Akira]
ー
担当教員[ローマ字表記]
山中 明 [YAMANAKA Akira]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
対象年次
2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
動物は陸上、水中、寒冷地など、いろいろな環境に適応して生活している。その適応には、呼吸、循環、体温調節、エネルギー代謝など多くの生理機能が関わっている。本講義では、これら動物が持つ普遍的な生理機能を解説していく。なお、民間企業において研究経験のある教員が、実務経験を活かして生活環境への関わりも一部触れながら講義する。
授業の到達目標
環境に対する動物の反応は、神経系、内分泌系、筋肉系などの器官系が協調して働くことによって調節制御されており、その結果、個体の生命活動が維持されているということを体系的に理解する。
授業計画
【全体】
講義は、1.呼吸と体液、2.循環器系、3.エネルギー代謝、4.温度調節、5.水
分・塩分調節、6.内分泌調節、神経等の項目について解説していく。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
生理学の一般概説と呼吸における酸素と二酸化炭素の特性について
動物生理学で講義する内容の概説および生理学的な観点から見た酸素と二酸化炭素。
高校レベルの生物の恒常性の維持について授業開始前までに復習しておくこと。次回の授業項目を参考書等で予習しておくこと(学習の目安:4時間以上)
第2回
呼吸について
鰓の構造・特性、気管の構造・特性
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
呼吸の調節について
肺・気嚢の構造・特性、肺の構造・特性
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
ほ乳類の呼吸の調節機構について
呼吸の自律神経調節機構
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
循環と心臓について
酸素運搬・二酸化炭素運搬と特性・各動物門による心臓の構造と特・
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
血管系と循環調節について
開放および閉鎖体液循環系の特性
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
浸透圧調節について
浸透圧調節と排出器官の多様性
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
哺乳類の腎臓について
腎臓の構造・尿生成に関する調節機構
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
各種動物門の摂食吸収および消化系の特徴について
摂食方法・摂食器の多様性・栄養素の消化と吸収、消化系機能の調節
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
消化器官(唾液腺・胃・膵臓)について
各消化器官の構造・特性および神経内分泌調節機構
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
消化器官(肝臓・胆嚢・小腸・大腸)について
消化系機能の調節機構
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
体温調節について
一般概論、生理的変動、体熱の産生、熱放散、体温調節機構、温度適応
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
免疫系について
自然免疫
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
動物の防御系について
魚類・両生類の防御系
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
生活環境への適応について
アレルギー・自律神経系
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
第16回
期末試験
本講義内容に関する筆記試験
講義の振り返り
(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テストで評価します。
学期末の筆記テスト 100%
教科書にかかわる情報
備考
適宜、資料等を提示する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
Animal Physiology:Adaputation and Environment 5th edition
ISBN
0521570980
著者名
K.Schmidt-Nielsen
出版社
Cambridge University Press
出版年
1997
参考書
書名
動物生理学 環境への適応 原著第5版
ISBN
9784130602181
著者名
クヌート・シュミット=ニールセン
出版社
東京大学出版会
出版年
2007
参考書
書名
動物生理学
ISBN
4254460244
著者名
菅野富夫・田谷一善
出版社
朝倉書店
出版年
2003
参考書
書名
やさしい自律神経生理学 : 命を支える仕組み = Physiology of autonomic nervous system
ISBN
9784498228443
著者名
鈴木郁子編著
出版社
中外医学社
出版年
2015
参考書
書名
回遊・渡り : 巡
ISBN
9784785351199
著者名
安東宏徳, 浦野明央共編
出版社
裳華房
出版年
2016
備考
メッセージ
キーワード
実務家教員:山中 明
動物、呼吸、血液、循環、エネルギー代謝、体温調節、内分泌調節
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
昆虫生理学、環境生物学、動物行動学
履修条件
連絡先
※修学支援システムのメッセージで連絡してください
山中 明:yamanaka[at]yamaguchi-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えてメールをしてください。
オフィスアワー
随時。ただし、曜日・時間帯によっては、対応できない場合もあります。
※授業後に、学生は担当教員と連絡をとり、日時を決めることが望ましい。
オフィス:総合研究棟5階506西
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